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一部始終

世の中はクリスマスを終えすっかりと年末の雰囲気になり社会の歯車の速度が変わっている年末に私は大掃除もせず変わり映えしない小さい部屋で横たわっている

遠い場所へ行って寒いなって思いながら星とかみたい、そういう気分にはなるし、誰も家に居ろとは言っていないのに私はそこに根を生やしたようにとどまっている。外出といえばコンビニかコインランドリーくらい。色々なことを考える割には私の思考は磨りガラス越しになにかを見ているようななにかあるのに確信を得ないものを眺めている感覚に近い。目を凝らしてもあんまりわかない。わからないから気になるけど実際はグロテスクなものなのかもしれない。好奇心は猫を殺すというけれど本当にその通りかもしれない。私の場合肉体が消えると言う意味での死ではなく、それを知る前の私は死ぬ、という感じだろうか。知らなかった頃の私にはどう足掻いても戻れやしない。それがどんなにグロテスクで狂気を孕んでいたとしても私の好奇心は知ることを辞めない。
そんな漠然と、他人からは必要なのかと首を傾げられるような思考をくるくると回してばかりの私だが2023年は激動というか変化の年だった。いっぱい悩んだし考えた。自身の在り方も他人とのこともそりゃあもうたくさん。変化している人に対して大なり小なり嫌悪を持つのは当然なので私に対して嫌悪だったり憎悪だったりそういう感情を持った人だっているだろうし私も仕方ないと思う。人と対等でいるのは相当難しいなと最近よく考えるが変化というものは常にしていて大きな変化というものは対等にひびをいれることだってある。変化は怖いとずっと思って生きてきた。自分も周りもずっと変わらずに生温かいところにいたかった。周りの人間が対等だと思わせてくれていた。いつだって私の周りは素晴らしい人間すぎてそれに甘えすぎていた。変わらないものはないのに。年の瀬を、この日を跨ぐことを区切りとするならば私は来年は対等でいる努力をしたいし知識も言葉ももっと知りたい。自ら選んで変化していきたい。2024年はきっと今年より大きく変化するだろう。


ふと見上げたコインランドリーの白熱電球が切れていてなんとなくだけどそんなもんだよな、と小さい決心になった。年を越したって日常が大きく揺らぐわけではないけどみんながそれぞれのちょっぴり特別な日を楽しめてたらいいなと思いました

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