コロナ禍は第二の黒船だ!!令和維新へ!!
明治維新はペリー率いる黒船の来襲から始まった。維新という物はギリギリの状況でしか生まれないのかもしれない。コロナに対する政府の対応は後手後手。日本人は危機意識を本当に感じている人とコロナ禍にある意味慣れてしまった人の二極化が進んでいる。今のままの自公政権、もっといえば長きに渡る自民党幕府ではダメだ!とかなりの数の国民が感じている。しかし、現実の野党にも期待は出来ないというジレンマ。実は野党が薩長軍では無いのだと私は思う。与党野党を含めた今の政治体制が幕府体制なのではないか?
かつて大前研一率いる平成維新の会が政治維新を考えたが挫折した。大阪維新の会も日本維新の会も維新を起こす強力なインパクトはない。維新を起こすのは圧倒的なパワー、国民に強烈な期待感、インパクトを与えなければなしえない。もしそれに近い物があったとすれば、唯一の可能性は数年前の「希望の党」であったが、小池都知事の「排除の論理」であっけなく消えた。
いま国民が求めているのはイデオロギーではない。危機に対する強力な政府だ。コロナが黒船だとすれば、令和維新は自ずと見えてくる。与党でも野党でもない大きな勢力が少し見えてきたかもしれない。もしかしたら私と同じように感じ始めた方もいるのではないだろうか。それは!!
「全国知事会の存在」である。コロナ禍の中で、その存在感は急速に高まっている。各都道府県の知事の出身政党はさまざまだが、それを乗り越えて一つの集団となった時、それはとてつもないパワーになり国民にとって大きな選択肢になる。しかも、ただ国会で多数を穫るというだけではなく、各自治体への権限委譲、ひいては道州制の導入、国会議員の定数削減等、まさに日本を根本から変える可能性も国民は感じるはずだ。それこそが、本当の維新と呼べる物であり、令和維新そのものとなる。
絵空事であろうか?平時ならそうかもしれない。しかし、この危機的状況の中で、もしかしたらすでに数人の知事、または知事経験者は考え始めているかもしれない。あと数ヶ月で間違いなく衆議院選挙がある。私は心から期待したい。シナリオは創るものではなく、危機感からの使命感がパワーになって生まれる。そして、その中から自ずと令和の坂本龍馬が出現してくる。日本が生き残る、日本が変わらなければならない時期が刻一刻と近づいている。