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4hintaro
2021/11/11の一本
本日に取り上げるのは、こちらの記事。
内容は、ゼネラル・エレクトリック(GE)が航空機エンジン・医療機器・電力の3つの事業会社に分割し、それぞれが株式を2024年までに上場する、という記事。
こちらの記事を取り上げた理由は先日の東芝との対比して考えたいと思ったためだ。
先日の東芝で中心に話しになっていたのはコングロマリットディスカウントについてだった。
一方でGEにおいて、話題になっているのは個別の事業部面における収益性であり、そこに東芝との状況の違いが出ているように感じる。
そのうえで、気になるのはGEが分割されたあとの金融事業と火力電力事業などの不採算事業である。
というのも、正直、経営の分割や個別事業化自体はあまり不安に思っていない。
これは、アメリカの経営の歴史ジョブ型雇用による人材の補充、プロ経営者の存在があると思う。
一方で不採算部門は、これまでカバーしてもらっていた部分がなくなるため、単独での収益が求められる。
そういう意味で、分社化はまだ先だが今後の動きや経営に注目したい。