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漫画OCRでうっすらとした記憶を見つけたい

こんなことはないだろうか?

昔読んだ漫画のワンシーンが何巻何ページだったか思い出せない。

うっすらとキーワードだけ記憶に残っている。

思い出したいのに思い出せない。

そんなときに使えそうなツールが漫画OCRツール YomiToku である。日本語特化のOCRで特に漫画の台詞の文字起こしが可能らしい。今回そちらをお試ししてみた。

個人的に漫画でうっすらと記憶に残ってるシーンとしては、深い意味はないがあだち充の「ラフ」の「おじいさんが血を吐いたように見せかけてトマトジュースが喉に詰まったあのシーン」である。

あだち充「ラフ」のあのシーン

早速そちらが何巻か調べるために YomiToku を使って「ラフ」の画像を文字起こしし、その文字起こしされたテキストを VSCode で「トマト」というキーワードで検索をかけたところ、すぐさまヒットした。

「ラフ」の文字起こしの検索結果
OCRを重ねて表示させた結果。サポート範囲は活字だけで手書き文字は範囲外との。

これによりうっすらと記憶に残ってる「おじいさんのトマトジュース」シーンの巻数がワイド版の1巻264Pということが判明した。

おわり

これだけお手軽に漫画OCRできるようになったら昔自炊した漫画の画像を使ってうっすらとした漫画の記憶が見つけやすくなりそうである。

特段ミーム化していないような漫画のワンシーンの台詞のようなこれまで検索できなかった対象がうっすらとした昔の記憶だけで検索できるようになったと考えると意外と使えるツールかもしれない。

例えば漫画の自動翻訳に使えばこれまで日本語が読めなかった国の人が母語で漫画が読めるようになったり。

個人利用で使う分にはフリーで使えるみたいなので使いどころを模索してみると面白いかもしれない。

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