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少しだけ自分の話を Vol.1

 こんにちは。雪丸です。

 7月30日にnoteに投稿したことですので、話題としてはかぶっちゃうんですけど、誰かに聞いて欲しいので書きます。

 ポメラニアンとスピッツのミックスで11歳の女の子の話です。

 7月29日 夜、いつも鬱陶しいくらいウロウロと足下に絡んでくるのですが、その日は何故か姿が見えない。不思議に思い家の中を探したところ、バスルームで横たわっており、息をしてなかったそうです。年齢的におそらく老衰だと思われます。
 ちなみに、バスルームは彼女のお気に入りの場所で、どんなに怒っても、あの手この手を使って侵入を試みる場所でした。

 家のものが言うには、前日から少し様子が変だったと・・・

 寂しそうに、ぼうっと遠くを見てたかと思うと、ケージに自ら入って、くたっと眠ってしまったり(自分からケージに入るような光景は見たことがありません)。

 放っておいたらどれだけでも食べ続ける食事も残していたそうです。

 その日の真夜中、突然、遠吠えをしたかと思うと、家中を確認するように歩き回ってもいたそうで・・・

 なんとなく自分の死期をわかっていたのかな・・・

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 11年前、ショッピングモールのペットショップで売れ残っていて、1人だけ随分と成長してしまってました。

 だけど妙に気になるというか愛想が良いというか・・・

 極めつけはケースのガラスに何度もぶつかるドジっ子さにやられて、思わず連れて帰ってきました。

 周りの子に比べて一桁違う格安プライスも可哀想に思いました。同じ命なのに、こんなに差を付けられるものなのかと・・・

 美人でとても愛嬌があって、ルックスは最高なんですが、何も覚えないお馬鹿さん。

 性格が強めな近所の犬に近づいて、毎回も噛まれるほど学習能力がありませんでした。

 目に入ったものはなんでも口にする性格で、それが食べられるものなら大変です。
 うっかり置き忘れた一房のバナナ、それを一人で食べきって、お腹がいっぱいになって動けなくなってたりしてました。

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 私は、仕事や諸々の理由で、ここ数年、自宅からとても遠いところで、彼女とは離れて暮らしています。

 前回、たまたま帰ることができた時、実写版「犬と猫どっちも飼ってると毎日楽しい」が見られたような気分でした。

 まったくトイレを覚えられず、毎回おしっこをまき散らすので、少しヒステリックに怒りすぎてしまったんですが、数分後、そんな心の小さな自分に反省していたら、彼女は逆に「どうしたの?元気出して!」って顔で、ソファーに座っている私に体をこすり付けてきて・・・
 怒られたことは忘れてしまって、元気のない私のことを心配していました・・・

 そんな彼女の態度にいつも救われていました。

 パートナーのネコさんにちょっかいかけて、頭を引っかかれて血を流してて、それでも、しっぽふって嬉しそうにしてたり・・・
 ネコさんとは年齢が10歳ちかく離れているから、彼女からすると息子のような感じなんでしょう。ネコさんがよちよち歩きの時、彼女の眼は完全に母親でした。いつも心配そうにしてて・・・

 天真爛漫な彼女と、沈着冷静なネコさん。
(写真は逆のように写ってますが…)

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 会うたびに、いつも全力で嬉しさを表現してくる君には、正直なところ面倒くさいって思ったこともあるけど、そんな純粋な感情で私に接してくれるのは君だけだったかも。

あと不思議と笑いのセンスはあったね。
君の不思議なポージングとボケは最高だったよ。

もう会えないと思うと寂しいです。

もっと優しくしておけばよかった。

ありがとう・・・ずっと忘れない・・・

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