エスパルス戦術同好会 in TheSIX

こんにちは。今回はエスパルスの戦術ブロガーさんとスポーツバーで試合を観戦しながら語ってきましたので、その時の様子を書いていきます。(試合内容は各自が書くでしょうからここではあまり触れませんので)

今回お邪魔したお店は

エスパルスのオフィシャルパートナーである(株)エス・トラストが運営するTHE SIXさん。サポーターだけでなくクラブスタッフの送別会や、スタジアムDJの克馬さんを呼んでの試合観戦などの企画も行われるエスパルスの為のお店と言っても過言ではないスポーツバーです。(もちろん普通に飲食したりパーティーにも使えます)

そんな場所で戦術ブロガーさんと観戦したいと思い呟いてみたところ

2人のエスパルスの戦術ブロガーさんが話に乗ってくれました。最近ベガルタやマリノスの戦術ブロガーさん達が集まって話をしている記事を見てたりするだろうから、多分参加してくれるだろうなと思ってましたが案の定。速攻で日時を決めて予約を入れました(笑)。


ということで今回参加してくれたのがこちらの2人。

まずはhirotaさん。もう長く戦術系ブログを書いていて他のチームの戦術系ブロガーさんとも親しく、客観的でチームの意図を考えた分析をしてくれます。

もう1人がゆぅちゅんさん。

今シーズンからレビューを書いてくれてます。記事が出るまでの時間も早く、時系列に沿って試合を分析しており、頭の中で試合を思い出しながら読む事ができます。プレビューも書いてます。また将来は違う形での発信も視野に入れているそうです。


試合の少し前には2人からDMがきてhirotaさんからは自身が試合を見て書いたフロンターレの予習ができる記事、そしてゆぅちゅんさんからは「当日戦術ボード持っていきますか?」の言葉。(ゆぅちゅんさんが持ってきてくれる事に)

さすがこちらの期待以上の行動をしてくれます。自分は最近エスパルスの試合ですらじっくり観れてないのですが、何の知識も持たずに行くわけにもいかず、最低限としてhirotaさんのを参考にしながら川崎の前節の試合を観て参加しました。


試合当日

当日は19時キックオフだったので、その前に話をしたいこともあり18時集合。

10分前くらいに到着して店に入ったところでhirotaさんと合流。初対面(実際はhirotaさんは2015年のホーム町田戦で子供に振り回されながら観戦している僕を見ているんですが)なので「あ、そうですよね」「そうです、どうも」みたいなぎこちない感じで店の中へ。

店内はオレンジと黒を基調にしたスタイリッシュな雰囲気にエスパルスの選手のユニやサイン入りの椅子。顔には出しませんでしたが否が応でもテンションは上がります。

モニターから2列目というとても見やすい席でした。やはりこの日も満席という事で、早めに予約を取っておいて良かったです。

ビールの売り上げの一部がエスパルスに寄贈されることと、ユニフォームの形をしたコースターのガチャが付いてることもあり、当然ながら2人ともオレンジビールを注文。


ゆうちゅんさんは30分ほど遅れるということで2人で乾杯。

「札幌戦どう思います?」から始まって戦術ブログを書き始めた理由など話をしましたが、印象に残っているのはhirotaさんが参加したJリーグのコーチを招いての分析講座の話で「戦術ブログ書いている人も現場でやっている人も分析の手法としては基本的に同じ。両チームのフォーメーションの噛み合わせ、4局面など見ている所はほとんど変わらない」と言っていた事。(もちろん現場の人はその分析をどう試合で活かすか、選手に伝えるかといった事が出てくるわけですけどね)

なんて話をしていたらゆぅちゅんさんが到着。しっかりとユニフォームでの参戦です。(僕とhirotaさんはその性格上タオマフだけ)

(食べかけが見苦しい為モザイク) 

3人揃ったところで改めて乾杯。上でも書いたようにゆぅちゅんさんは今年から分析ブログを始めていますが、そのきっかけは戸田和幸さんがワールドカップの試合分析を動画でやっていたのを見て自分もやってみたいと思ったとのこと。そしてそのうち同じように動画配信で分析をやっていきたいとのことでした。

自分は試合前までは気付いてなかったのですが、この川崎戦の解説は偶然にもその戸田さん。しかもプレビューとレビューも動画であげてくれるというおまけつきでした。

一通り話を聞いたところで戦術ボードが登場。もちろん店内で他にそんなものを出してるお客さんはいないわけですが、ここは強い気持ちでテーブルに。

それぞれ予習はしてきており、やはりポイントは川崎のビルドアップからの攻撃とそれに対する清水の守り方。戦術ボードがあると話をしていても分かり易いです。

前半

話をしているうちにいよいよキックオフ。戦術ブロガー3人で試合を観ながらどんなトークが展開されるのか。

・・・

・・・

・・・

誰も喋んねぇ!!( ゚Д゚)

CKの流れから松原の決定機があってさすがにそこではリアクションがあったんですがそこからはしばらく無言・・・。

そりゃそうなんですよね、さっき書いたようにポイントは川崎のビルトアップとそれに対するエスパルスの守備(特に1列目と2列目の動き)。全員まずそこがどうなってるか必死で見てるわけです、喋る余裕なんてありません。

