2019年度ヘルスケア・遠隔医療カオスマップを作成しました!
(注: 2020年度版はこちら: https://note.com/aritaku/n/n5ccbfbc2e0a0 )
noteにアップした画像だと画質が怪しい気がするので、一応Google Driveに元の画像も残しておきます。ボヤけてよく見えない方はこちらをご参考下さい。
これまでいくつかヘルスケア市場に関するカオスマップはあったかと思いますが、中々自分の中で腑に落ちる物がなかった為、自分で作って発信した方が良さそうだぞという課題意識から作成しました。
カオスマップの作成基準
今回のカオスマップはスタートアップだけではなく、老舗の企業も含めて、今ある日本の医療・ヘルスケア系企業全般を可能な限り網羅した形で作成を行いました。
アイコンに関しては、基本はサービスのアイコンを使用しています。一つの企業が一分野にて多くのサービスを出している場合は、代表的なサービス or 企業ロゴを使用させて頂きました。
マーケットポジションに関する分類は、遠隔医療を念頭に置いてあります。
その為、医療系人材紹介サービスや医療情報メディア、電子カルテ、手術支援などの周辺分野はボリュームが少なくなっており、他の分類からすると網羅性は低くなっているかもしれません。
遠隔医療を中心にしたマーケット分類
遠隔医療の外観については、こちらの記事( 遠隔医療市場外観: 遠隔医療ってどんな市場? )にて詳細を書かせて頂きました。
上記の記事にも書かせて頂いた内容ですが、遠隔医療とは以下の4つの市場から成り立つ分野の総称として読んでいます。
また、こうした市場区分を念頭に起きつつ、遠隔医療が社会に浸透していく中で、以下の様なサービスフローが作られていくだろうと予想しています。
その為、以下の様な分類に基づき、今回のヘルスケア・遠隔医療カオスマップの作成を行いました。
オンライン診療
ほぼ網羅出来ている気がします。
遠隔医療相談
医師に1対1で直接相談出来るものから、掲示板的に相談出来るもの、病院検索等の医療情報メディアと併設して相談出来るサービスなどを取り上げました。
健康管理サービス
医療従事者等が介入(電話・チャットなど)をする健康管理プログラムとして取り上げました。健康保険組合向けサービスや企業向けサービスが主になっています。
医療画像診断
遠隔医療画像診断、遠隔病理診断、医療画像解析などのサービスを取り上げました。
簡易検査
遺伝子検査や腸内環境検査、家庭血液検査等を取り上げました。
医療メディア
一部を除いて、toC向けの医療情報メディアを取り上げています。
電子カルテ
出来る限り新規のサービスを取り上げました。(既存サービスはキリがなかったり、サービスアイコンが無かったりしたので、、、)
PHR
自分で健康状態を記録しながら使えるサービスを取り上げました。研究利用のためのサービスや、電子カルテとの連携アプリも含まれます。健康管理サービスとは違い、医療従事者などからの介入がない自己完結型のサービスと定義させてもらいました。
医療機関検索・予約
病院検索、歯科医院検索、薬局検索と、その予約サービス等を取り上げています。美容整形に関する口コミ・予約サービスも含んでいます。
医療機関向けシステム
レセプトチェックサービスや、予約システム、薬局向けシステムのサービスを取り上げました。業務改善や経営支援サービスも含まれます。
在宅医療・訪問看護・介護
従来の訪問介護・在宅医療を提供する企業とは、+αで違う要素を持った企業を取り上げています。また、介護関連のIoTサービスも多数取り上げています。
データ解析
医療画像以外のデータ解析・分析サービスを提供していて、サービスアイコンがきちんとあるものを取り上げました。
人材
医療・ヘルスケア企業に分類される企業が提供しているサービスに絞っている為、リクルートやマイナビなどのサービスは入っていません。
手術支援
従来の手術支援ロボットの企業は追いきれていないと思います。
クリニックチェーン
業態としてクリニックチェーンに取り組んでいる企業を取り上げました。
以上、今回作成させて頂いた2019年版ヘルスケア・遠隔医療カオスマップについてでした。今後も引き続き市場毎、対象疾患毎の視点から遠隔医療に関する記事を公開してく予定です。
今回作成したカオスマップは随時更新を行っていきたいと思っておりますので、ご指摘・ご意見等ありましたら、是非Twitterの方に直接お声がけください。
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