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’写ルンです’で小学生に撮らせてみた写真

こんにちは。
フードコーディネーター、写真家の高梨亜里です。

noteでは、料理写真の撮り方のコツや、写真を撮るのが楽しくなるような記事を発信しています。

’写ルンです’がここ数年、10代や20代の若者たちに流行っている。
理由はレトロブームで、ファッションのみならず、昭和体験をしたい、
現像してどんな写真ができるかワクワクと待つ、手間をかける体験、
写真の仕上がり質感が見慣れたデジタルと一味違い、簡単にエモい写真が撮れる、
などということがあるようです。

私自身も、フィルムで写真を撮ることは今はすっかりないので、
懐かしくて、楽しみたい気持ちが湧いてきて、カメラはスズキ横浜店さんで、’写るんです’を無事購入。(人気があり品薄状態で、一人1台までと販売制限がかかっているところがほとんどです。)

夏休み!海に行ったときに持っていき、小学3年生の子供に、「自由に撮っていいよ!」と渡し、「ただ、デジタルと違って、27枚までと枚数が限られているから、慎重に、いいな!と思った時に、撮ってごらん」
と説明しました。

そうすると、じゃあ3枚撮ってくる!といった感じで、自分の中で、カウントする、ということをしていました。

以下が小3の子どもが撮ってきた写真。

しっかりとカメラを構えている影が。


この体験の中で、わたしの考えで重要なポイントの一つは、ファインダーを覗いて写真を撮る体験、
というところです。

私は学生時代に写真を勉強していた中で出会った、アンリ カルティエ=ブレッソンの言葉が心に強く残っています。「決定的瞬間」を切り取った数々のスナップショットを撮影したフランスを代表する偉大な写真家ブレッソン
作品展か授業の映像か何でみたか忘れてしまったのですが、それは
’カメラなんてなくて、まばたきで写真が撮れたらどんなにいいのに’
という内容でした。

写真を撮ることは機械を用いているのですが、ファインダーを覗いて写真を撮ることは、自分の目で、心で、世界を見て、映像を切り取っている、ということです。

その時、その映像は、写真として記録に残る以外に、自分の脳に記憶として刻まれていくと感じます。

だから、写真をファインダーで撮ることは、私の中で、とても大切なことでもあると感じています。

今は、携帯やパッドはじめ、デジタルカメラではモニターを見て撮ることがほとんどですよね。

30代、40代の親世代は、’写ルンです’で、写真を撮っていた方が多いと思うから、ファインダーを覗いて撮っていたと思いますが、

特に子供たちは、ほとんどの場合、ファインダーを覗いて写真を撮ることを知らないのではないでしょうか?


わたしがやってみたい授業が、小学生と、’写ルンです’で写真を撮る
✔️ファインダーを覗く、✔1枚1枚をカウントするように大切に撮る、✔ネガに触れる、✔プリントされた写真を待つ、一連の体験が、’写ルンです’なら子供でも簡単に、たくさんの学びを写真の楽しさを体験できると感じました。そんな授業です。


勝手に、ワクワクが止まりません(笑)

ひとまず、また’写るんです’を入手して、子供たちと楽しみたいと思います。

写ルンですで撮影by ariswalk






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