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#不妊治療
不妊症#24 移植周期のこと
やっぱり残しておきたくて、書くことにした。
標準のことは一通り書けたと思うので、体験レポートとしては、これで一旦最後のつもり。
うまく行っても行かなくても、有耶無耶な感想や意味不明なオタ記事ばかり書くつもりです!
ミッション1:排卵日を捕捉せよいわゆる自然周期か、ホルモン周期か、好きな方を選べた。選べと言われましても…と思いながら、人工授精の頃の排卵と内膜の5回分の記録とにらめっこして、いける
不妊症#23 ポケモンバトルで学ぶ確率論
不妊治療を始めてから、ずっと確率の世界だ。
自然に授かる確率が何%、人工授精の成功率が何%、累積だと何%、体外受精に進むと、受精率が、胚盤胞発生率が、このグレードの胚の妊娠率は、出産率は……%%パーセントづくしだ!!!
だが、残念なことに、わたしには数学の才能がない。サイコロを二つ振って何の目が出る確率がうんぬんの問題は、人生の宿敵。
いくらドヤ顔で理論しようとも、その目が出るかは運じゃろ。運
不妊症#21 仕事との両立って?誰のため?
不妊治療。一年近く続けると、もう影のよう。離れなくなってしまった。
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本格的に通院しながら働いた上半期も終わり。
人事考課の季節。
面談で、上司らは良い感じの人参をぶら下げてきた。産休希望だから無責任に取れない、とかは思わなくていいよと話してくれた。
こんな半端者にも頑張る環境をくれるんだな、居ていいんだなと、安心感をもらった。
女上司、不妊治療の解像度激低のド正論で責めてきたときは、ど
不妊症#20 アイドリングストップ
不妊にまつわる日記、書こうとして途中の記事が増えている。完成させて投稿したい気持ちもあるのだけど。今、妊活に対するモチベーションが、完全にどこかに隠れてしまった。
休憩、大好きなんですよ。
思えば、センター試験直前の年末が最初の記憶。『SLAM DUNK』を姉が全巻借りてきて、年明けに返すと言うもんだから、正月休み返上で読み切った。
本命の試験前日には、姉の本棚にあった有川浩『キケン』を何とな
不妊症#19 休憩も立派な仕事
最初の記事が2ヶ月前と、note的にはだいぶ駆け足で進捗しました。
実際あなた今どの段階なのよ?となると思うのですが、9月末現在リアルタイムで、凍結胚移植に備えて1周期、卵巣を休めているところです。
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休憩しながら人工授精もありですよと言われて、正直かなり迷ってる間に、夫が「いや、休みます」と決断を下した。わたしは元々休息旅行したいとか言っていたくらいだし、今月は夫が忙しかったから、それで良
不妊症#18 勝った胚盤胞と、笑った者が強いのだ。
以前有名人の方が、独身で卵子凍結済みと発言され、通院先のホームページにもある、社会的卵子凍結。
だけど、卵子だけを凍結することにいかほどの意味があるのか?自分たちの胚培養の結果を聞いたら、たいそう疑問に思ってしまった。
卵子がいっぱいあるかと、受精、胚盤胞まで育って、着床、無事に出産まで至るかは、別問題みたいだ。
その日病院へは夫と二人で。胚培養の結果と、今後の胚移植のスケジュールを聞いて終わり
不妊症#17 初めての採卵、おーわり!
採卵日まで、スケジュールはもちろん、あれこれ出てくる不安を薙ぎ払うのにも忙しかった。
直前の再検査で明らかになったAMHの低下。
採卵2日前になって、張りが減った気がするお腹。
そして、協力と心配はしてくれるけど、いまいち他人事な夫。
どうしようもないことは、事実として受け止める。痛くないのは慣れただけ。自分に言い聞かせる。
夫が他人事なのは勘違いで、むしろ投薬中の不細工な姿を見られたくないだ
不妊症#16 台風と医師と、採卵直前の漫画オタの讃歌
忘れもしない、台風10号サンサン。台風も偏西風とかに翻弄されて生きてる側なんだと、人生30年で初めて知った。
台風と採卵
小学生のとき『夢幻伝説 タカマガハラ』という冒険少女漫画が大好きだった。勾玉を拾ってホル・アクティになりたかったし、須佐之男命の運命に泣いて、太陽を見ては天照大神ありがとうと思ったものだ。
だから、これまで散々、神うるさいとか言ってきたが、天気はさすがに神に祈るしかないと思
不妊症#15 採卵周期のストレスコントロール
採卵周期に入り、通院頻度が増えたのと同時に、所要時間も明らかに伸びてしまった。
んで、まーたこの日も缶詰になってしまった。
3時間半…。いっけなーい、遅刻遅刻!午後から仕事なのに、明らかに間に合わない時間だ。
卵巣過剰刺激症候群予防のため運動しないようにと言われても、走らずにはいられないわ…。
腹が減っては戦ができぬ。
コンビニのパンを引っ掴んで、ポイント付与の権利もかなぐり捨てて会計し、駅の
不妊症#14 にわか雨の上司と、決着の夏
蝉がミンミンと鳴きわめく某日。
5回目の人工授精となった。今回、日取りは自分的にかなりうまく行った。あわよくば精神がじわじわ育っていたが、無視するように、うまく行かなかった記憶をnoteに書き上げては更新した。2週間はあっという間に過ぎた。
結局は、判定前日の昼から、おりものの色が変わり、夜には血が着き始め、もうダメなことがわかってしまった。
翌朝。病院は休診で、今回は自宅で判定。
検査して5
不妊症#13 理解し合えない夫と進むのだ
夫が帰ってきた。大きな手で頭をわしゃわしゃしながら、「大丈夫だよ」と何度も言ってくれた。
男女の温度差
夫は切り替えが早い。ひとしきり慰めたら、もう「次だね!頑張るぞ!」と言い出した。
明るく居てくれるのは、ありがたい。悲しみ合っても仕方がないし。ジェンダー的な男らしさで、強がってる部分もあるのだとも思う。
わかるのだが、自分の落ち込み具合とのギャップに、またひとつ悲しくなる。
これ以上、頑
不妊症#12 じゃない方夫婦になった日
FT術後に授かる夫婦の大半は、4回目までに上手くいくという。期待は、ひときわ強くなった。とはいえ、仕事も今日いきなりバンバン休めない。
んもー空気読んでよ、卵巣ぉ。今回も陽性となった翌日に病院へ。処置は少し痛くて、しばらく出血が続いた。それ以外は、前の繰り返し。
判定は平日だったので、一人で病院へ行った。
気合いを入れて臨んだが、
やはり全くの真っ白の空間が広がっていた。
いつもLHサージ陽性
不妊症#11 費用や制度に思うことと、仕事の話
今は恵まれた時代だなと、つくづく思う。
クリニックには、仲間だろう患者が多くいる。
しかし、仕事や社会に戻れば、治療経験者や、身近にいた人は、まだまだ少数派なんだろう。
手術費用のこと
保険適応の子宮卵管造影とFT手術が、またまた同月だったのは、地味にラッキーだった。実質負担のトータルは10万円いかなかった(※年収を逆算してはいけません)。
通い始めは特に自費の検査も多く、費用がかさんでいたの