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【週末旅】1泊3日の上海渡航➁上海の都会っ子に擬態する
2024年3月の週末に、1泊3日で上海に遊びに行った。滞在時間は約24時間。週末の短い時間を使って国外に行くのは初めてだったので、少々浮かれている。
前半の記事はこちら。
今回は、後半12時間で遊んだことについて書く。後半は同じく上海に滞在している友人2人と合流した。普段の自分は自然を堪能する旅をしがちなので、上海のような都会で過ごすことはレアケースである。
なお、今回使用するほとんどの写真は、友人が撮影したものを拝借している。(サムネイルも)
Sat.01:00PM|中華の主張が強いイタリアンを食す
上海育ちの友人から送られてきたおすすめの店に向かう。南京歩行路を東に進み、外灘方面に歩く。
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外灘はきれいな建物が立ち並ぶエリアで、おしゃれな姉さんたちがカメラマン(友人なのか?)を連れて写真を撮っている。「旅行者の服装は動きやすさ,歩きやすさを重視すると、総合的な幸福度が高い」というのが自論ではあるが、都会に行くならシティに適応できる服装をしたほうがテンションは上がる。
店が入っているビルに到着し、5階に向かう。
「BU CASTLE」という名前から重厚感を感じる店だなと思った。
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ここで友人らと合流し、ランチをした。友人の1人は帰省中、もう1人は旅行中で北京から移動してきたようだった。しばらく会っていなかったので、「久しぶり〜!」という会話から始まるわけだが、再会の場が上海のレストランというのもなかなかによい。
友人曰く、中国のイタリアンはどこかに中国風味が混ざっていて、完全イタリアンはなかなかないらしい。言い換えると、中国でしか食べられないイタリアンなので、むしろ興味が湧いた。いざ食してみるととても美味であった。イタリアンの重たいところを中華のうまみが消してくれているように感じた。午前中は決済ができずに飢えていたのでばくばく食べた(詳細は前半記事を参照されたし)。
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ところで、上海の店はビルや建物の中に入っていることが多く、街を歩いているだけでは見つけられない。そのためか、人口が多い割には店内は空いていて、予約をしなくても入りやすい。人が少ないのでとても快適である。私のような旅行者は目に入らない情報に疎いので、初めて体感的にSNSの価値を理解した。
Sat.04:00PM|静安寺エリアを歩行
展示を見に行くという友人1人と一旦解散し、静安寺エリアを歩行する。このあたりは上海の若者たちの間で最近バズっているエリアだそうで、カフェや服屋などが立ち並ぶ歩行街にたくさんの若者たちが歩いていた。上海の歩行街は食べ歩きをしている人が多い。
上海観光を取り扱う日本語のサイトでは静安寺の名前は目にしていなかった。観光客は観光客の目線で国や街を楽しむのが主流なので、タイムリーな現地の若者の流行りがわかるのはとても楽しい。
日本のニュースやバラエティで取り上げられる国外の流行り情報に対しては「なぜこれが流行っているんだ…?」と思うこともあるが、現地ではその温度感が伝わりやすい。テレビがピックアップした店だけでなく、街の至るところで商品を売っていたり、あらゆる人がそのモノを持っていたりするからである。現在進行形で自分以外の人々がそのモノゴトを楽しんでいるのを見ると、不思議と楽しそうに見えてくるから不思議だ。企業がつくった「流行」はこうやって人々に伝染するし、それを楽しんで我々は生きている。
若者が楽しそうに歩いている静安寺はとてもよかった。
Sat.04:30PM|七浦路服装市場で現地調達
前述のとおり、都会にいるとある程度の服装をしていないと非常にテンションが下がる。夜景が綺麗に見えるバーに行く予定があったので、さすがにこのままではよろしくないと思い、服を入手しに七浦路服装市場に向かった。
七浦路服装市場は服の問屋が集まっていて、激安で服が買える大きい市場である。ネットの情報を見るとアパレル系のバイヤーも買い付けに来ると書いてあった。地下鉄駅からも近い。
残念ながら、2024年3月時点では市場は工事中だったので撤退し、隣接していたファッションビルに向かった。ここでも安価でかわいい服が売っていたので、10分ほど吟味して長袖シャツを購入した。満足である。
ちなみに市場では大量のストッキングが束ねて吊るされて売られていた。自国にはない日常風景を見るのは楽しい。
Sat.05:30PM|広東・マカオ料理を食す
再度友人と合流し、おすすめの広東・マカオ料理が食べられる店に向かう。この店は人気店のようで、外には人が並んでいた。
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料理名はひとつも覚えていないが、味は鮮明に記憶に残っている。料理が苦手なので、自宅で再現できないのが残念である。特に好きだったのが以下の料理たち。もちもち生地に包まれた料理に目がない。
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Sat.08:30PM|東方明珠電視塔を眺望して酒を飲む
東方明珠電視塔とは上海のシンボル(?)でもあるテレビ塔である。これをゆっくり眺められるホテルのバーで一杯酒を飲む。大きい窓から外灘の夜景が見られるのは嬉しい。上から見ても下から見ても綺麗な夜景は好みである。こういうバーでは友人とキャイキャイするのが、個人的には一番楽しい。
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Sat.09:30PM|酒を飲みながらショーを観る
Candorはエンターテイメントショーを観られるライブハウスらしい。ショーには詳しくないので、どういった類のものであるかを説明するのが難しい。演者が客を巻き込んで歌ったり踊ったりする。
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開演前、演者の女性とすれ違った瞬間に思わず振り返ってしまった。舞台に立つ人間は、醸し出す空気が全然違う。歌も踊りもほんもので、あっという間に心が奪われるのはなぜだろうか。
エンターテイメントにほんものもにせものもないと思う一方で、プロフェッショナルとアマチュアの境界は明確にあるように感じる。立場としてのプロ・アマもあるだろうが、ダンスや歌のプロフェッショナルはまた別の区分けがある気がする。舞台に立つ人はみんな美しくて、いつも呆然としてしまう。
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Sun.00:00AM|浦東空港から日本へ
上海に残る友人1人に別れを告げ、2人で浦東空港に向かう。本来24時間で得られる以上の満足感を抱えて帰路に着いた。
まとめ
以上が1泊3日の上海旅である。
今回発見だったのは、友人と過ごす楽しさである。
普段の私は自分の行きたい場所ややりたいことに人を巻き込む習慣がないので、基本的には1人での行動を好む。やりたいことのほとんどは自分1人で完結することだからである。
今回、上海を心から愛する友人が案内してくれた街は私の目に大変魅力的にうつった。もちろん街を好きになったし、彼女が選ぶ世界もより好きになった。
都会は人との時間を楽しめるように設計されている。街を歩く人々にはそれぞれの楽しさがあって、それらが共存しているのが人と金の集まる場所であると思う。だから、都会は一概に冷たい街とは言えない。
今回の旅でまたひとつ新しいことを知れたので、また次の旅を楽しみにしている。
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