2020/10/02の一本
東証についてのニュースが多い中であえて、本日に取り扱う記事はこちら。
こちらを取り扱った理由としては「市場の定義」に関心を持ったためだ。
本記事では市場を「長崎県」の銀行市場と定義した結果、「寡占市場」になっている。
しかしながら、「日本」の銀行市場と定義した場合これはどうなるのか、と言ったら間違いなく「寡占市場」とはならないだろう。(俗に言う3メガが中心であり、そこも競合しているため銀行市場の寡占はないだろう。)
そして、この市場の定義の仕方に関心を持った理由としてはIT市場もこれに当てはまると思われるためだ。
俗に言うGAFAはアメリカやヨーロッパで独占禁止法が問題になっている。本日のニュースに中国でGoogleを独占禁止法違反で審査対象にするというニュースもあったくらいだ。
そして、これは市場の定義によってこの判断が大きく分かれると考えている。IT市場と定義したならば間違いなく「寡占」という判断にはならないだろう。ただ、検索システム市場と捉えた場合、「Googleが独占状態にある」と言われても違和感はない。
そういう意味で、今回の件を代表にどのように「市場」を定義するのかは興味深いと考える。