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(14)片側顔面痙攣_入院2日目(手術日)⑤ 手術当日に歩いて…

④の続きです。

※全身麻酔明けのため、看護師さんがかけてくれた言葉や時系列の記憶が若干あいまいです。間違いがあったらごめんなさい。

手術室から部屋に戻って数時間後、看護師さんが「起き上がってお水飲んでみますか?」と声をかけてくれました。「えっもういいの?」と思いましたがどうにか起き上がって、テーブルの上の水を飲みました。

起きたり寝たりすると、傷が破けるのではないかと気が気ではありませんでしたが、ステープラーで止まっているし、包帯もかなりきつく巻いてあるので大丈夫なようです。

ただ、起き上がると目眩のような、気持ちの悪さがありました。寝ている時は結構元気だったのに…

その後しばらくしてまた看護師さんから「立ち上がってトイレに行ってみますか?」といわれギョッとしました。「かわいい顔をしてなんてスパルタなんだ…」と思いつつ「(まだ心の準備ができてないので)もう少しお時間いただいてもいいですか?」とやっとの思いで答えました。

確かに、事前に書類で貰っていた患者用パス(日付とその日のタスク、術後各日の達成目標などが書いてある)には手術当日に身体を起こして飲み物を飲んだり、状態が良ければ看護師さんサポートのもと尿カテーテルを取り、トイレにも自力で行けると書いてありました。

しかし、「いくらなんでも当日は無理でしょ…体育会系の普段から元気いっぱいな人くらいでしょ。私は無理だろうな。」と思っていたのです。

時間をくれと伝えたので、きっと明日だろうな〜と思っていると1時間くらい?で看護師さんがまた「トイレ行きますか?」と戻ってきてしまいました。それも特に「体調が良ければ…」とか「無理のない範囲で…」という感じではなく、ニコニコと、さも当然のことであるかのようにさらっと言っていました。

えーっ、ホントに?かわいい顔をしてものすごいスパルタだ…とまた同じことを思いつつ、看護師さんの言うことだから大丈夫と自分に言い聞かせ、行くことにしました。

早期離床した方が良いという方針があるのでしょうか。

看護師さんの至れり尽くせりなフォローのもと、無事カテーテルなどを外す処置が済んでベッドに戻りました。

⑥に続きます。


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