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不妊治療記録

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治療経過というより、感情の記録箱です。夫には内緒です。不定期更新。
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#エッセイ

不妊症⑨線が見たい一心で

不妊症⑨線が見たい一心で

妊娠検査薬に出るといわれている、一本の線。排卵時はバチボコに染まるのに、"妊娠"に検査名称が変わった途端に身をお潜めなさる。かれこれ2年近く拝めたことがない。その、短い小さな一本の線が見たいのだ。

この荒野を抜けるための、ただ一つの光明。

人工授精、2回目。

仕事の都合で、陽性となった当日には通院できず、翌日の午前休で向かった。人工授精自体は難なく終了。待ち時間がすごくて、受診から処方受け取

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不妊症④子宮鏡検査と子宮卵管造影は痛い?

不妊症④子宮鏡検査と子宮卵管造影は痛い?

あれからちょこまかと採血を受けた。AMHはだいたい年相応。その他のスクリーニングも特に引っかからず、問題なし。

そして。

子宮鏡検査

どうにかこうにか仕事の都合をつけて向かった。

検査着に着替え、検査台に上がる。

先生がやってきた。
ボールペンの半分くらいの大きさのカメラを入れて、臓器の中を直接見る。そんなに痛みのない検査なので、無麻酔で行うとのこと。

大丈夫、予習はバッチリ。
これま

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不妊症②電話の勇気が出ない

不妊症②電話の勇気が出ない

わたしは今どき珍しい6人きょうだい。
6人を安産した親の子。
姉も、今どきにしては子だくさん。

だから、「わたしは授かれる」という謎の自信があった。

11ヶ月。ゆるく区切れば一年以上。
時間をかけて、それは打ち砕かれていった。

できないことに苦しんでいるのに、できない事実を認められなかった。
認めてしまうのが怖かった。
その後に待っている未知の治療が、恐ろしかった。

でも、夫は違った。

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