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【塗り絵とは】TOEICの目標点数別の時間配分を900点が解説
みなさんこんにちは。Arkaiveです。
今回は、
リーディングセクションが時間内に解き終わらない。
塗り絵する問題数を減らすにはどうすれば良い?
目標点数別のTOEICの時間配分が知りたい.
といった疑問・悩みに答えます。
この記事を書いている私は、2カ月半の勉強で645点から900点まで点数を伸ばしました。最短で点数を上げたい方は必見です。
✔この記事から得られること
自分に合うリーディング時間配分が分かる。
塗り絵する問題数が減る。
これからのTOEIC勉強のイメージが湧く。
TOEICのリーディングにおいて時間配分は大変重要な課題です。目標点数に応じて時間配分は変わるので、目次から自分の目標点数に対応したところへ飛んでください!
本番前に読んでおくだけでも効果があるので是非最後までご覧ください。
本編入る前にいつものコピペです。
この記事も有料設定していますが、全文無料で読むことができます。もし「有益だった!」と思っていただけた場合は、私の大好物であるカントリーマアムを調達するための費用としてカンパいただけると大変うれしいです。
TOEICリーディングの問題構成
前提として、TOEICのリーディングセクションは75分で行います。
Part5(短文穴埋め問題)30問、Part6(長文穴埋め問題)4問×4セット、Part7(長文読解問題)から成り、Part7はさらにシングルパッセージ、ダブルパッセージ、トリプルパッセージから構成されます。
シングルパッセージ:No.147~No.175 計29問(10セット)
ダブルパッセージ:No.176~No.190 計15問(3セット)
トリプルパッセージ:No.191~No.200 計10問(2セット)
シングルパッセージとは、1つの記事やテキストメッセージ、メールについて問われるセット
ダブルパッセージとは、2つの 〃
トリプルパッセージとは、3つの 〃
です。
目標点数に応じて時間配分は変わる
導入でも申し上げましたが、時間配分は受験者のレベルによって分けられます。
500点台の人が900点台の人の時間配分をマネしたところで、得点を伸ばせるかと言われれば、そうはならないと思います。
自分に合った時間配分を見つけるのが重要。
そこで、今回は目標点数を
600点未満
600~800点
800点以上
の3段階に分けて解説していきます。
目標点数が600点未満の方向け時間配分
理想的なリーディングセクションの時間配分は下の表のようになります。
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順に説明していきます。
Part5,Part6:時間をかけてもOK!
Part5とPart6については、Part7の長文読解問題に時間を残すためにできる限り早く解くことが重要です。
しかし、Part7の難易度は高く、初心者は時間をかけて解いても点数をとれないことはよくあります。というのも、Part7は本質的な英語力を必要とされるパートだからです。
よって、語彙・文法問題のみのPart5,Part6に時間を割き、正解数を増やすことが点数を最大化する上で重要になってきます。
本来はどちらも10分以内で解くことが理想ですが、目標点数が600点未満の方は15分以内に解くことを目標にしましょう。Part5は1問につき30秒、Part6は1セットにつき3分45秒です。
特にPart5は30問もあるので、点数配分も大きく重要なパートです。
Part7:15問以上塗り絵でもOK
突然ですが、みなさんは塗り絵、してますか?
塗り絵 = 時間内にすべての問題を解ききれず、残りの問題を適当にマークすること。
TOEICリーディングパートにおいて、最後まで解ききることができるのは800点以上をとる人からだと言われています。
つまり、時間内に解き終わらないのは当たり前なのです。
特に、目標点数が600点未満の方は15問以上塗り絵をすることになると思います。
ただし、その「塗り絵」しなければならない問題数を減らす努力は重要です。
先程の表を再掲します。
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難易度が比較的やさしいシングルパッセージは、30分時間をかけてしっかり解きましょう。
中には難しい問題もありますので、時間がかかりそうだったら適当にマークして次の問題に進むといった柔軟な思考も重要です。
ダブルパッセージとトリプルパッセージは合わせて15分と覚えておきましょう。
ダブルパッセージ:No.176~No.190 計15問(3セット)
トリプルパッセージ:No.191~No.200 計10問(2セット)
以下のような解き方がおすすめです。
ダブルパッセージ1セット目(No.176~No.180) の No.176~No.178を解いて、No.179,180は塗り絵。
ダブルパッセージ2セット目(No.181~No.185) の No.181~No.183を解いて、No.184,185は塗り絵。
トリプルパッセージ1セット目(No.186~No.190) の No.186~No.188を解いて、No.189,190は塗り絵。
トリプルパッセージ2セット目 ~
┊
つまり、難しい残りの2問は捨てて、最初の3問だけを解くということですね。
特にセット最後の問題(5問目)は頑張って解いても間違えることがよくあります。というのも、最後の方の問題は解答根拠が複数のパッセージにまたがっており、英語力の他にも情報処理能力や「慣れ」が必要とされるからです。
また、点数を最大化する上で、塗り絵する問題を選ぶことは重要です。
大事なことなのでもう一度言いますね。
「塗り絵」する問題を選ぶことも重要です。
最初から順番に解けという決まりはありません。簡単な問題から解くということはかなり有効な手段だと思いますので是非試してください。
目標点数が600点未満の方向けまとめ
時間配分を意識するだけでもリーディングセクションの点数は上がります。今まで時間配分を考えたことがなかった方はぜひこの方法を試してみてください。
また、Part7は初心者のみなさんにとっては難しく、時間を割いて勉強するのはもう少し後の方が良いかもしれません。まずはPart5を中心に勉強し、英語の文法や単語力を磨いておくことをおすすめします。
Part5で使えるテクニックもありますので、よろしければこちらもご覧ください。
目標点数が600~800点の方向け時間配分
TOEIC中級者から上級者であるみなさんは、一度は時間配分について考えたことがあると思います。時間内に解き終わらなくて悩んでおられるかと思いますが大丈夫です。
なぜならリーディングセクションを最後まで解ききることができるのは800点以上をとる人からだと言われているからです。
しかし、塗り絵する問題を極力減らして、点数を最大化することを考えておくことは重要です。
理想的な時間配分は以下の通りです。
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Part5,Part6:10分以内を目標に
Part5とPart6については、Part7の長文読解問題に時間を残すためにできる限り早く解くことが重要です。
Part5は、1問あたり20秒として30問を10分以内に解くことを目指しましょう。簡単な問題は5秒で解けるように勉強しておくのが重要です。
簡単な問題とは、品詞・代名詞の格・関係詞問題です。詳しくは以下の記事をどうぞ。
Part6は、1セットにつき2分30秒とし、4セットを10分以内に解くことを目指しましょう。
Part5とPart6を合わせて20分以内で解くと覚えておいてもいいでしょう。回によって難易度にばらつきがあるので臨機応変に対応しましょう。
Part7:塗り絵は15問以下に!
