12月18日(月)のつぶやき
おはようございます。四万十は、晴れ。
ひさしぶりの朝日のまぶしさに目を細める朝です。やっほう。
川へ。昨日の大風ですっかり色を落した(落葉樹の枯れ葉が散った)岸辺。
裸の樹木は、冷たい風にカタカタと冬芽の枝を鳴らしています。
少し寂しさも感じられる冬の川景色。でも、そこには春を想像する楽しみもあるのです。
さぁ、家に戻って洗濯をしなければ、明日からは、また天気が崩れそうだし・・・。
今日の最低気温は、0、0度。
最高気温9、2度。午後も晴れ。
陽ざしたっぷりだけど、冬枯れのフィールドを支配するキリッと冷えた空気とピリッと頬に冷たい風に、しみじみと真冬の到来を感じます。
そして、クリスマスソング&年間のヒット曲が、やかましい(ほど流れる)ラジオをオフにすれば、聞こえてくるのは、鳥の声だけ。
静けさがゆるく流れる時に満ちてゆきます。
テレビを持たない暮らしをしている僕は、ラジオをよく聴きます(FM2局が入る)。
でも、最近は、(いつもダイアルを合わせている)地元の民放FM局がつくる番組は、スイッチをオフにするコトが多くなりました。
お口ならぬ、お耳にあわない番組が増えたので(エラソーですいません。でも・・・)。
そのかわり、ラジコやユーチューブで、ラジオ番組を聴く時間が増えたのでした。
*最近、お気に入りの番組は「Otona no Radio Alexandria」
*12月20日。四万十市のコミュニティー放送局「FMはたらんど」が放送を開始します。楽しみです。
そんな、ラジオ好きガイドの年末のオススメ番組は、大晦日の「NHK紅白歌合戦」です。
え?と思った方も多いとおもいますが、見る紅白ではなく、(状況や衣装などを想像をしながら)聴く紅白は、まさに歌合戦。
室内で耳を傾けるのもよいけど、よりオツな楽しみかたは、焚き火キャンプなど野外で聴くコト。
ひとり旅で。
「ある年の大晦日。長いバイク旅の途中、初日の出を見ようと、海辺にテントを張った。
降るような星空の下、ひとり焚き火にあたりながら、温めた缶詰をツマミに、ウイスキーを飲みつつ、ラジオで、紅白歌合戦を聴いた。
そして、旅を歌ったある曲に、ココロが震えた。旅歌の現場聴きだ。
それまでは好きでもなかった演歌なのに、しみじみと旅情をさそわれた僕は、思わず涙腺がゆるんだ。その夜は、つい飲み過ぎてしまった。
初日の出は、寝坊して間にあわなかった」。
旅先で出会ったヤツラと。
『凍てついた冬の星空の下、一箇所に集まったキャンパーは、焚き火にあたりながら、食べ、飲み、語った。
吹きっさらしの川原で、タープなどで周囲に壁を作るなどの防風対策をしなかった。
おかげで、ばっちり服を着込んで焚き火にあたっていても、体の前面はぬくいのに背中が冷たい、というジレンマにおちいったのだった。
しかたないので、時々、背中も焚き火であたためてやり過ごした。
誰かが持ってきてた小さなラジオで、NHK紅白歌合戦を聴く。
(いつもは聴かない)演歌が沁みるねぇ、と言った友人が、歌合戦の間のタイミングのよいところで大声で叫んだ。
「遠くから白組の健闘を祈る。こちらは陸の孤島四万十川、カヌー年越し部隊より!」と。
僕は、「こんなところで聴く紅白もいいもんだなぁー」としみじみ思った』。
「RADIO MAGIC」。さして変わり映えのない大晦日の歌番組も、少し工夫して、いつもとは違うアプローチで、環境で聴いてみれば、新しい発見と感動があるかも、です。
さて、この大晦日。僕は、どこで紅白歌合戦を聴こうか。
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