【問題集は?】2カ月半でTOEIC645→900 Part7勉強法
みなさんこんにちは。Arkaiveです。
今回は、
短期間でTOEICのPart7の点数を伸ばしたい。
Part7対策におすすめの問題集を知りたい。
Part7の時間配分を知りたい
といった悩みにお答えしていきます。オススメ問題集は難易度別に紹介しております。是非最後までご覧ください。
この記事を書いている私は、2カ月半の勉強で645点から900点まで点数を伸ばしました。最短で点数を上げたい方は必見です。
✔この記事から得られること
TOEIC Part7の問題内容・構成が分かる。
効果的な時間配分を知ることができる。
これからのTOEIC Part7勉強のイメージが湧く。
それでは具体的な内容を見ていきましょう。
本編入る前にいつものコピペです。
この記事も有料設定していますが、全文無料で読むことができます。もし「有益だった!」と思っていただけた場合は、私の大好物であるカントリーマアムを調達するための費用としてカンパいただけると大変うれしいです。
短期間でのPart7の問題構成
Part7は長文読解問題です。シングルパッセージ、ダブルパッセージ、トリプルパッセージから構成されます。
シングルパッセージ:No.147~No.175 計29問(10セット)
ダブルパッセージ:No.176~No.190 計15問(3セット)
トリプルパッセージ:No.191~No.200 計10問(2セット)
シングルパッセージとは、1つの記事やテキストメッセージ、メールについて問われるセット
ダブルパッセージとは、2つの 〃
トリプルパッセージとは、3つの 〃
です。
Part7は時間配分が鍵を握るパートです。まずは時間配分について見ていきましょう。
TOEIC Part7の時間配分
ほとんどの方は最後のトリプルパッセージは時間が足りずに「塗り絵」をされていることと思います。といのも、TOEICは800点を超える実力がない限りすべて解き終わらない試験だと言われているからです。
「塗り絵」が何かを知らない方のために簡単に説明をすると、
塗り絵 … 時間内にすべての問題を解ききれず、残りの問題を適当にマークすること。
この「塗り絵」する問題数を減らすには時間配分が重要になってきます。これはPart7だけの時間配分を考えればよいという話ではなく、Part5,Part6についての時間配分も念入りに考える必要があります。
みなさんの目標点数に応じた時間配分を説明した記事がありますのでこちらからご覧ください。
上の記事にも書きましたが900点を取った私の時間配分はこんな感じです。
Part5とPart6を高速で解き、Part7の長文読解に時間をかける戦法です。戦法とは言っても、TOEICで860点以上をとる人はみなさん同じような時間配分だと思います。
Part7の長文読解に時間を残せるようにするためには、Part5とPart6をいかに早く解くかが重要だということですね。Part5とPart6の勉強法についてはこちらをご覧ください。
時間配分について考えた後は、問題を早く正確に解けるようになる練習をしましょう。
TOEIC Part7の短期間勉強法
Part7の点数を短期間で上げる勉強法は、
「精読」と「多読」
です。これはPart7独自の問題形式に「慣れ」、解き方を定着させるための勉強法です。5章で説明するおすすめの参考書・問題集を用いて徹底的に精読、多読をしていきます。
がっかりされるかもしれませんがPart7対策に近道は存在しません。なぜなら本質的な英語力を問われるパートだからです。ここでの「本質的な英語力」とは、「語彙力・文法知識・リーディングスピード・理解力」などの総合的な英語力のことです。
つまり長文読解問題に小手先のテクニックはほとんど通用しません。
しかし最低限TOEIC受験者が知っておくべきテクニックはあります。こちらにまとめてあります。
それでは具体的にどのような参考書を用いて、どのように精読と多読をしていけば良いかを説明していきます。
精読とは
みなさんは「精読」していますでしょうか。
ここでの「精読」は
一文に使われている語彙や文法を理解しているか確認しつつ、和訳していくこと。
とします。
精読の実演
例えば下のような記事を精読する場合を考えます。
下のように、分からない単語(ピンクマーカー)、熟語(黄色マーカー)、文法(黄緑マーカー)を明確にし、一文一文正確に訳出していくことを精読といいます。
distributor … 配給業者
acquire … 獲得する
had been considering holding … 過去完了進行形で、consider は後ろに動名詞のみをとる。
⋮
このように自分の分からない語彙や文法を確認しながら文章を読んでいくことで、知識量を補うことができるとともに、長文の英語に慣れることができるようになります。
何度も言いますが、Part7に限らずTOEICは「慣れ」がモノをいう試験です。
この「慣れ」に磨きをかけるためにはこの「精読」に加えて「多読」が必要になります。
それでは多読についても見ていきましょう。
多読とは
「多読」はよく聞く言葉ですよね。毛嫌いされている方もおられるかもしれません。
しかし、言語学習において「量」をこなすことが「質」を追及することとともに重要です。
特にTOEICのような、「慣れ」が点数に大きく関わる試験は「質」よりも「量」が重要だと考えます。
また、多読することでリーディングスピードが飛躍的に向上します。リーディングスピードが上がるということは、Part5とPart6を解く速さも向上します。よってPart7にかけられる時間も増え、正答率も上がる。とメリットづくしな訳ですね。
実際に日本の看護大学で行われた研究では、121名の学生に適切な教材を用いて多読を15週にわたって行わせたところ、以下のような結果が得られたということです。
(第二言語習得における多読の意義及び多読指導実践 とその効果検証)より引用
