「お金がお金を呼ぶ」は本当か?
よく世間では、「お金がお金を呼ぶ」という言説を耳にしたりする。
だが、「お金がお金を呼ぶ」という言説に限っては、あり得ない。
事実、逆に、「お金が無ければお金を生み出せない」というのでは、何一つお金を生み出せないだろう。
それに、「お金があっても、お金を生み出せない人たち」は世界中に大勢いる。
事実として、「宝くじの高額当選者は、当選後から数年以内に自己破産する確率・自殺する確率が、普通の一般人の自己破産する確率・自殺する確率と比べて、何倍にも跳ね上がる」というアメリカの統計があるが、彼ら(彼女ら)こそが、まさに、「お金があっても、お金を生み出せない人たち」どころか、逆に、「お金があっても、貧困に突き落とされた人たち」ではないだろうか?
「お金が生み出せないのは、お金が無いからだ」というのが、もし事実ならば、なぜ、宝くじの高額当選者たちが、逆に貧困に突き落とされる羽目に陥っているのだろうか?
つまり、「お金を生み出せること」と、「お金があること」は、決して、リンクしていないし、ましてや、イコールでもないのだ。
では何が、「お金を生み出せるか」と「お金を生み出せないか」を、きめてしまうのだろうか?
それは、「「価値」を市場に提供できるか・できないかにかかっている」と思う。
人間は「価値」があると思ったものにお金を支払う。
だからこそ、「価値」を市場に提供することで、その対価として、人間は、お金を受け取るのだ。
今回はここまで。