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やりたいことの一つがコレ!!

駐車場に車を止め
歩き出してすぐ、湖の水中の大きな岩が見えた。


写真の真ん中あたり、水の上にあるのが岩


あの岩は水量が多いと現れないので、
今日は水が少ない!と知りトレッキングシューズを履いてきたことが嬉しかった。実は、道中の岩場で水が迫っているところを長靴を履いて水の中を歩いていくのもいいと思いつつ、履き替えるのはやめて歩き出したのだった。


ここは水が多いときは通れない


場合によっては、山の上まで行こうと思っていたことを実行に移す。

湖岸をゴミ拾いしなが歩き、袋がいっぱいになってきたので、途中の木のそばに置いてまた歩くと、25分ほどで神社に着く。


階段を上がり、有漏神社に⛩️参拝後、いつもは降りる坂を上に向かって歩いていくと、標識があり


近江湖の辺の道


広く整備された道が下へと向かっていて、しばらくして去年通った時に見た湖岸の景色が見えて来た。あの時は、水がとても少なくて、神社から上に上がらず、湖岸をずっと歩いてここを通ってその先まで進んだのだった。
あれ?
阿曽津千軒の祠はどこ?去年も祠を見つけることはできず、多分山のもっと中腹にあるのだろうと思っていた。
それで、もう少し山の側を歩いていくと、石垣があって、その向こうにトタンに囲まれたものがあり、近づいてみたら、小さな祠があった。



参拝して、そこからまた上に向かう。
途中で看板あり


この上には、まだ登山を始めたばかりの頃に歩いた近江湖の辺の道があり、そこを賤ヶ岳の方に歩いて有漏神社の向こう側に降りるつもりだった。



やがて落ち葉が積もった、広い道に出た。木漏れ日が優しく、まだ残っている紅葉が綺麗😍林道なのか、車が通れるほどの広さがあった。



小保利小学校の学校林と書いた看板あり。

しばらく行くと、山本山、賤ヶ岳への方向が書いた看板あり。



賤ヶ岳の方へ進み始めたら、向こうから歩いてくる人が!
こんにちは!声をかけると、
「1人ですか、先ほども男性1人の人に出会いましたが、よく1人で来られましたね」
いやいや、あなたも1人じゃないですか、と思いつつ
「賤ヶ岳から来られたんですか?」
と聞くと、なんと、広島から、夜行で余呉駅まで来て、そこから賤ヶ岳に登り、山本山に向かうとの事。
そして、その後、小谷山にも行きたいと言われ、なんとパワフルな人!
「山本山は結構きついですよ、数年前に行きましたけど、行くまでもきつかったし、降りるのも急な道で、大変でした」
「そうですか、途中の城跡へも行きたかったんですが、やめてよかったです」
私同様低山が好きで、滋賀はいい山がたくさんあるから、今日は泊まって、明日は京都の山に行くらしい。余呉駅から歩いてきただけでもすごいのに、まだ小谷山にも行きたいとは、すごい人だ!

私が途中から下に降りると言ったら、大丈夫かと心配してくれたけれど、この辺りはよくわかっていますから大丈夫ですと、本当はスマホの地図を見るつもりなのに、地元民らしいことを答えている自分が笑えた。

