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ヘナ歴19年について

今年の1月くらいに、ある企業に面接に行った時のこと。たまたま目についたチラシが、1日3時間程度の夕方勤務、土日休みだったので、もう少し収入がほしいと思っていた私にちょうどいい!と。

仕事内容が事務作業なので、目は悪くないですか?とまず聞かれ、それはクリア

そして、履歴書に63歳と書いていたので、

年下の人に教えてもらう事になりますが、そこは大丈夫ですか?とか、いろんな人がいますが、合わせることはできますか?みたいな事も言われ、どうしてそんなことを聞かれるのか?今までいろんな職場の面接を受け、全部通って、そこで働いてきたし、誰かと喧嘩してとか、気まずくなって辞めたことなど一度もなかった。

そして、結果は不採用。

何がダメだったのか?よく考えたら、私は面接だと言うのに、デニムのジャンパースカートをはいていた。そして、髪はほぼオレンジ色だった。面接官は、50代くらいの堅そうな人。

髪は染めている訳ではなくて、カラー剤が合わないから、毛染めはできないだけ。ほぼ常識というものがなくなってきている私は、服装など考えてもいなかった。

私は、人から見たら、とても派手な、わがままそうなおばさん(婆さんかも)に見えたのかも!?と思ったら、納得がいった。あの質問の数々は、私が他の人とうまくやっていけるのかを探っていたのだ。

私のオレンジ色の髪は、前に働いていた美容室で、新しいカラー剤が入ったから、やってみないかと言われて、それまで一度も毛染めをしたことのない私が、初めてカラー剤というものを試したら、なんと、頭が痒くてたまらず、すぐに流してもらった。一生毛染めができないのか・・・白髪になったらどうする?と思っていた矢先に、その美容室で、ヘナを導入する事になり、試してみたら、それは大丈夫だったから、その時から19年くらいずっとヘナ。ヘナは、天然の草木染みたいなもので、白髪だけその色になるので、若い頃は、黒い部分が多かったから、あまりオレンジは目立たなかった。ところが今となっては、ほとんど白髪なので、ほとんどそれはオレンジ色になって、初めて会う人は、驚くみたい。

先日も、勤務先近くの家の人に挨拶したら、
「いつもおしゃれな色に髪を染めてるんですね」
と言われ、ああ、この人も私を派手な人って思っていたんだ・・と気づく。

好きでこうしている訳ではないことを説明したけど、よく考えたら、目立つなーと。かといって、まだ全部白髪ではないので、胡麻塩頭で過ごす勇気はない。

なるべく優しい人のように見せたいと思っているから、会話するときは笑顔で、道で出会う人にも笑顔で挨拶する。最近やっと、夫にも笑顔で話せるようになってきた、笑、60の声を聞く頃になってから、ようやく夫の優しさに気づいた、愚かな事。

60過ぎて共に暮らす相手とは、いつも穏やかに、笑いのある生活をしたいと思ってきて、それが叶っている現実に感謝✨

読んでいただきありがとうございます✨✨


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