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不妊症①治療を決意するまで

今日は判定結果日だった。

なんの?
「ベイビーが体内に宿ったかどうか」の判定や!
ババーン!


結果は陰性。

気持ちの整理のために、進むために、
これから少しずつ書き記していこうかと思う。


つまりはだ。わたしは不妊治療をしている。
約何か月前に検査から通院を始め、今に至る。
30代前半、不妊治療ビギナーだ。


まずは、通院までのことを振り替えりたい。


初めの1-2周期こそテキトーにやったが、そう簡単には行かないことがわかってからは、真面目にタイミングを取り始めた。

自己流でやったこと。

・基礎体温の測定

2-3ヶ月くらいで習慣化できた。が、これが排卵日か!?という日のあとにまた体温が下がったり、寝起きに伸びや寝返りをしてしまったり、ちゃんと測っていてもガタガタだったり。よくわからなすぎた。

山ほど検索した結果、どうやら気温やちょっとのことでも温度差が出るらしい。
なんとなくの二層は確認できたので、排卵はしていそう。あまり深く気にしないことにした。


・葉酸サプリ

出産経験のある友だちがおすすめしてくれていたので、ドラッグストアのディアナチュラを飲み始めた。案外安価。まさかその後一年以上飲み続けることになるとはね。

・アプリ ルナルナ

基礎体温と生理とおりものの記録には、現在進行形でとても役に立っている。ただし、排卵については、ルナルナ先輩の教え方は微妙だった。

先輩は、たぶん、月経周期の平均値か何かで考えて良い日を指導してくれる。その日を夫に共有し、数回タイミングを取ってみていた。

しかし、わたしの月経周期は、正常の範囲内で結構振れ幅がある。後から振り返って「その日とちゃうかったんやん!!」ということが何度もあった。

有料会員にもなってみたが、どうも、一生懸命取った自分の基礎体温などのデータからではなく、他人のビッグデータと照らし合わせて予測しているらしく、自分の体調(おりものとか)と比較してイマイチ噛み合わなかった印象。

わたしたち夫婦は共働きであり、妊活以外の生活をしながら苦労してタイミングを取っていた。
お酒やコーヒー、旅行も我慢していた。
そういう努力が無駄だったとなると、蓄積していくストレスは結構なものだった。

ルナルナ先輩は悪くない。けど、わたしたちには合わなかった。サブスクは終了。


・排卵検査薬 ドゥーテスト

ルナルナ先輩がそんな調子でイマイチ信用ならなかったので、ドゥーテスト君の新規採用を決めた。

彼は、Amazonでは見つからなかった。
ドラッグストアの奥のブース、薬剤師さんがいるコーナーに、居た。
薬剤師さんは勤務時間が短いので、確実に排卵までに手に入るよう工夫が必要だった。近隣の店舗をいくつかチェックしておいて、自分が早く退勤できる日にドラッグストアに飛び込んだ。在庫がないと言われたときは辛かった…。

採用コストはやや高かったものの、ドゥーテスト君が活躍し出すと、妊活のメンタルの負担は目に見えて減った。

疑心暗鬼で取っていたタイミングに、根拠が生まれたこと。基礎体温を測れば測るほど不安が増していた中で、排卵している確信が持てたこと。その排卵と、自覚している体調が連動しているのがわかったこと。効果が高い日を狙ってタイミングが取れるようになったこと。

自信を持って妊活できた。


***


自信を持ってしまった。

ここまでやってるんだから、妊娠できるだろ!

体調が、なんだかいつもと違う気がする!?
この不正出血は、もしや着床出血…!
今度こそ、今度こそ。


数日後、なんだ生理か〜…のサイクルが続く。


仕舞いには、生理がやや遅れて出血が多かった月に「化学流産説」を立ててしまう。


なので、仮説を否定する目的で、その次の周期から3回ほど、こっそり妊娠検査薬でフライング検査をやってみた。癖にならないよう、いつも一回分だけ買うようにした。
案の定、陽性判定をみることはなかった。残念だけど、変に期待する数日間が消えたのは良かった。



そんな四苦八苦のうちに。

会社の同期や同い年の人が、産休に入っていく。


夫に「あなたは一夜頑張るだけなんだから良いよね!」なんて絡みがキツくなって、泣き喚く日が増えた。


真面目に妊活を始めてから11ヶ月が経ち、わたしたち夫婦は、不妊治療を強く意識するようになっていった。


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