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残りの人生の中で2つ大きくやりたい事が出てきた。
端的に言うと、今の仕事の延長線上にある山ではなく、残りの仕事人生を賭けてもっと大きな山を登りたくなってきた。
1つは単純に「実業家として成功したい。」という事。50億以上の売上規模の事業/会社を30代のうちにゼロから作りたい。そうしないと自分の中の人生のマイルストーンを消化できない気がする。
もう一つは「社会保障の発展とデジタル民主主義の構築を通じて、新しい国家像を作りたい。」というもの。自分の人生が続いている間に新しい社会の地平に辿り着きたい、もしくはその探索するプロセスを通じて、自分自身の人生に意味を持たせたいという欲求が出てきた。
33歳になって感じるモヤモヤ感
今の仕事は意外と長くやりすぎているのかも知れない。仕事を通じて得られる新しい地平が減ってきた気がしている。
今やっている医療xITの仕事は、およそ23, 4歳くらいから本格的に歩み始めた道だ。当時はまだモバイルアプリ全盛期で、アプリを通じて医療やヘルスケア領域がどれだけ発展させられるかという希望の地平線があった。
ただ、幾つかの点で失望があった。
最初の仕事のスタートアップで自分の望む成果を得られなかった。
後悔はないが、その時得たかった社会的成功は何も得られなかった。そしてその時の経験は自分の中のただの過去の1つになってしまった。
社会的成功は改めて違うチャレンジをすれば良いだけだし、チャレンジした分、人間的・スキル的成長はしてきていると思うので、無碍に否定するような過去でもないが、年月を経るにつれ「自分が当時登ろうとしていた山が本当は無かったのかもしれないのでは」という感情が、今抱えるモヤモヤ感として尾を引いている気がする。
もう一つ、23, 24歳の自分が思い描いていた10年後の自分はこんな姿では無かった気がする。
まだ何者かに成れた感じが全くしないし、当時の自分の直線的延長線上にしか辿り着いていない気がする。過去の自分が全く思い描いていなかった場所やスキルや知性を手に出来ているかといえば、全くそうは思えない。
10年前にやりたいと願った事を、ただ職業としてやり続け、ただその職業としての平凡なアウトプットが積み上がっただけのような道のりな気がする。
そして、最も大きなモヤモヤ感の原因になっているのが、今の自分は停滞する日本社会を前に進めるための何か重要な役割を担えているか?という部分にある気がする。
バブル崩壊。失われた30年。停滞する日本社会。少子高齢化。ゆとり世代。膨れ上がる社会保障費。GDPランキングの後退。デジタル後進国社会。人口減少社会。
自分の生きてきたおよそ30年の日本社会は常にネガティブな時代だった。
だからこそ思う。自分はもう30代。こんなネガティブな空気なんて吹き飛ばすくらい暴れなくて良いのか。もっと大きなチャレンジをやり続けなくて良いのか。自分が中心になって社会全体を変える空気感を作れなくてどうするのか。
33歳になって感じる自分のモヤモヤ感は、つまるところ、平坦になりつつある自分の人生と、平坦なまま何も変わらない日本社会の空気感の2つを重ねながら感じる感情なのかもしれない。
モヤモヤを吹き飛ばすために
だからこそ、今のモヤモヤを吹き飛ばして新しい地平を見るために、ビジネスを通じた成功の側面と、社会の発展を通じた新しい希望に満ちた日本という側面の2つの要素を追求しないといけない。
多分どちらか一方をやるだけは満足出来ない。2つとも明確に追求する必要がある。
事業を通じて、自分の人生のマイルストーンをクリア出来るか。これまでは、医療ヘルスケア市場におけるIT市場での仕事をやり続けてきた。でも、もはやそこに対するこだわりは無くなってきた。もっとシンプルに成功したい。民間企業が歪みなく成長出来る市場選択がとても重要だなと改めて感じる。
これからはあまり手段にこだわらず、これまでよりも大きな市場で、王道のチャレンジをしていく事になる気がする。
そして、これからの社会がどう変わっていくのか、どんな方向に変わっていくべきなのか?という事についても主体的になって、日本社会の変容に関わっていきたい。
これまでの仕事を通じて、社会保障のあり方をアップデートする必要性や、もっとデジタル民主主義という枠組みを通じて実現できることがたくさんある気がする。社会保障xデジタル民主主義という領域こそ、自分の強みが一番発揮出来る領域かもしれない。
福祉国家としての変容、民主主義の社会実装方法のアップデート、AI時代における人間社会の変化、それらを統合した先にある個人の幸福及び社会の幸福が何か、という事を考え続けることが、今の自分にとって必要なプロセスに感じる。
ビジネスと社会貢献、というワードに落とし込んでしまうとチープのような気もするが、とにかくその2つを追求し続けて、30代を満足した形で終えられるようにしたい。それが自分にとって達成すべきマイルストーンだ。