J2第1節 藤枝vs長崎 (藤枝の攻撃のやり方)
こんばんは。今シーズンは藤枝MYFCに注目して分析していきたいと思います。(エスパルスについては分析同好会の誰かが書くでしょう)
去年はシーズン当初は松原監督に注目してグルージャについて書いていましたが、個人的に別のことで忙しくもなってしまい、数試合だけしか書いていませんでしたが(しかも監督途中で変わってるし…)、そのようにならないように頑張ります。
試合全体をレビューすると長くなるので、今回は藤枝の攻撃のやり方を見ていきます。
ではまずは両チームのフォーメーションです
藤枝が3421、長崎が433です。これは攻撃時の形で、守備の時はお互い442でセットしていました。
基本的に藤枝は最終ラインからボールを繋いで組み立てていくスタイルで、ボールを持った時は
相手前線の守備が2枚の時はこのようにGKがビルドアップに参加して右CBが上がって後ろ3人になります。そしてSHは高い位置を取ります。
ちなみに相手が3枚出してくる時は
右のCBが下がって4枚にして数的優位を確保します。長崎は基本前2枚で来ていたので最初に出した後ろ3枚でビルドアップスタートが多かったです。この形になると
藤枝の前線が5枚になっていることもあり、GKも含めた数的優位で藤枝の選手が余る事が多い形になります。この中でボランチの2人が動いてスペースでボールを受けて相手のプレスを回避して前を向くことができていました。
そしてそこからの狙いは中央突破。簡単なイメージですが
CFやシャドーの選手が中央で受けてそこからコンビネーションで中央から崩そうとするシーンが多かったです。一番上手くいったのは前半12分のシーンで
先ほどの形でGKから繋いで長崎のプレスを突破します。そして一旦相手陣内に押し込んだところから
後ろ3枚とボランチで繋いで降りてきた矢村が受けて、シャドーの中川が相手SBとCBの間を走ってPAの深い位置でパスをもらいゴール前に折り返します。
ゴール前に入ってきた朝倉のシュートは惜しくもポストでしたが、ビルドアップから崩しまでほぼ完璧なシーンでした。
他にも空いた右CBに展開してからチャンスを作るなど狙った形を作れていました。
試合では藤枝がこのように良い形を見せたのは前半7分から25分くらいまでだったでしょうか。その理由はありますが、今回は割愛します。
とりあえずまだ1試合しか見てませんが、この試合に関しては今見てきたように
後ろで数的優位を作ってボランチが動いてパスを引き出す。SHは前に出てサイドに張って相手をピン止め(またゴール前では最後にそこに侵入してくるのがSHの役割になると思います)、中央でCFとシャドーが動いてパスを受けてコンビネーションで崩すが藤枝のやり方かと思います。
また次の試合がどうなるか楽しみに見ていきたいと思います。
では今回はこの辺で、読んでいただき有難うございました。