そのうちhirotaさんがこんな感じかなとボードを使うものの会話は少なく、そうこうしているうちに川崎が先制。これには3人とも「はぁ・・・」とため息。

その後はカウンターを受けつつ守れているもののエスパルスの方も大きなチャンスは無し。やはり会話もあまり無し。しかし前半30分、ドウグラスがFKから同点ゴール!!店内も息を吹き返します・・・がこのテーブルは半分苦笑い。

もちろん嬉しいんですが、なんせズレたパスを収めて囲まれたのにファウル貰って自分でFK決めた完全にドウグラス1人のゴール。いや、いいんですよ、今のエスパルスは如何にドウグラスに点を獲らせるかのチーム、文句はありません。むしろサッカーはこういった得点の方が多いかも、3人とも分かってるんです。分かってはいるんですが・・・なにはともあれ追いついて良かったと一安心。

そして前半終了。ハーフタイムにはエスパルスの守備の仕方を少しおさらい。

最初はエスパルス2トップがCBへ、そのうち2トップは構えてSHが前へなんて話をしました。

後半

後半開始から15分間は川崎が押し込む展開。エスパルスはゴール前に釘付けにされ、河井だけでなくドウグラスも守備に戻ってこの時間を耐えます。こちらも黙って状況を見守ります。

61分にようやく流れが切れて金子が交代で入ります。この辺りでは「慶太の体力的な交代ですかね」としか会話の記憶がありません。

そして65分、谷口から守田へのパスをヘナトかカット。「きた!!」と声は出していませんが、エスパルスが一番狙っている形ですのでこの瞬間のテーブルの反応は速かった(気がする)。

ヘナトのゴール。盛り上がる店内。僕らのテーブルも1点目とは違って素直に喜びます。(なお隣のテーブルのおじさんが他のテーブルのお姉ちゃんにハイタッチに向かうのとは対照的に、同じテーブル内でもできないのは性格の問題)さすがヘナトと思いつつも「谷口なんであそこにパス出したんだろう」の感想。

リードしたエスパルスは河井に代えて鎌田。僕は金子を1列上げて鎌田SHかなと思いましたが、2人は「5バックですかね」・・・そうですよね、状況見てたら普通5バックですよね。なんて思ってたら小林悠のゴールが。せっかく5バックにしたのに.....

5バックに関しては、失点シーンは別として5枚にしたのにサイドを全然封鎖できてなくてクロス上げられ過ぎ!!という話が出てました。

そして試合終了。前節の事があった為、多少のもったいなさを感じつつ3人ともとりあえずホッとしたという感じ。少なくとも負けなくて良かったというのは本音だったと思います。

レビュー?

さて試合後ですが残った時間を使って戦術ボードを使って振り返りをがっつり・・・なんて事はなく再び試合の映像が流れるモニターを見ながらそれぞれが思った事をなんとなく言葉に。

戦術的に試合を観るといっても基本的に生中継の場合だと7割くらいは応援モードです。有名戦術ブロガーさんだと1回だけ見て分析記事を書く人もいますが、この3人は少なくとも2~3回は見直して書いてます。そう考えるとリアルタイムで状況を見ながら手を打ってる監督やコーチってのはやっぱり凄いんですよね。(もちろん上手くいかない時もありますが)

なのでこの時間もはっきりしたものではなく、「SHの戻りが遅いよね」とか「特に中盤の選手は守備時の縦への動きはあるけどスライドとか曖昧っぽい」とか「川崎はもっとL・ダミアン使ってればよかったと思う」とか「5バックにしたのにクロス上げられ過ぎ」とか話をしました。

ただ翌日アップされてた戸田さんのレビューとほぼ同じような感想をもってたかなと。まあ翌日にこのクオリティーで動画上げるなんてできませんが・・・。

というわけで途中からは今シーズンから記事を書き始めたゆぅちゅんさんに「こうやったらいいよ」とかのアドバイス(後からこれウザいおっさんのトークだと少し反省しましたが...)したりして時間もだいぶ経ったのでお開きに。

ちょっと思ったのが今回は初めての集まりで色々話す事もありましたが、試合の分析を語る事をメインもってくるなら試合後の時間を多く取るのがいいかなと思いました。先程書いたようにリアルタイムでの分析は難易度が高いですが、例えばTHE SIXさんでしたらフリーWi-Fiも入るので、スマホやタブレットで場面を戻しながらじっくり話ができます。

それでも同じ見方をする人と一緒に試合を観るのは時間が過ぎるのもあっという間で本当に楽しかったです。もちろんエスパルスを応援しているという事もありますが、試合を観て「あーだこーだ」と戦術的な話をするのは普段ではほぼないので(試合中あまり喋っていなかったけど)、はっきり言って最高でした。是非また集まれたらと思います。



最後に今回は3人が集まりましたが、他にもエスパルスの戦術ブロガーさんがいるので勝手に紹介しておきます。

まずは猫煮小判さん。図を使って分かり易く、エスパルスだけでなく他のチームの事も書いており、最近ではテーマに沿って深堀りされた記事を書いています。

そしてspulse39さん。39さんも今シーズンから記事を書かれて、やはり図を使って試合の問題点やその改善方法を詳しく書かれてます。そして記事がアップされるのが早い!

他にもエスパルスの分析記事を書いている人はいると思いますが、自分がよく見ている人を紹介しました。今回参加してくれた2人も含めて、エスパルスの戦術に興味がある人は是非彼らの記事を読んでもらえたらと思います。

では思ってたより長くなってしまいましたが、今回はこの辺で。









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