つまり、多読を継続することでリーディングスピードが1.27倍速くなったということですね。
リーディングスピードが 1.27倍になると、問題を解くスピードはどうなるでしょうか。
結論、間違いなく問題を解くスピードも早くなります。本文を読むスピードが上がったのと同時に設問文と選択肢を理解するのも早くなるので、解答根拠を探すスピードや情報処理能力も上がります。
少し例を出して見ていきます。
多読によるTOEICリーディングセクションへの効果
仮に問題を解くスピードが同じく1.27倍になったとしましょう。そうするとリーディングセクション全体の解答スピードが1.27倍になります。
今までリーディングセクションの100問中80問しか解けなかった人はどうなるでしょうか。
80 × 1.27 = 101.6 > 100
よって、理論上全ての問題を解き終わることが可能になります。
今まで20問塗り絵していた人が最後まで解き終わります。
実はこれ、私のことです。
私はある教材を用いて多読と精読を積み上げた結果、20問塗り絵していた状態から2カ月半で時間内にすべて解き終わるようになりました。教材については次の章で説明します。
長くなりましたが、多読の重要性はご理解頂けたでしょうか。
先程の精読と組み合わせた学習により本質的な英語力の向上が期待できます。
それではTOEIC Part7の勉強におすすめの参考書について説明していきます。
TOEIC Part7におすすめの参考書・問題集
私が使っていた問題集 ー 公式問題集
そうです。公式問題集です。
すでにお持ちの方も多数おられると思いますが、この問題集はとくに精読に向いている参考書です。
公式問題集はほとんどの方にとって語彙レベルは高いと思います。よって、公式問題集を解いた後の復習で、時間をかけて精読していくことが必要です。時間はかかりますが、正しい復習法により英語力は跳ね上がります。
こちらも合わせてどうぞ。
公式問題集の解き方についてはこちらにまとめてありますのでご覧ください。
私は上記の公式問題集4冊分をやりこむことにより、精読と多読を両立させました。短期間の勉強であっても集中的に取り組めば多読の効果を十分に得ることができます。
TOEIC本番まで時間がなくてもあきらめずに英語を読み続けてください。
しかし、初心者の方には公式問題集を何冊も解くのは苦痛かもしれません。特にPart7の文章は語彙レベルも高いです。よって、初心者の方におすすめのPart7対策の問題集・参考書も紹介していきます。
また、中級者以上の方にも、Part7に特化した良質な問題集があるのでそちらを紹介していきます。
初心者(TOEIC R~250点)におすすめな参考書2選
TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート7 (TOEIC TEST 特急シリーズ)
長文を読み慣れていない方におすすめの参考書です。
徐々に難易度が上がっていく仕様になっているので、初心者の方でも簡単にTOEIC Part7の形式に慣れていくことができます。
これをやりきればリーディングセクション300点は超えられるはずです。
特急シリーズは持ち歩きのできるサイズで、お求めやすい価格なのもおすすめできる点です。
TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術
こちらの参考書はTOEIC界隈では大変有名な参考書です。TOEICで使えるテクニックなども載っているので初受験前に見ることもおすすめします。
また、各パート毎に問題をパターン化しているので、「この形式にはこの解き方だな。」といった対策もでき、この1冊でTOEIC全体のことをまるっと知ることができます。
Part7だけの対策をしたい方は先ほど紹介した「初心者特急Part7」を購入しましょう。
中級者以上(TOEIC R250以上)におすすめな参考書3選
TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7 単行本
こちらはかなりボリュームのある問題集です。別冊として「ミニ模試」を2回分収録してあり、学習の仕上げに取り組めます。これだけの豊富な内容で2420円はかなりの高コスパだと思います。
1冊で上級者のレベルにまでもっていけます。時間に余裕のある方はどうぞ。
極めろ!リーディング解答力 TOEIC® L & R TEST PART 7
こちらは個人的にとても好きな問題集です。700ページほどと非常にボリューム(厚み)がある問題集ですが、単行本でも意外と解きやすい印象でした。問題の質も高く、あらゆるタイプの問題形式をカバーしています。
TOEIC公式問題集
時間に余裕のない方は、やはり公式問題集をおすすめします。公式問題集を買っておけば全パートの最高品質の問題を2セット分解くことができます。
また、公式問題集を解くときは本番を想定して解かないともったいないです。中古ではなく必ず新品を買うようにしましょう。正しく模試を解くことは、何の模試を解くかよりもはるかに重要です。模試の解き方については以下の記事に詳しく書いてありますのでどうぞ。
また、公式問題集を正しい方法で復習するのはさらに重要です。ただ丸付けをして解説を読んで終了では大幅な点数アップは見込めません。こちらの記事を確認してご自分の復習を見直してみてください。
TOEIC Part7勉強法まとめ
いかがだったでしょうか。Part7に関しては、
問題集を解きつつ、精読と多読を積み重ねる
これにつきます。毎日英語を読む癖をつけ、TOEICの問題形式に慣れていきましょう!
この記事の続きとして、Part7の「解き方」を徹底解説した記事がこちらになります。合わせてご覧ください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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