(17)片側顔面痙攣_入院5日目(手術から3日後)頭の包帯が取れて…
入院中、1番幸せを感じたのはこの日です。
日曜日だったので先生は不在でしたが、前日に指示をしてくれていたようで、看護師さんが包帯とガーゼを取ってくれました。
外した瞬間、天国のようです。
これまで包帯がきつくて、頭痛なのか、締め付けによる痛みなのか、頭皮の感覚がないこともあり訳の分からない辛さでした。孫悟空状態です。
特に手術直後はかなりきつく巻かれるので、眉間に皺がよっていたし、垂れ目+一重になって全然違う顔になっていました。包帯と同時にガーゼなど全て無くなって「病人感」も大幅に減り、一気に回復したような気持ちです。
驚くことに、外した直後から洗髪OKです。看護師さんによると、傷口には手術後に消毒液が塗られているそうで、独特のにおいがしていました。これを早く洗い流したかった…
看護師さんから洗髪時の注意を受けます。
・傷口は手のひらや指の腹で優しく洗う
・濡れたままにしない、しっかり乾かす
・ステイプラー(ホチキス)が熱を持ってしまうので、ドライヤーの熱風を当て続けない
↑焼肉の網を連想…笑
どうしても不安で、しみたりしないのか聞いてみましたが「くっついてるので大丈夫」とのこと。手術から数日なのに、再生力ってすごい。
(なお抗生剤の点滴も終わり、痛み止めや吐き気止めも内服薬で良さそう、ということで点滴針も同時に取れました。こちらも嬉しい!)
洗髪、ドライヤー後に看護師さんが傷口をチェックしてくれるとのことで、とっても安心です。
とはいえ、シャワーを初めて当てるときはドキドキしました。
繰り返しですが頭皮の感覚がないので洗う際も力加減が難しく、やたらと時間をかけてしまいました。
(ちなみに入院にあたり髪は切らなくて良い、傷が髪で隠せた方が良いと案内されていましたが、髪がなかなか洗えないかもしれないと思い、入院前にロングヘアをショートボブにカットしました。
そのため、髪が乾かしやすく本当に楽でした。美容院で「傷は隠れるけど、スタイリングしやすい楽な髪型」とリクエストしていたのですが、その通りになり美容師さんにも感謝です。)
ドライヤー後、看護師さんに見せると「もう少し乾かしましょう」とのこと。確かに、ドライヤーを当てるのが怖くて完全に乾燥していませんでした。この辺りの感覚が分かって良かったです。
洗髪やドライヤーを終え改めて鏡を見ると、手術翌日はひどい土気色だった自分の顔がすっかり元気になっていました。
笑顔を作ると、眉毛も目も口も、左右同じです。痙攣も引き攣れもありません。
あんなに辛く感じていた症状が魔法のように無くなって、改めて感動。自分の顔を見て、「良かったね。今までよく頑張ったね!」という気持ちになりました。
痙攣については「術後すぐ消えるが再発し、また徐々に消えていく」という例もあると事前説明で聞いていたので、また出てくるかもな…とは覚悟していました。でも「先生がしっかり手術してくれたから、出てきても絶対消える!再発しても気にしない!」と思えました。
この後、治った実感やこれまでの辛さ、先生への感謝の思いが込み上げて来て、夕食の時などに何度も涙が出てきました。あまりの感動で情緒不安定です。笑
その後は傷口付近でズキッと刺すような痛みは頻繁にありましたが、包帯が取れたことで気持ちは穏やか。内服の痛み止めを活用しながら過ごしました。
参考)傷口についてはこちらにまとめています。※閲覧注意