2021/10/04の一本
本日に取り上げるのは総合・経済面からこちらの記事。
内容は、本日から発足する岸田文雄総裁率いる新政権は経済政策として、積極財政や金融緩和を柱とするアベノミクスを踏襲しつつ、富の再分配や所得の拡大に重心を置くことを述べた上で、規模ありきではなく、成長を呼ぶ賢い財政支出を探る必要があることを述べている。
この記事を取り上げた理由は、本記事の意見と同意であり、単純なバラマキではなく、成長を実現するための分配の方法を考えてほしい、という思いからだ。
まず、私だが、まだ20台であり、海外への移住や国籍の変更をしない限り、長い間日本に在住することになる人間である(海外移住の願いも無いわけではないが、日本の公共サービスの充実性と海外の永住ビザの難しさから日本から離れることはないのでは無いかとも思っている)。
そんな私からすると膨大な長期債務が残っている状況、自転車操業を行っている状況はいつか破綻をするのではないかと不安を覚えている。
そして、そんな立場だからこそ、財政健全化の願いというのは強い。
一方で、経済の成長を実現する必要があることについても理解はできるし、経済を成長をさせたほうが税収が拡大することも理解はできる。
だからこそ、経済成長を実現するための投資(財政政策)を行ってほしいと強く思う。
以前に行われた国民全員に対して10万円を配布しても貯蓄が増えただけであり、景気にはほとんど影響がなかった。
ああいう薄く広くに対して資金をばらまく財政政策ではなく、労働者の生産性を増やすためのリスキリングや世界に対して優位性を築けるような戦略的な産業分野に対して資金を注入してほしいと思う。
それらは短期的には景気を上向けるには向かないかも知れない。一方で、将来的には大きな可能性があるとも思っている。
そういう意味で、現在の国民の効用の総和ではなく、現在と未来を含めた国民の効用の総和で考えてほしいと私は思う。
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