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【NEON ACADEMY DAY3 レポート】たけもこさんと学ぶ「企画力を高める方法」とは?

2024年2月に開校した、「日本をもっとネアカに」を信条に活動する制作会社NEON GREEN Inc.が提供する、クリエイティブディレクター養成講座 ・NEON ACADEMY(ネオンアカデミー)は、1期生はベーシックコースを終え、現在はアドバンスコースが行われています。

今回は、3月6日に行われたベーシックコース第3回の講義の様子をレポートします。

前回のレポートはこちら↓

今回は、ライター・SNSプランナー・モデルの、たけもこさんをお迎えし、企画とは何か?どのようにして面白い企画が作られるのか?といった「オリジナルコンテンツ」についてお話を伺いました。


アイスブレイクは、「面白いと思うテレビ・YouTube番組」について

まずは、講義に入る前に全体でのアイスブレイク。今回は「今までに面白いと思ったテレビ・YouTube番組」というお題を全体で話し合いました。

参加者から出てきたのは

  • LIGHT HOUSE (Netflix)

  • すしらーめん・りく(YouTube)

  • クイズ☆正解は一年後(バラエティー)

  • 不適切にもほどがある!(ドラマ)

  • 世界はほしいモノにあふれてる(NHK旅番組)

など様々なジャンルがありました。

その中で、受講生のすずさんが挙げていた『世界はほしいモノにあふれてる』をピックアップ。

ミュージシャン・JUJUさんが出演する、海外の素敵なものを特集として紹介するNHKの旅番組だそうで、観るだけで視野が広がるそうです。

ユーザー視点で各自の面白いものをシェアしたところで、次は制作側の視点へ。どのように企画を生み出すのか、という今回の講座の内容に繋がっていきました。

クリエイティブディレクターとしての企画とは

ここでは、ネオンアカデミー塾長のALLYから企画とは何か、どんな制作プロセスがあるかなどを教えてもらいました。

ロゴを考えるブランディング企画会議での実際の様子

企画とは、単に目先の課題を解決するだけでなく、未来を見通し、新たな価値を創造するプロセスのこと。これは、あらゆるシーンで必要とされ、日常生活からビジネスの現場まで、幅広い場面で活かされています。

実際のクリエイティブディレクターの仕事では

  • 新しいコスメブランドの立ち上げ

  • 新商品のマーケティング戦略

  • SNSキャンペーンの企画

  • イベントのオーガナイズ

などあらゆる企画があります。

塾長ALLYが、企画のプロセスの中で特に強調していたのは、クライアントやプロジェクトの深い理解の必要性でした。

良い企画を生み出すには、何度もクライアントにヒアリングを行い、その情報を元にコンセプトを作成し、クライアントと共にそれを実現するための具体的な戦略を考えていくプロセスが重要になります。

企画は単にアイデアを出すことだけではなく、それを実現するための実行計画を立て、目標に向かってチームをリードすることも含まれていることを学びました。

これには、クライアントやチームメンバーとの密接なコミュニケーションが不可欠です。クリエイティブディレクターには、様々な人たちと連携してプロジェクトを成功に導くことが求められると言えるでしょう。

コンセプトを制するものは企画を制す

塾長ALLY

企画を考える上で重要になるコンセプトとは、今ある社会常識や普通の枠組みを越えて、人々がまだ満たされていない、自覚できていない欲求を満たすための提案の方向性のこと。

現代の社会には、コンセプトが必要不可欠である4つの主な要因があります。

  • 情報過多

  • テクノロジーの急速な発展

  • 問いの複雑化

  • アイデンティティの揺らぐ外的要因の多さ

その上で、現実をどのように捉え、人々の認知をどのように変えていくかということがコンセプトを作る目的となります。

クリエイティブディレクターは、社会の様々な課題に対して独自のコンセプトを通じて新しい価値を提案し、人々の認識や生活にポジティブな影響を与える存在。ここでは様々な事業が例に出されており、コンセプト作りがイメージできる時間になりました。

たけもこさん登壇:実際の企画とSNS運用

ここで本日の特別講師である、ライター・SNSプランナー・モデルの、たけもこさんにバトンタッチ。

たけもこ
新卒でヤフー株式会社に入社後、web広告のマーケティング部署で2年半勤務。2021年、株式会社アマヤドリ(現マーボードーフ)に転職し、SNSをメインとしたプロモーション施策に従事。2023年に独立し、ライター・SNSプランナー・モデルの三刀流フリーランスとして活動中。

ここでは、たけもこさん自身の経験を基に、企画とSNS運用に関する貴重な知見を知ることができました。

たけもこさんは、大手インターネット企業での広告部署勤務から始まり、その後、食品会社を経てフリーランスとして独立。その中で、特にSNS運用と記事作成において、たくさんの成功事例をご紹介いただけました。

SNS運用の事例

たけもこさんは、特定の食品ECサービスのSNSアカウント運用を担当し、フォロワー数の大幅な増加を達成。

この背景には、コンテンツの質と投稿の戦略を意識した仕組み作りがあったと言います。

都内の飲食店を紹介することをメインに設定し、投稿のトーンや使う絵文字、言葉遣いまで細かく定義。これにより、一貫性のあるアカウントとしてフォロワーに信頼される存在になりました。

「仕組みを作ることで、運用の持続可能性を高めることができ、最終的には他人にも運用を任せられるようになった」という経験から、SNS運用における戦略の重要性を話していました。

記事作成の事例

記事作成においても具体的な事例を紹介してもらいました。

デザインツールのPR記事案件において、ご自身の趣味である「謎解き」を使った記事を企画・執筆。記事の中に出てくる登場人物たちが謎解き力を上げるために仮説検証を行っていくという内容でした。

企画の上で大切なのは自分が依頼された理由を考え、自分ができることを企画に落とし込むということだと言います。そのために、日常のおもしろをストックする重要性を教えてもらいました。

企画のコンセプト

たけもこさんは、企画の成功には、「自分が得意とすることや好きなことを活かすこと、そして、その企画が社会やコミュニティのリアルな会話に溶け込めるかどうかが重要」と話していました。

自身の経験から、企画やSNS運用がリアルな人々の声やニーズに応え、それに溶け込むことで、より大きな成功につながるとのこと。

たけもこさんの話で、企画とSNS運用における実践的なアプローチを考えることができたのではないでしょうか。

たけもこさんからの参加者へのメッセージ

講義中のたけもこさん

「今回、私は教える感覚で来ているわけではなくて、自分が知っていることを共有するという感じでした。正解は本当にないと思っています。

何を見ればいいか、という具体的な答えはなく、自分が好きなものをしっかりと見ることが大事です。流し見しているかもしれない、という自覚があるなら、それを意識的に見直し、なぜこれが面白いのか、と考える癖をつけるといいかもしれません」

たけもこさんは、参加者一人ひとりが自らの好奇心や興味に基づいてコンテンツを深く理解し、楽しむことの大切さを話してくれました。


最後は、受講生がネアカなイメージとして考えた「バタフライのポーズ」で記念撮影。

企画作りは正解がないからこそ、自分自身で面白さや価値を見出し、それを生活や仕事に活かしていくことが重要ですね!

次回のレポートもお楽しみに!


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