塗り絵する問題を減らすだけでなく、どの問題を塗り絵するか、言い換えればどの問題を解くか、も点数を最大化する上でとても重要になってきます。
先程の表を再掲します。
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難易度が比較的やさしいシングルパッセージは、時間をかけてしっかり解きましょう。
「シングルパッセージは25分で解け」ということがよく言われていますが、絶対足りません。900点を取った私でも本番は27分ほどかかりました。
最悪30分かかってもかまいませんが、難しそうな問題であれば切り上げて次に行くなど柔軟な対応も重要です。
ダブルパッセージは、1セットあたり6分かけましょう。少し短いと思いますが、トリプルパッセージのために各セットの最後の1問は勘でマークする、なども有効な手段です。
トリプルパッセージは1セットあたり5分しかかけられないですが、以下のような解き方もおすすめです。
トリプルパッセージ1セット目(No.186~No.190) の No.186~No.188を解いて、No.189,190は塗り絵。
トリプルパッセージ2セット目(No.191~No.195) の No.191~No.193を解いて、No.194,195は塗り絵。
トリプルパッセージ1セット目(No.186~No.190) の No.196~No.198を解いて、No.199,200は塗り絵。
解き方はその人の好みもありますが、上の方法を一度模試で試してみる価値はあると思います。特にセット最後の問題(5問目)は時間をかけて解いても間違えることがよくあります。
点数を最大化する上で、塗り絵する問題を選ぶことはとても重要です。
目標点数が600~800点の方向けまとめ
是非一度上の時間配分を試してみてください。Part5を10分以内に解くのは難しいかもしれませんが、あるテクニックを習得すれば時間短縮につながります。詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
目標点数が800点以上の方向け時間配分
英語力が高い皆さんには、以下の時間配分がおすすめです。
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これは実際に私が使用していた時間配分です。順に説明していきます。
Part5,Part6:高速解答(時間を稼げ!)
TOEIC上級者であるみなさんは、いかにPart5,6を早く解けるかが重要であるかを既にご存知であると思います。「どちらも10分以内に解け」ということはよく言われていることですが、800点以上を目指す皆さんにとっては少しかけすぎではないかと思います。
速く解くためには、簡単な問題を見極めるようになることが重要です。詳しくは以下の記事からどうぞ。
Part5とPart6合わせて17分で解き終えることを目標にしてください。そうすればその後のPart7をかなり有利に進めることができます。
Part7:解き切れるスピード感を掴む
先程の表を再掲します。
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シングルパッセージはもう少し早く解ける方もいらっしゃるかもしれません。その回の難易度にもよりますが、900点後半を目指す人でない限りは25分~27分で解ければ十分だと思われます。
ダブルパッセージは1セット5分半で解くことを意識しましょう。残り時間を考えて、セット最後の1問は飛ばして塗り絵する、といった戦法も効果的です。
トリプルパッセージは1セット6分半を目安にするとよいでしょう。時間がが余れば飛ばした問題を確認しに行くか、Part5,6の見直しをしましょう。
目標点数が800点以上の方向けまとめ
私はこの時間配分が体に染みつくほど模試で特訓を重ねました。実際に本番でもこの時間配分とほとんど同じ時間配分で問題を解き進めることができ、900点をとりました。
是非一度、模試を解くときにお試しください。
TOEIC時間配分まとめ
いかがだったでしょうか。塗り絵に関しては、時間を短縮することができるという点で全部Cをマークするなど、全部同じアルファベットを塗ると決めておいた方がいいです。
また、各パートにかける時間を覚えておくのは大変と思われるかもしれませんが、模試を解くときに常にこの時間配分を意識すればすぐに身につきます。正しい模試の解き方を徹底することはとても重要です。
模試の解き方についてはこちらに詳しくのっています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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