![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/134855705/rectangle_large_type_2_9381c2c8c378c5d3798eb8dcadb09916.png?width=1200)
外務省「ハーグ条約の仕組みと親権に関する議論とは全く別のもの」 ―立法事実を欠いた「離婚後共同親権」導入論
3月22日、参議院外交防衛委員会で福山哲郎議員(立憲)が、離婚後共同親権に関連して、ハーグ条約と親権問題について外務省へ質問しました。
外務省は、「ハーグ条約の仕組みと親権に関する議論とは全く別のもの」と明快に答弁。
ハーグ条約に批准しているから離婚後共同親権を導入すべき、との議論がミスリードであることが、国会の場でも確認されました。
なお、国会では、面会交流についても、すでに法務省が「親権とは別問題」と明確に答弁しています。ハーグ条約についての答弁により、「離婚後共同親権」導入は立法事実を欠いていることが、さらに鮮明になってきたと言えます。
(関連記事)
「離婚後共同親権」導入は何のため? 「多様化」というマジックワード
「離婚後共同親権」5つの誤解 ―マスコミの俗説を検証する
【速報】法務省「親権と親子交流は別問題」
福山議員
局長にイエスかノーで答えていただきたいのですけど、さっき僕も申し上げましたが、これは返還援助申請を受けている外務省窓口になってやったり、面会交流援助を受けて対応したりする業務であって、親権を決めたり、親権のあり方を議論する条約ではありませんよね?
外務省領事局長
そもそもこのハーグ条約ですが、子の監護権・親権をどちらの親が持つのか、子がどちらの親と暮らすのか等、子の監護に関する事項について決定することを目的とはしておりません。
この条約は、監護に関する事項について決定するための手続きは、子が慣れ親しんできた生活環境がある国で行われるのがその子にとって最善であるという考え方に立ちまして、あくまでもその子を、子がもともと居住していた国に戻すための手続き等について定めるものでございます。従いまして、ご指摘の通り、ハーグ条約の仕組みと単独親権か共同親権かといった親権に関する議論とは全く別のものでございます。
以上、福山哲郎議員の投稿、七緒さんのnote、ちょっと待って共同親権の投稿などを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
追加です。今日の外交防衛委員会では、ハーグ条約についても質疑をしました。政権時、私はハーグ条約の締結と国内実施機関の整備に関わりました。現在、日本は外務省領事局・ハーグ条約室を中心に対応しており、国際的には評価の高い運用をして頂いています。…
— 福山哲郎・立憲民主党 (@fuku_tetsu) March 22, 2024
皆さま、今日はお伝えしたいことがあります。こちらの動画をご覧ください。外交防衛委員会で外務省が明言してくださいました!
— ちょっと待って共同親権 (@chottomatte_ks) March 23, 2024
⚠️「ハーグ条約と共同親権はなんの関係もない」(3月22日付外交防衛委員会、56分くらいから)https://t.co/0cBmBXBPng#共同親権を廃案に #STOP共同親権 #拡散希望
いいなと思ったら応援しよう!
![ありしん@共同親権反対です](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94847051/profile_98561e3571b66a465a616639fb28968d.jpg?width=600&crop=1:1,smart)