冬服をもっとかわいく
空気の層と気密性さえあれば、寒さは意外と防げるのではないだろうか。我々は寒くなると厚着する。厚着したならば肌の露出は減るのが当たり前だと、諦めているのではないだろうか。厚着をしても内側が見える服があってもいいのではないだろうか。
暖かい服とはつまり、空気の層があることと、外の空気が入ってこないことの2点となる。例えばセーターとウィンドブレーカー。セーターのモコモコした厚手の構造は、空気という断熱材を貯めこむことに長け、またその空気を細分化することで対流による熱伝達を遅らせる役割も持つ。しかし、冷たい空気が風などによって侵入してくることを防ぐことができない。だから防風のためのウィンドブレーカーが必要になる。これでかなり暖かい。上半身だけでなく下半身にもこの構造を適用できれば、5枚も6枚も服を重ね着しなくていい。もっと薄着でいい。
さて、登山などのアウトドアでは持っていく荷物は減らしたい、しかし寒さは防ぎたいというジレンマの中で編み出したレイヤリングという服選びの技法がある。肌着に吸湿速乾に優れた生地、中間に断熱性に優れた生地、外に防水防風性に優れた生地を使うことによって、たった3枚で極寒の道を行ける暖かさを得る。そう3枚あれば何とかなるのだ。これは町でも同じだろう。
この3枚を工夫すれば、例えば半透明の断熱層と、透明な防風層などがあれば、肌着のところに夏服を着てても暖かいのではないだろうか。そうしたら、いつでも暖かく、かつ体のラインを見せることのできる服の組み合わせができるのではないだろうか。
冬服がもっと可愛くなればいいなと思う、私の素直な気持ちから考えた正直な気持ちを書きました。正直言って、他意はありません。
いや、もっと積極的に透明にしよう。そして服を厚くしよう。そうするとどうなるか。
その服がある領域には、立体的なデザインの表現が可能になるのです。
アニメ作品などで体のすぐ近くに浮いている物体がAI機能を備えていたりしますが、これを透明な服の中に描いておけば、宙に浮いている物体であるかのように演出できます。
ゲームでは背中に武器を背負ったりしますが、これも表現可能です。
また、この服を立体モニター化すれば、全身を覆うかっこいい鎧であったり、近未来的なデザインの服であったりを切り替え可能になります。
理想的な体形を表示することも可能になるでしょう。
立体的な偽装模様にすることも可能でしょう。
コスプレは裁縫作業から解放され、3D_CADへ移行するでしょう。あるいはAIに頼んで生成してもらうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?