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はじめに~アイドルの話をしよう①

自己紹介も兼ねて

 とりあえず何か書いてみようと投稿画面を開いてみたわけですが、特に準備せずにつらつらと書けるネタは「アイドルについて」なので、そこから始めることにします。
 1980年代~1990年代のアイドルが主な研究対象となっておりまして、2000年代のアイドルシーンについてはほぼノータッチです。2010年代については、後述することになる「sora tob sakana」(ソラトブサカナ=以下オサカナ)との出会いによって少しだけ状況を把握しています。現況は、オサカナが所属していたジ・ズーという事務所のアイドルの見守り部隊(?)として密かに活動中です。
 まずは「アイドル遍歴」といった感じでスタートしてみましょうか。

1980年代前半のアイドル

 あの時代を生きた多くの人と同様に、そもそもの始まりは松田聖子です。
まあ、これは母が聖子ちゃんファンだったというわけでしてね、聖子ちゃんの歌を聴かされて育ったっていう幼少時代だったのであります。したがって、ユーミンや財津和夫や細野晴臣や大瀧詠一も松田聖子を通して知るということになります。聖子ちゃんの歌で印象的なのはこれです。敢えてね。地味ですけど(笑)。

『ガラスの林檎』(1983年8月リリース)

 何がしびれるって、この曲の構造ですよね。バース+コーラスみたいな洋楽っぽい流れなんですけど、この動画の2:15過ぎたあたりから入ってくるCメロあるいは落ちサビ(近年では大サビと呼んだりする)の効果、すごいと思いません?最初に聴いたとき、あまりの衝撃でクラスメイトにむっちゃ語った記憶があります(笑)。
 松田聖子あげると、中森明菜小泉今日子も触れなくては。この3人が1980年代前半の3大アイドルと言っても差し支えないでしょう。
 明菜の曲でお気に入りは玉置浩二が作曲したこの曲ですかね。

『サザン・ウインド』(1984年4月リリース)

 ブラスが入ったりしてるアレンジがカッコいいなぁと少年だった私はいたく感動して聴いた記憶があります。何より明るい曲なのが良いですよね~。映像ではセットにいるオウムが気になって、笑顔があふれてる明菜さんがかわいらしい。
 レコード大賞を獲ったあたりからアーティスト路線になっていきますね。1980年代後半以降はアイドルという印象は薄れていきます。
 キョンキョンだとこれ!故・筒美京平氏作曲。

『迷宮のアンドローラ』(1984年6月リリース)

 この曲もCメロ(落ちサビ)が効いてる。映像だと2:20過ぎたところですね。松本隆によるSFテイスト漂う詞も印象的。SFとアイドルってなんとなく相性がいい気がしてますけどね、個人的に。
 キョンキョンはこの後も1990年代前半まで、ある意味トップランナーの部類にいたという点で傑出した存在だと言えます。CMなんかもむちゃくちゃ出てましたからねー。

 この頃は主にアイドルはTVで見るものでした。子どもだったのでレコードとか買えないですしね。ですので、どうしてもメジャーなアイドルが想い出に残っています。あと、アルバムよりシングル寄りになってしまう。一応、松田聖子のアルバムはひと通り聴いてるんですけどね……。
 他にも1980~1984のアイドルおるやろー!って感じですけど、キリがないのでささっと切り上げちゃいますね。ご勘弁ください。気になった人や曲は、今後個別に書くことがあるかもしれませんのでね。

1980年代後半のアイドル

 まずは菊池桃子ですね。シングルデビューは1984年なんですけど、ソロでの活動時期が1987年までなのでこちらに入れちゃいます。
 恐らく一番最初にファンになったアイドルさんです。きっかけは熱烈なファンがクラスメイトにおりましてね、その子の話を聞いてるうちに自分も気になり始め……というパターンですな。
 桃子さんで特筆すべきは、(1984年~1987年の)ほぼ全曲の作編曲を、林哲司というクリエイターが一人で担当してるってことです。彼のサウンドプロデュースがアイドルとしての彼女のイメージにも多分に影響を及ぼしてるような気がする。そんなわけで、あえてこの曲を貼り付けちゃいましょう。

『ADVENTURE』(1986年6月リリースの3rdアルバム『ADVENTURE』より)

 映像では音がちょっとあれですけど、3:22過ぎたあたりからのギターソロとかしびれますね。そうなんです、菊池桃子はシングル単体より断然アルバムの方が聴き応えがあるんですよ。特にこの『ADVENTURE』は名盤。
 続いては南野陽子。きっかけは、これまたクラスメイトに熱烈なナンノファンがいましてね。アルバムのカセットテープ(!)を貸してくれたんですよね。で、「お!これいい感じだ!」って思ったのと、折しも主演してた『スケバン刑事Ⅱ』が放映中だったのが大きかった。ドラマ見始めたらもう後半でちょっと乗り遅れましたけどね……(汗)。そんなわけでそのドラマの挿入歌を。

『さよならのめまい』(1985年11月リリース)

 いや、これ見ると当時の中高生男子が射抜かれるの分かりますね?ナンノもアルバムの出来が非常に良かった。最初の3枚はほぼ全曲、萩田光雄が編曲してるんですけど、彼の功績が非常に大きかったのではないかと思われます。一冊の本を読んでるみたいに聴けるんですよね~。2ndアルバムの『VIRGINAL』が大好きで、今でもたまに聴くときがあります。
 忘れがたいのは斉藤由貴。初代『スケバン刑事』ですが、これには完全に乗り遅れました(汗)。最初から女優さんのイメージも強くて、他のアイドルとはやや一線を画してたような気がするんですけど。デビュー曲が『卒業』って曲で、みんな知ってる有名な曲ですが、このとき菊池桃子も『卒業』ってタイトルの曲を出してましてね。そうなると桃子ファンとしては、どっちかっていうとアンチ斉藤由貴になっちゃうわけですよ。で、なんとなく心理的に距離があったわけですが、NHKの朝ドラで主演したのと、アニメ『めぞん一刻』のOPに『悲しみよ こんにちは』が採用されて潮目が変わった感があります。ただ、斉藤由貴はアップテンポな曲より、断然ゆる~い曲の方が味がありますね。例えばこの曲。

『MAY』(1986年11月リリース)

 歌詞に「鳥かご」が出てくるからか、セットに鳥かごとオウムが設置されてますけど、オウムの動きが気になって予期せず笑顔がこぼれてるあたり、いい映像ですよね(中森明菜のときと全く同じパターン)。
 ちなみにこの曲、映画『恋する女たち』の主題歌。この映画、当時劇場で見て、むっちゃ良かったなぁという印象が。家にパンフレットが残ってるので、パラパラ見返しましたけど詳細なストーリーは全く覚えてないな……(汗)。しかしながら、パンフレットに写ってるカットを見ても分かるように斉藤由貴の魅力満載だったことは確か。

 この頃になると、アルバムで聴くというパターンが増えてきますね。友達から借りたり、レンタルレコード(!)屋さんにいったり。あと、シングルはFMラジオでエアチェックして、カセットテープに録音したり……。 
 1980年代後半のアイドルもいっぱいいますねー。中山美穂とか浅香唯とかWINKとか。何よりエポックとしてはおニャン子クラブってのがあります。
 しかしながら、これについてもやりだすとキリがないので、今回はここまで!今後、個別に語ることがあるかもですねー。
 次回は1990年代のアイドルを思い返してみようかな~。ではでは!

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