(14)片側顔面痙攣_入院2日目(手術日)④手術直後から痙攣消失&顔が戻ってきた…!
③の続きです。
全身麻酔から覚めた時の記憶はほとんどあやふやですが、名前を呼ばれて起きたような気がします。
「はい」とリアクションすると、手をグーパーできますか、足は動かせますか、みたいなことを聞かれて動作しました。その瞬間、手術室がものすごく寒くて手術台の上で身体がガタガタ震えてしまい、寒い!と思いました。これがシバリングでしょうか?
その後はなんとなくストレッチャーで運ばれて、お部屋に戻ってきたような記憶があります(三井記念病院の場合、術後はICUに入らず病室に戻ります)。ストレッチャーで運ばれる途中でエレベーターの段差にガタッとした気がしますが、あいまいです。
ふたたび目覚めると、自分のベッドで横たわっていました。手術開始から4時間後の13時ごろです。
暫く顔を意識してみると、魔法のように顔の痙攣や引き攣れが無くなっています。元々痙攣なんて起こっていなかったかのようです。
「顔が戻ってきた…!」と感動しました。
手術後すぐに痙攣が消えてそのまま出ない人だけでなく、手術直後は痙攣が消えるがその後再び出て徐々に消えていくパターンなどもあるので、また痙攣が出てくる可能性もあります。
でも、この手術後の瞬間、痙攣がないことが本当に嬉しかったです。
枕元では酸素マスクのタンクがコポコポと音を立て、脚には血栓防止のフットポンプがついています。
頭には強く包帯が巻かれ、身体には点滴や尿道カテーテル、心拍数か何かを測る小さな機械とコードがついていました。
さっきは寒くてガタガタ震えていたのに、通常の掛け布団に加えてカラッと乾いたタオルケットも内側にかけてもらっていました。このタオルケットが、暖かくて肌あたりが良くて、本当に気持ち良く感じたな…
先生もやってきて「無事成功しましたので。旦那さんにも電話しておきましたから。」と声をかけてくださいました。夫によると、13時前には電話が来たそうです。9時から手術開始で4時間以内に終了ということですね。
その後、デイルームから手術室へ付き添ってくれた看護師さんが、寝たままでも手が届くテーブルにナースコールや買っておいたペットボトルの水、iPhoneなどを置いてくれました。
目覚めた瞬間、まぁ怠いけど激しい頭痛や吐き気もないし、元気!やった〜!もしかして私、副作用少ないタイプ?と思いました。そこからしばらくの間、元気(頭切ってるから元気ではないけど…)。
またコロナのため、手術後に家族が手術室の外で待っている…なんてことはなく、ベッドで1人静かな状態です。
家族に様子を送って安心させようと、普段はほぼしない自撮り(元気演出のためピースサインつき)を寝たまましたり、心配してLINEをくれていた親友にスタンプだけ送ったりしていました。後から考えると、手術直後に呑気なものです。
恐らく17時ごろ、付き添いをしてくれた看護師さんがまた来て「私は多分明後日くらいにまた出勤だから、元気な状態でまた会いましょうね〜!」と退勤間際でお忙しい中、声をかけてくれました。嬉しかったな…
⑤に続きます。