BCマイル全頭診断

まずデルマー競馬場についてのおさらい
ダートコースがメイントラックとなります。その内に芝コースがあり日本の競馬場とは逆になります。
ダートコースは1周約1600mとなり、スタンド側に10ハロン向正面に7ハロンの引込線があるのが特徴で直線は280mで札幌競馬場より若干長いくらいです。
芝コースは1周約1400mで、スタンド側の直線半ばから8.5・9ハロン用引込線を設けています。直線は249mで盛岡競馬場に近くかなり小さいコースとなります。直線が短い分コーナー加速が求められ、コーナーを器用に回ってくる必要があり、3角、早ければ向正面から進出する必要があり、勝負どころですんなり加速できるかが鍵にな利ます。
高低差は全体で2から3mほどとほぼ平坦な競馬場ではあります。

10月28日時点でのJRA -VAN WORLDの出走馬情報をもとに書いています。
正直4競走もあると時間がないのでコックスプレートや欧ほど細かくは書きません。詳しく知りたい方は当日までに上げる最終結論を見てください。

・ジオグリフ
前走は恵まれたイン前を追走しての2着で評価はできない。私は突き抜けると思って本命にしていただけにがっかりな競馬でしたが復調気配は見せています。小回りコースは合うと思いますし、欧州ほど重くなく、東京みたく固くない、洋芝と野芝のブレンド(多分)であるためこの馬には得意な馬場であると思います。芝では安定感ありますし、海外遠征は何度か経験もありますので問題はないでしょう、武史くん継続騎乗1発期待ですね。距離短縮もいいと思います。
・テンハッピーローズ
VMでは本命にして大変お世話になりました。引き続き左回りはいいですし、流石に1200mでは短い印象でベストは1400mで1600mもこなせると言った感じですね。しかし、マイルではレイナスやソダシとやり合っていますし、能力はあります。海外に一流馬との戦いと越えるべき壁はいくつもありますが、応援します。俺はこの舞台でも勝ちまであると思っています。
・ノータブルスピーチ
前走は離して逃げたトリバリストが止まらない中での5着の敗戦は展開がキツすぎて度外視でいいと思います。あれは2着のチャリンがやばいわ。あとはそのまま走っていたとこの差だと思います。この馬かなりピンパーな成績をしていますのでハマれば2走前のような超強敵相手に勝利するなど強い面を見せてくれるので展開と馬場次第にはなるかなと思います。欧州よりも軽いアメリカの馬場の方があっていると思います。
・ポータフォーチュナ
11戦7勝着外0で内8戦がG1というアイルランドのマイル女王、前走もG12勝のフォールンエンジェル、次走G1で2着のソプラノ、フィリーズマイル覇者のイランイランなどの強敵を寄せ付けない勝利、現在G13連勝中で勢いもあり米国遠征も経験済み、牡馬相手になる今回でも十分チャンスはある。
・ヨハネス
地元アメリカの有力馬。芝に転向後安定感があり、G1を含む重賞4連勝中と勢いがあります。マイルでは4戦4勝ですし、デルマーでの勝利もあり侮れない1頭です。
・ラマチェル
モルニー賞では次走ミドルパークSまで連勝するヴァンディークの2着、イギリス1000ギニーではポータフォーチュナと差の無い3着、コロネーションSでもポータフォーチュナとナッソーS、マルセンブーサック賞のG12勝馬オペラシンガーに次ぐ3着、前走では22年フォレ賞制覇し、英短距離王者を制覇し、BCマイル3着の実績を持つ、キンロスを抑えての勝利です、近走非常に強い馬たちと互角に戦えており、安定感があります。今回距離延長にアメリカ遠征にはなりますが、十分チャンスはあるかなと思います。
・カールスパクラー
G12連勝を含む重賞3連勝中になります。マイルでは7戦して6勝と安定感ありますし、前走のクールモアターフマイルでは23年のブリーダーズマイルでソングラインと僅差のモアザンルックスや23年BCジュベナイル2着のマウンテンベアなどのメンバー相手に逃げ切り勝ちの内容で悪くはなかったですね。ハナを切れるのであればチャンスはありそう。メンバーレベルは上がるのでそこがどうかですね。
・ディエゴヴェラスケス
キングエトワードSと仏ダービーは距離が長いとみて度外視でいいですね。仏2000ギニーは4着に終わっているものの勝ち馬はセントジェームズパレス、ジャックルマロワ賞でも好走する馬ですし、レース映像が途中で固まってしまってわからないんですが、悪くないと思います。フューチュリティも相手強いですからね、悲観する内容ではないのかなと思います。ここ2走は安定してますし、輸送をクリアできれば面白いかもしれません。
・チリブラック
今年になってから重賞に出てきてそのままG1まで制覇しています。勢いはありますが、JRAVANでは、メンバーレベルを確認できないのでなんとも言えません。マイルはあっていると思います。
・モアザンルックス
去年ほどメンバーレベルが高いとは言えないかなと思います。もちろん強い馬はいますが、それで去年6着ならチャンスはあるかなと思います。前走もこっちの方が強い競馬していましたし、人気ないなら!
・ジーナロマンティカ
去年も評価していた馬な気がする。去年同様に前哨戦を勝利しており状態が良さそうですね。去年もソングラインには先着していますし、買いたい1頭ですね。
・マウンテンベア
前走前有利とはでよく伸びてきたとは言えモアザンルックスには完敗の内容でした。重賞でも接戦は演じているものの勝ち切れてはいないですし、メンバーレベルが上がるここでは厳しいかなとおもます。
・ウィンフォーザマネー
ワイズダンSは分かりませんが、アーリントンミリオンに関しては強敵相手の5着で悪くはなかったと言った印象です。前走マイルG1を勝利していますし、マイルならチャンスはあるかも
・ヘンリーロングフェロー
超良血馬ですね。無敗でヴィンセントオブライエンSを勝利すると、仏2000ギニーでは直線レースが見れませんでしたが、後方からのレースで厳しかったのではと思います。セントジェームズパレスではロザリオンの2着だし、サセックスは4着に負けているとは言え、ノータブルスピーチ、マルジューム、ファクトゥールシュヴァルの4着で悲観する内容ではない、離して逃げたトリバリストとバケモノのチャリンの3着で悪くない、前走は好スタートからハナを切るといい壁にされましたね、直線競馬で先頭だと風除けにされますからね。厳しい競馬だったかなと思います。敗因は明確ですし、買いたい1頭です。

いいなと思ったら応援しよう!