また会いましょうなどと、会えるかもわからないのに、挨拶して別れた。

しばらく行くと、少し明るくて、広いところがあったので、お弁当タイム🍱

昨日焼いた米粉パンとりんご🍎
森の小動物や、小鳥のために、少しちぎって地面にばら撒いた
山に入らせてもらってるから、お裾分け

そして、また歩き始め、有漏神社と書いた看板があったけれど、その先は道がなく、通れないようになっていた。



どこから降りるのか?
スマホで地図を見て、もう少し先であるとわかった。


320mなのか

ここは西野山というらしい
さらに進むと
十字路になったところがあり、磯野山城跡まで80分と書いてあり、先ほどの女性はここに行こうと思ってやめたのか。


真っ直ぐではなく左に降りる


その反対側を降りて行ったら、道が続いていた
遠くにびわ湖が見え、湖岸から案外遠いことを知



道は分かりやすかったけれど、落ち葉や小枝が落ちていて、足を取られることがあった。
危ない!
と思った次の瞬間には斜面を腹這いになって滑って落ちていた、どこまで落ちるの?と思ったが、ほんの一瞬だった。くねくねと曲がる道を近道して滑り落ちたようなものだったからホッとして笑えた。助けていただいた。
ありがとうございます!!


落ちたところ


ズボンと、服の前は泥だらけになっていたけど、仕方ない。怪我はなかったし、パンパンとはらって、また下へ向かう。
5分も歩いたか、位置を確認したくてスマホを探したが、入れていたポケットにはなかった・・・あ!!あの時落としたんだ!!
え〜!!また登るのか!?

その時、前にも山で転んでスマホを落としたことを思い出した。あの時は、下まで降りてから気づいたのだった。友達が一緒に戻って探すと言ってくれた。本当に、彼女には感謝して、2人でまた登り始め、転んだ場所付近まで登りつつ、どの辺だったかなぁ、とずっと下を見ながら登って、見つけた時の喜び!!山道なんて、どこも似たようなもので、見つかるのは奇跡だった。

でも今回は気づいたのが早かった、滑り落ちたところだから、その辺りまで登ればいいのだけれど、それさえも記憶が曖昧だった。さほど急な道でもなかったからちょっと落胆しながらも、ま、これも何か意味があるのだと思いつつ、この辺りか、もう少し上か?と思い、ふと見たらあったのだ!!またしても、奇跡だ!!ありがとうございます!!とても嬉しく、足取りも軽く、でもゆっくりと気をつけて降りて行き、湖岸に出た。

ここは、いつも有漏神社参拝の時に見る
近江湖の辺の道と書いた看板のあるところで、少し先に、来る時に拾ったゴミを入れていたゴミ袋を置いていた場所があった。ナイスな場所にゴミを置いていた。


ゴミを持ってまた歩き始めると、前方から犬と女性が歩いてくる。ここは人が滅多に来ない場所だし、湖岸と言っても砂浜ではなく、岩がゴロゴロ歩きにくいし、あの大きな岩がある場所を通ってきたの?と不思議に思う。
「ここで犬の散歩をする人に会うなんて、驚きました」と言うと
「歩いてびわ湖一周をしていて、ここが最後の場所なんです」と言われた。
この人もまた凄い人だ、岩場は小さな犬には渡れないから抱いて通ったと言われ、このまま西野まで行くとのことで、阿曽津千軒も行きたいと言われたので、私は今行ってきたことを告げ、有漏神社から先は、水が多くて通れないから山の上から回る道を教えた。


阿曽津千軒の祠は分かりにくいから、写真も見せて、トタンに囲まれていて、石垣の向こうにあるからと言った。



西野まではこの水量なら多分湖岸を歩けますよ、と去年歩いた事を思い出し話した。

そうして私たちはそれぞれ目的地に向かってまた歩き始めた。

ゴミ袋が重く、もう歩くのが嫌になってきた。3時間以上歩いていたが、ゴールはもうすぐ。

犬の散歩の人に会えたのは、私がスマホを落として、戻っていたからかもしれない、もしそれがなかったら、私はとっくに車に辿り着き、帰ってしまっただろう。私が得たほやほやの情報を彼女に伝えるために。そして上の道で出会った人も私の経験を話すことができた事を思うと嬉しかった。

そうして、駐車場に着いて、一息つく。

山が好き
歩くのが好き
話するのが好き
この辺りの山をもっと歩いて、経験を出会った人に話そう。

私のやりたいことの一つがコレだ!
読んでいただきありがとうございます✨✨

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