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こりさ
2024年8月7日 19:46
妊娠検査薬に出るといわれている、一本の線。排卵時はバチボコに染まるのに、"妊娠"に検査名称が変わった途端に身をお潜めなさる。かれこれ2年近く拝めたことがない。その、短い小さな一本の線が見たいのだ。この荒野を抜けるための、ただ一つの光明。人工授精、2回目。仕事の都合で、陽性となった当日には通院できず、翌日の午前休で向かった。人工授精自体は難なく終了。待ち時間がすごくて、受診から処方受け取
2024年7月19日 18:35
あれからちょこまかと採血を受けた。AMHはだいたい年相応。その他のスクリーニングも特に引っかからず、問題なし。そして。子宮鏡検査どうにかこうにか仕事の都合をつけて向かった。検査着に着替え、検査台に上がる。先生がやってきた。ボールペンの半分くらいの大きさのカメラを入れて、臓器の中を直接見る。そんなに痛みのない検査なので、無麻酔で行うとのこと。大丈夫、予習はバッチリ。これま
2024年7月17日 21:49
わたしは今どき珍しい6人きょうだい。6人を安産した親の子。姉も、今どきにしては子だくさん。だから、「わたしは授かれる」という謎の自信があった。11ヶ月。ゆるく区切れば一年以上。時間をかけて、それは打ち砕かれていった。できないことに苦しんでいるのに、できない事実を認められなかった。認めてしまうのが怖かった。その後に待っている未知の治療が、恐ろしかった。でも、夫は違った。周