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マレー鉄道 KTM(ETS)でKLからイポーへ日帰り旅行!イポーへの列車旅 解説編

先日、クアラルンプールからイポーへ日帰りプチ旅行をしてきたので、これからイポーへの旅を計画している方へ情報を共有できたらと思います。



マレー鉄道 ETS に乗ってイポーへ (予約する際の注意点も!!)

首都クアラルンプールから200㎞ほど北に位置するイポーへは電車だけでなく長距離バスなどでも向かうことはできますが、時間がかかるうえ何かと電車よりハードルが上がります。(交通費は各段に抑えれますが…)
僕は今回マレー鉄道のETSに乗ってイポーへ行ってきましたので、ETSを使ってのイポー旅を共有させていただきます。
マレー鉄道・通称KTMですが、イポーへの特急電車はETSと呼ばれています。エレクトリック・トレイン・サービスの略だそうでマレー鉄道の電化区間の列車はそのように呼ばれているそうです。
しかしETSはかなり人気のようで直前に確認すると希望の時間帯(日帰り旅行に適した時間など)は売り切れている可能性が高いです。駅の窓口でも席が残っていれば購入可能でしょうが、オンラインでの購入をお勧めします。
購入後は登録したメールにチケットが送られてきます。スマホ上のQRコードを改札でかざすことも可能ですが、送られてきたメールからチケットをプリントアウトしといたほうが何かと安心です。
チケットは以下のページから購入できます。
(KL SentralとKuala Lumpurは距離も近いですし名前も似てますが別の駅なので気を付けてください)

検索欄に出発地・目的地・日付・人数を入力すると往復の便がそれぞれ表示されます。GoldやSilverといった電車が確認できるかと思いますが、KLからイポーまでの停車駅の数が違うため所要時間が異なり多少値段も上下します。ご自身の都合にあった便を選択してください。
全席指定なので座席を指定する必要があるのですがここでいくつか注意点があります。
まずKLからイポーへ向かう列車はF号車が先頭となります。
逆にイポーからKLへ向かう列車はA号車が先頭となります。
そして座席は以下のように車両の中でシートの向きが変わっています。

車内の様子(座席の向きに注目!)

つまりこの構造を意識して座席を指定しないと2時間半近く進行方向と逆向きで座らないといけない可能性もあります。
それぞれの号車で座席の数が異なるので正確な座席番号のアドバイスは難しいですが、座席を指定するときのコツは…
・KLからイポー行きはなるべく若い座席番号を指定する
・イポーからKL行きはなるべく後ろの座席番号を指定する

ちなみに僕は行きはD号車、帰りはE号車に乗車したのでこの号車のみ正確な番号をお伝え出来ます。
・KLからイポー行 D号車は1~6番の座席を指定すると進行方向と同じ向き
・イポーからKL行 E号車は9番から後ろの座席を指定すると進行方向と同じ向き
同じGold便でも車体によって違いがあるかもしれないので参考程度にしていただければと思います。
サイトからチケット購入後はKTMB Mobileと呼ばれているアプリをダウンロードしましょう。ログインするとこのアプリからもチケットが確認できます。


KL Sentralからイポー行きの列車に!

今回は日帰りの旅でしたのでKLを朝に出て夜帰ってくる以下の便を指定しました。
・KL SENTRAL → IPOH  08:55-11:29 Gold  RM41.00
・IPOH → KL SENTRAL  18:35-21:09 Gold  RM41.00

僕はSubang Jayaの方に住んでいるのでLRTでKl Sentralに8時過ぎに到着しました。LRTの改札を出ますと、以下のようにKTMと書かれた大きな改札を見つかると思います。

KTMの改札

しかし!イポー行の列車へはこの改札からは入場できません。
もう1フロア上がる必要があります。Nu Sentralとは逆に向かって階段を上ってください。(ヒルトンやル・メリディアンの方向に向かってください)

階段を上った先

階段を上って左側に向かうと先ほど改札とは違いこじんまりとした改札が見つかるかと思います。

イポー行の列車の改札

こちらの改札は列車の出発の30分程前になると通過できるようになります。
チケットのQRコードを改札にかざしましょう。(スマホの画面からでも読み取ってくれます)

改札通過後

改札を通るとまたこちらで待機することになります。その後出発の15分程前になるとプラットフォームへ行けるようになります。

プラットフォームへ続くエスカレーター

プラットフォームは改札から下のフロアにあるのでエスカレーターを使って下っていきます。

イポー行きのETS
Ipohの表示

念のため行先は確認しましょうね。

ETSの座席

座席は清潔感もありますし足元も広いです。座席の真下に1つだけアウトレットがあります。もちろんBF形なので使いたい場合は変換プラグを持参しましょう。

車内の案内板

これはマレーシアあるあるですが、ともかく車内は冷房が効いているので軽く羽織れるものを持参しましょう。

ETS車内のトイレ(D号車)

こちらはD号車のトイレですが特別に広いようです。他の車両にもトイレはありますが、ここまで広くないと思います。

トイレの洗面台

ハンドソープまで備え付けられていて、清潔感もあります。


想定内だったけど、、、結構な遅延。。。

さぁ出発して2時間程してGoogle Mapを見てみると、
「あれ、、全然イポーに近づいてなくないか、、??」
こりゃあと30分で着くわけないと気づきました。
いくら電化した列車とはいえ、ここはマレーシア。多少の遅延は覚悟していましたが、想定以上になりそうな予感。なんでだろうと気になりネットで調べてみるとFacebookからこんな情報が見つかりました。

Facebookからの情報

あー!確かにちょこちょこ停まってた!!止まるたびに自動音声で’’オペレーターからの信号待ちです’’とのアナウンスがありましたが、これのせいで遅延してるのだと気づきました。
そんなのもあってイポーには40分遅れで到着しました。まぁ許容範囲ですけど日帰りの身には少し痛かったです。

イポー駅到着
イポー駅外観


イポーからKLへ帰ろう

イポー駅はKL Sentralほど大きくないのでそれほど帰りの列車に乗る際は手こずることはないかと思います。

イポー駅 改札付近

改札のそばにテレビがありますが赤色の字で表示されているのは列車の時間を表しています。上の画像だと17:46なので17:46発の列車のチケットを持っている人は改札を通れます。自身の列車の発車予定時間を把握してテレビの表示を確認しましょう。

テレビの表示

発車の5分前になるとゲートが閉じられると表示があるので気を付けましょう。
(5分前になってしまった場合は駅の職員に言えば通れるとは思いますが、迷惑はかけないように)

列車の号車の表示

このような感じで帰路に就いたのでした。ちなみに帰りの便は定刻でKL Sentralに到着しました。

次回はイポーのグルメを紹介します!


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