2021/12月第1週の一本
今週、取り上げるのは12/2の朝刊にて取り上げられたこちらの記事。
内容は、約2ヶ月が経過した、矢野康治財務次官による債務膨張を続ける財政の現状を憂える論文、その後の補正予算案に対する動きや国家の財政破綻に関する動きについて述べている。
この記事を取り上げた理由に日本の財政破綻は本当に大丈夫なのか、日本は破綻することはない、と安易に思い込んでいないかという事を感じたためだ。
そもそもとしてバラマキ予算やほぼずっと続いているゼロ金利政策については個人的にな問題だとは感じている。
その上で最近、真山仁さんの小説である「オペレーションZ」に少し触れる機会があった。
そして、本小説の中では、SF小説家の作品の内容という形で日本が財政破綻を起こした後の姿が描かれている。
このことから日本の財政状況に改めて不安を覚え、今回の記事を投稿対象として選んだ。
その上で思うのは、一度、国家の財政破綻について、何が起きるかを認識した上で、真剣に向き合い考えるべきではないか、ということである。
国家は破産しないわけではない。
残念ながらそれはギリシャ危機によって証明されてしまっている。
そして、ギリシャ危機で起きたことというのは、そのまま日本で起きてもおかしくないことである。
そして、真山仁さんの作品で描かれた姿も起きても不思議ではない姿である。
その意識を持った上で矢野論文を読んでみてほしいと思う。