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【検証】共同親権運動に悪用された『えんとつ町のプペル』 ―番組は「捏造」されたのか??―

(注:この記事は、3月21日時点の情報に基づき書かれたものです。続報とあわせてご確認ください。)

オーストラリアのテレビ局が、面会できない親子を密かにプペルバスの内部で引き合わせていると取り上げた事件の続報その2です。

オザキルミ氏は「番組(60Minutes Australia)が音声を切り取って別の動画をはめ込んで捏造した」と説明しています。
しかし、この主張には、3つの疑問があります。

〔疑問1〕子どもを「隠し撮り」‼ 「プペルバス裏物語」
〔疑問2〕オーストラリアの番組は捏造したのか??
〔疑問3〕なぜ、放映直後に「捏造」と主張しなかったのか?


〔疑問1〕子どもを「隠し撮り」‼ 「プペルバス裏物語」

2021年2月の「プペルバス光る絵本展in愛知」の様子が、共同親権運動団体・副代表のつむぎまどか氏のFacebookで報告されています。

「主催のるみさんは愛溢れる想いを密かに抱いていたんです。
 そして起きる2つの奇跡。」

つむぎまどか氏 Facebook(2021年2月25日)

「60 Minutes Australia」で紹介されていた場面とよく似ているのではないでしょうか?
「奇跡1」の動画については、「詳細は諸事情あって内緒」「撮影はコッソリ」と書かれています。

つむぎまどか氏の投稿について、オザキルミ氏は西野亮廣さんのVoicyへのコメントで以下のように説明しています。

まどかさんの投稿に関してはクリスマスに絵本を送った事で起きた奇跡です。バスは全く別物で愛知の方々と催した物で有り、普段の活動とは関係有りません。当時はコロナ禍で消毒など行っていてボランティアの方もその様な事は無かったとご存知だと思います。

Voicyコメント Rumi Ozaki 2023年3月21日

プペルバスとは別の話だったとしても、子どもの「盗撮」ために『えんとつ町のプペル』を利用した、ということには変わりないのではないでしょうか?

なお、つむぎまどか氏は、共同親権運動団体「子育て改革のための共同親権プロジェクト」の副代表です。
この運動団体は、DVシェルターの場所をYouTubeで晒す事件を引き起こした団体として知られています。

〔疑問2〕オーストラリアの番組は捏造したのか??

問題の番組について、オザキルミ氏は、Voicyのコメント欄で以下のように説明しています。

バスを悪用して違法行為を行った事実は一切有りません。
(略)
別の日に二日間4時間近く絵本の話や全く別の話をした事が編集されてあの様になった事を放映されるまで知らず、番組とお話し中です。

Voicyコメント Rumi Ozaki 2023年3月21日

また、Voicyの番組よれば、オザキルミ氏は、西野さんサイドへ以下のように説明したとされています(プペルバス続報)

オザキルミさんがインタビューで番組スタッフに語ったのは、えんとつ町のプペルのストーリーだったそうです。遠くに行ってしまった父親が違う姿になって息子の前に現れたというゴミ人間と煙突掃除屋の物語です。
それをですね、この「60Minutes Australia」という番組が音声を切り取って、その音声に全く別の動画画像をはめ込んで、「接近禁止命令が出ている親が子どもに会っている」っていう物語を捏造したって、(オザキルミさんは)言うんですよ。

【プペルバス続報】西野亮廣さん「決して許される行為ではない」 
―オザキルミ氏は「捏造」と主張

では、問題の映像を見てみましょう。
素人目には、音声・動画・口の動きはぴったり合っているように思えます。
(再生こちら https://youtu.be/3iI1Tnbg0HQ?t=1033

オザキルミ氏の発言
Father is crying inside the costume, but the kids dosen't know but only like a five minutes and say bye-bye, but he could hold the son and the daughter.

The bizarre Japanese law that makes kidnapping legal | 60 Minutes Australia

番組としては、このシーンがなくても十分に成立したはずです。
そもそも「60Minutes Australia」がリスクを冒し、手間暇をかけてまで「捏造」する動機があるのでしょうか? ?

〔疑問3〕なぜ、放映直後に「捏造」と主張しなかったのか?

このシーンが、「60Minutes Australia」による捏造だとするならば、なぜ、オザキルミ氏は放映後に「捏造」との主張を明らかにしなかったのでしょうか?
『えんとつ町のプペル』の関係者が訴訟前の事実確認のためにコンタクトをとるまで、オザキルミ氏からの説明はありませんでした。
(また、オザキルミ氏と思われるアカウントが、同番組について肯定的にツイートしていたとの情報もあります)

オザキルミ氏はプペルバス内で違法活動をしていたのか?
それとも、「60Minutes Australia」による捏造行為なのか?
いずれにしても、共同親権運動が『えんとつ町のプペル』を悪用したことには変わりなく、多くの人たちを傷つける行為です。引き続き、事実が明らかになるよう注視していきます。


【資料】オザキルミ氏コメント

「接近禁止命令」の抜け道として悪用された話

Voicyコメント Rumi Ozaki 2023年3月21日


【資料】つむぎまどか氏Facebookより

つむぎ まどか - ☆愛知最高!プペルバス裏物語☆      「プペルバス光る絵本展in愛知」が23日に終了。 ... | Facebook

つむぎまどか氏Facebook(2021年2月25日)
つむぎまどか氏Facebook(2021年2月25日)
つむぎまどか氏Facebook(2021年2月25日)
つむぎまどか氏Facebook(2021年2月25日)

【資料】西野 亮廣さんブログ

「接近禁止命令」の抜け道として悪用された話 

西野 亮廣さんブログ(2023年3月21日)
西野 亮廣さんブログ(2023年3月21日)

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