BC 4競走注目馬解説
まずデルマー競馬場についてのおさらい
ダートコースがメイントラックとなります。その内に芝コースがあり日本の競馬場とは逆になります。
ダートコースは1周約1600mとなり、スタンド側に10ハロン向正面に7ハロンの引込線があるのが特徴で直線は280mで札幌競馬場より若干長いくらいです。
芝コースは1周約1400mで、スタンド側の直線半ばから8.5・9ハロン用引込線を設けています。直線は249mで盛岡競馬場に近くかなり小さいコースとなります。直線が短い分コーナー加速が求められ、コーナーを器用に回ってくる必要があり、3角、早ければ向正面から進出する必要があり、勝負どころですんなり加速できるかが鍵にな利ます。
高低差は全体で2から3mほどとほぼ平坦な競馬場ではあります。
BCターフ
・レベルスロマンス
ドバイSCで本命にしました。芝に転向後は23年のドバイSC以外大崩れはないですし、22年にはこの舞台を勝利していますからね。特に不安はありません。2走前も負けた相手はゴリアットとヴェルメイユ賞、凱旋門賞を連勝し、世界1位になった馬に次ぐ3着ですからね。負けても悲観する内容ではないです。BCではシャフリヤール、リバティ、ジャスパレを相手に勝利していますし、7走前は大逃げをうった馬を早めんに捕まえに行った結果決めてを欠いて差されての4着で致し方ないかなと思います。ウィリアムが騎乗しますし、人気でも逆らえないかなと思います。
・エミリーアップジョン
この馬強いんですけど、デットーリから乗り替わってから勝ち切れてはいないんですが今回、アメリカ遠征ってことで鞍上が主戦に戻るのはプラスだと思いますし、前走のヴェルメイユ賞のレベルが異次元すぎますね。上位2頭はブルーストッキングとアヴァンチュールで凱旋門賞でもそのままワンツー決着ですからね。ハイレベル戦だったと思います。しかもブルーがラチ沿いのハナをアヴァンがラチ沿いの2番手をこの馬が2番手の外を走っていてこの差なら内外逆なら十分逆転はあったと思います。未だ能力が世界トップクラスかなと思います。鞍上戻ってパフォがさらに上がれば勝ち負けになってもおかしくはないかなと思います。
BCクラシック
・シティオブトロイ
初ダートにはなりますが、私としてはこなせると思っています。というのも全兄に当たるアンビリーバブルがアイルランドの未勝利戦のダートマイルで勝利していますからね。父のジャスティファイは無敗でアメリカダートを制覇していますしチャンスはあるでしょう、もちろん芝よりの母系ではありますが、こなせないことはないと思います。ただ、世界のトップクラスが集まる舞台で初ダートなので、人気になるのであれば多少嫌ってもいいかもしれないですね。
・フィアースネス
ケンタッキーダービーの敗戦は分かりません。状態が悪かったんですかね?少しスタートで挟まれて逃げれなかったのも痛かったですね。負けすぎなのとその後2連勝しているので度外視でいいかなと思います。フロリダダービーは圧勝していますし、前走もかなりのメンバー相手に勝利していますし、2着のソーピードアンナはケンタッキーオークスを含むG14勝、3着はケンタッキーダービー2着のシエラレオーネ、4着がベルモントS、ハスケルSのG12勝のドーノックですからね、これらを相手に勝ち切るのは強いとい言わざるを得ないかなと思います。今回は外目の枠に入ってしまい、前目にいきたいこの馬にとっては厳しい競馬になりそうですね。想定4人気なら買う価値は十分あるかなと思います。
・シエラレオーネ
私がケンタッキーダービーで本命にした馬ですね。ブルーグラスS以降勝利はないもののG1でも3着いないに入る安定感はありますし、前走も直線大外に出して追い込んでの3着だが、馬と勝負服を見ると分かる通りめちゃんこ砂被ってんのよね。これはそれで上位と差はないし、4着以下を離しており十分な内容。ケンタッキーダービーと同等に走れればここでは勝ち負けになるかなと思います。想定ではあまり人気がないですからね。
・デルマソトガケ
去年本命にしました。前走に関しては、長期休み明けに加え、約2年ぶりの日本でしたからね。致し方ないかなと思います。去年は鞍上がうまく乗ったとは言え頑張っていましたし、ホワイトアバリオの2着は評価できます。去年以上にアメリカの3歳世代の馬が強そうなのでメンバーレベルは去年以上かと思いますが、アメリカ適正と叩き2戦目で上積みあればチャンスはありそう。去年のようなレースで粘りこむ形になると思います。フィアースネスをマークするのかなと思います。あとはどこまで粘れるかだと思います。
BCフィリー&メアターフ
日本馬でないんですよね。
・ウォーライクゴッテッス
BCには3連連続で参戦しており、同じデルマーで行われた年はフィリー&メアターフに出走し、ラヴズの3着に敗れていますが、デルマーの経験値はかなりアドバンテージになるかなと思っています。2着のマイシスターナットもG1勝ちことないですが、接戦を演じていた馬ですし、さすがのメンバーレベルだったかなと思います。2年前からターフを使ってきましたが、2年前はレベルスロマンスの3着で一線級の牡馬相手によくやったと思いますし、去年もロダンやオブスティールなど強敵相手でしたからね、厳しかったです。今年は牝馬戦線へ戻りますし、ここは能力が違うかなと思います。前走もファーブリッジやシルバーノットという強敵牡馬合う手に引けを取ってはいませんし、7歳牝馬とはいえあまり衰えもなさそう。牝馬限定戦のここなら十分勝ち負けかなと思います。
BCマイル
・ポータフォーチュナ
前走は前に行った2頭をねじ伏せての勝利ですし、直線では外伸びかなと思いましたが、赤い帽子の馬を見ると最後は止まっているためインも伸びる中で大外から豪快に差し切りと着差以上に評価できるかなと思います。G1 3連勝中と勢いありますし、3歳で斤量も軽い、アメリカ遠征も経験済みと欠点がないですね。正直、怪物牝馬だと思います。トムがドン図まりでもやらかさない限り勝ち負けでしょう。
・ジオグリフ
小回りのマイル戦で日本よりも芝が重く、欧州よりも軽いまさに絶好の舞台だと思います。芝では大きく負けてないですし、欲を言えばクリストフがよかったですが、前走の武史の騎乗を見ると悪くなかったですからね。枠も内目に入っていいポジションで競馬できそうですからね。世界最強のイクイノックスと日本総大将ドウデュースに勝利した唯一の馬がアメリカの地で復活するのも悪くないですね。相手も世界レベルではありますが、十分チャンスがあると思います。