エスパルス試合メモ 大分戦前半
基本フォメ 清水 4-2-3-1 大分 3-4-2-1
大分のビルドアップ CHを1枚落として4バック+CH+GK
大分守備 5-3-2でセット。
清水の守備(前プレ)ドグがGKと中央の1枚をみながら片側を切る。航也がCHとのパスコースを切りながら大分CBに寄せていく。SHはWBへのコースを切りながら大分CBへの距離を詰める。六平・竹内はCHを見るのと降りてくるシャドーの選手を捕まえる。これで大分のパスの出しどころを塞ぎつつ高い位置からボール奪取を狙う。
清水守備(自陣)4-4-1-1でブロックを形成
試合経過
6分 大分 最終ライン左の高畑から逆サイドフリーのWBへ。そこからオナイウがWB対応に出た松原の裏へ流れてクロス。二見にあたってCK。
9分 清水が後ろでボール回し。竹内からソッコへ下げたところで大分のラインが上がる→大分WBが立田へ向かってスペース空いたところに慶太が飛び出したところへロングボール。クロスをGKが弾いたこぼれ球を金子がシュートも枠を外す。
10分 大分最終ライン左から右サイドのCBへ。金子が詰めてきて中央に出したパスがミス、六平が拾って慶太へパス。慶太がドリブルで運んでPA内で六平に。六平のシュートはGKが触ってポスト。前プレからのショートカウンターで決定機。
15分 大分最終ラインに降りたCHからフリーの右WBへサイドチェンジ。松原のスライドが間に合ってWBは後ろに下げる。中央に出してから右のWBに出すもこちらも立田のスライドが間に合ってクリア。大分はWBにボールが出せるかが重要。
15分 大分右CBが運んでフリーの右WBへ(清水のSHは中へのコースを切っている)。中央に戻してそこから逆サイドのWBへ。清水のスライド間に合わずWBが余裕を持ってクロス。展開としては先程と同じ。
大分がWBにボールをつけれた際の選択肢 ①SBが前に出て空けたスペースにCBを引き連れてシャドーが流れて中へのクロス ②中央に戻して逆サイドへ振る ③CHがハーフスペースへ突撃 ④アーリークロス ⑤縦へ突破 ①と②が多い、①は疑似カウンター?
20分 大分左サイドから繋いで右CBへ。清水は右側に寄っていて左SHの慶太も中央付近にいた為にコース切れず右CBからフリーのWBへ。オナイウがSBの裏へ流れて受ける。
清水は大分のビルドアップをある程度阻害できているものの、上手くコースを切れずサイドを変えられると簡単にWBに付けられてしまう。特に右WBにボールを通してしまう展開が多い。
33分 大分高畑からGKへパス。ドグが左を切りながらGKへプレス。GKは狭い中でCHへパスも金子・航也がプレス。CHから左CBの高畑へ。そこから高畑のGKへのパスが短くなってドグが拾おうとしたところでGKの足が掛かってPK。ドグが決めて清水先制。
37分 大分CBをこぼれ球拾って右WBへ。松原出てくる。大分の選手がHS突撃、竹内がついてくる。WBとCHがワンツーでPA内。ごちゃついて後ろにボールがこぼれたところを走り込んでシュート、西部正面。
38分 大分選手交代 高畑→三竿
42分 中盤で三竿のドリブルが大きくなったところを航也が奪ってカウンター。シュートはGK正面。
43分 大外のレーンにポジションを取る三竿とその斜め前の内側のレーンに走り込むWB。最終ラインからWBにパスが通る。立田が対応するも外から走り込んだ三竿にパスが出てクロス。
シュートまではいかないが三竿が入って高い位置(WB化)を取る事で大分のボール回しが上手くいくようになってくる。
前半感想
前から奪いにいくエスパルスとそれをいかに躱してWBへボールを渡すかの展開。清水としてはある程度上手くいっていたと思うけど、特に右サイドのWBにパスを通されてゴール前までいかれるシーンも何回かあったので、完全に大分を封じてたとまでは言えない。
三竿を投入して立ち位置を変えた前半終了間際は決定機はないものの、大分清水を相手陣内に押し込む。高畑にその役割が与えられてなかったのか、状況を見て動いて欲しかったのかは分からないが、選手を入れての変化なので、まだ中の選手が自分達で相手を見て判断して形を変える事はできないのかもしれない。
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