瑞浪をさわやかにあるいて、300年の歴史をしっかりと味わう
散歩が趣味です。歩くのはタダ、それがいいですね。しかし、近所の同じところを歩くのは、さすがにもういいかな、という気持ちになります。もちろん、かたときと同じ状態というのはない、同じ場所もその時々で必ず変化がある、だから、その小さな変化を楽しんで歩く楽しみというのもあります。
むかし、サーフィンをやっていたときに、サーフィンを教えてくれたサーフショップの人が「同じ波は二度とやってこない、今来た波に全力でとらえるようにしなくてはならない」と格言めいたことを言っていたのを思い出します。
わかりにくいかもしれませんが、とにかく、同じに見えるものでも、じつは同じではない、ということをいいたいだけです。
やっぱり、いつものところを歩くより、ちよっとした旅っぽい気分になれる知らない街を歩きたいものです。
瑞浪市を歩いてきました。JR東海主催の「さわやかウォーキング」の企画に参加です。
「瑞浪によおきなぁた。 農業祭と300年余の歴史ある酒蔵めぐり」というタイトル。もしかしたら、うまい日本酒をタダでいただけるかもしれない、ということで、われらが蒲郡市から東海道線と中央線を乗り継いで1時間50分の長旅、いってきました。
のどかなよいまちです。蒲郡もたいがいのどかですが、瑞浪も負けてないですね。瑞浪には「瑞浪ボーノポーク」という地豚がいるようで、とてもうまいとのことです。こちらも味わうことも目的です。
昔、30年以上前ですかね、免許をとった友人が買ったばかりのクルマ、ハイラックスサーフで中津川へ男ばかりでドライブに連れて行ってくれました。その途中で立ち寄ったのが瑞浪市です。「るるぶドライブ」のような観光雑誌を手掛かりに走っていきました。その中に瑞浪市のかつどん「あんかけかつどん」というものが紹介されており、それを求めて立ち寄ったのです。それは、あんかけに絡んだトンカツが飯と合う絶品でした。若い体にしっくりとくるうまさでした。
ということで、瑞浪は思い出の街の一つです。
瑞浪駅を出て商店街へ向かっていくと、なんと!まだそのかつ丼のお店がありました。あとで寄ってみたいと思います。
途中で農業祭をやっていて、そこにボーノポークの調理されたものが販売されていました。よし、と一つ購入。うまい日本酒のアテにしてやろうという下心があります。
由緒正しいお寺にほ立ち寄りました「櫻堂薬師」というお寺です。普段は入れない本堂の中に入って鎌倉時代からつたわる素晴らしい12神将や四天王の木造を眺めることができました。総門の仁王像がとても印象的で運慶の者とはちがう迫力を感じました。
そして、300年続く酒蔵。素晴らしいつくりです。コロナ前5年くらい前に来たことがあるのですが、まったくそのころの面影がないくらいきれいな建物になっていました。
その時は、蔵開きで訪れたのですが、たまたま、となりにいた団体で一緒に飲んでいた女性がトイレに行くと言って戻ってきませんでした。トイレの中で日本酒が回ったようで立ち上がれなくなっていたようです。救急車が呼ばれ JAの総合病院へ運ばれました。自分はそこで、その蔵開きのほんの30分ほど一緒にいただけのなのですが、その女性の手荷物を救急車にもっていっただけなのですが、なんだかわからず一緒に救急車に乗せられ泥酔から起きるまで病院の待合で待つことになったというおもいでもあります。こちらもしこたま酔っぱらっていたので、まるでよく知っている友人のような態度で接してしまいました。元気かな?名前も覚えていないのですが。
その酒蔵、なんと5種類の試飲が飲み放題でおいてありました。いやいや、太っ腹です。JRさんがあとで負担してくれるのかな。
とにかくたのしみました。ボーノポークも絶品でした。
お土産に4合瓶を買って帰りました。来年も来るぞ!また無料飲み方だといいな。