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「頑張ればなんとかなる? いや、それが通じない世界」 30代キャリアの現実


「キャリアを手放したくない。でも、全てを背負うのはしんどい」


——仕事も家庭も、自分らしく生きるために

「もう一歩、キャリアを進めてみては?」
「そろそろ家庭を優先する時期じゃない?」

30代女性のキャリアには、必ずと言っていいほど“見えない圧”がついてくる。

独身なら「管理職を目指さないの?」と言われ、既婚なら「子どもは?」と聞かれる。子どもがいれば「そろそろ落ち着いては?」と暗に退路を示される。

何を選んでも、何かを問われる。

仕事を続けるなら、全部やるのが当たり前?


仕事を辞めるのは惜しい。でも、今のまま全てを背負い続けるのもしんどい。
そんな葛藤を抱えている女性は、きっと私だけじゃないはずだ。

私は今、リモート&フレックスで働いている。条件だけ見れば、理想的な働き方に見えるかもしれない。

でも、自由なはずの働き方が、時に「休めない働き方」にもなる。

子どもが熱を出せば、仕事の合間に看病をする。家事と育児の隙間でPCを開き、メールを返す。オフィス勤務だった頃より、むしろ時間の線引きが難しい。

「時間の自由はある。でも、心の自由はない。」

そんな感覚に陥ることもある。

「頑張ればなんとかなる」と思っていたけれど


20代の頃は、「努力さえすれば報われる」と信じていた。
でも、30代になり、子どもを育てながら働いてみると、努力だけでは解決しないことがあると痛感する。

時間にも、体力にも、限界がある。

それでもキャリアを手放したくないのは、「働くこと」が自分のアイデンティティの一部になっているから だと思う。

社会とつながり、自分の力でお金を稼ぎ、誰かに必要とされる実感を得る。
この感覚は、育児や家庭だけでは埋められない。

だからこそ、「全部頑張る」のではなく、「自分に合った形で働き続ける」ことが大事なんじゃないかと思う。

「キャリアか家庭か」ではなく、「どうバランスを取るか」


キャリアか家庭か。
どちらかを選ばなければいけない時代は、もう終わった。

大切なのは、「どんな形なら、自分らしく働き続けられるのか?」 を考えること。

仕事の仕方を見直してみる。
役職を追わずに働き続ける選択をするのもいい。
副業やフリーランスの道を模索するのもあり。

「頑張る」の方向性を、自分で決めることが大切なのだ。

「やるか、やらないか」ではなく「どうやるか」

「全部やるのは無理。でも、全部諦めるのも嫌だ。」

そう思ったときが、働き方を再構築するタイミングなのかもしれない。

頑張る方法を変えれば、キャリアは続けられる。
「やるか、やらないか」ではなく、「どうやるか」を考えてみよう。

正解なんて、あとから作ればいい。
それができるのは、選択する意志を持った「私たち自身」なのだから。


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