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2024年下半期おすすめ音楽!

今年も残すところ1週間となりました…
毎年この時期になると今年を振り返り始めて来年取り組みたいことを整理するんだけと、音楽や映画も一緒に振り返るのが習慣です!!

上半期のおすすめはすでにnoteに更新しましたが、本日は下半期のおすすめアルバムを紹介していきます✌︎

▼ 2024年:下半期おすすめALBUM編(順不同)

・Ezra Collective ー Dance,No One’s Watching

ジャズは堅物だと私の偏見が覆ったのはUKジャスのおかげ◎すっかりここ3〜4年でジャズはソウルと同様に1番聴く音楽になりました。

Ezra Collectiveはジャズにアフロビート・レゲエ・ヒップホップ・ソウルをシームレスに融合するロンドンの5人組バンド。前作“Where I‘m Meant To Be“では英国の名誉あるマーキュリープライズ賞を獲得し、アメリカではなくロンドンジャズが認められた記念すべき出来事になりました!

今作"Dance,No One's Watching"に込められた想いは『誰も見ていない自由に生きろ』。前作のendingから繋がるintroに始まりInterludeを多く含んだ、流れをとても意識して作られたアルバムなので通しでじっくり聴きたい旨みの強い一枚。
個人的に一番好きな女性シンガーのOlivia Deanがfeat.で参加しているのも嬉しい♡

様々な要素を含んだ作品なのでぜひ実際に体感して、ルーツを辿るのも楽しくておすすめです!(ここでは語り出すと長くなりすぎるので…笑)


・Jordan Rakei ー The Loop

ニュージーランド生まれブリスベンで育ちで
現在はロンドンを拠点に活動するマルチインストゥルメンタリスト、ボーカリスト、プロデューサー。

ソウルやジャズ・エレクトロを独自の感性でブレンドしたサウンドが高い評価を獲得しています。(別名義Dan Kyeとしても作品をリリースしている)

21歳で自主制作の『Live at Recording Oasis』『Franklin’s Room』のEPを発表。その後FKJやTom Mischと共同制作を行ったり、Disclosureのアルバム『Caracal』に参加収録した「Masterpiece」がグラミー賞にノミネートされたり、ハイエイタスカイヨーテのツアー同行・'20年にはコンピレーションアルバム『Blue Note Re:imagined』への参加など各方面で話題となる実力派!

そんな彼が、今年5月に最新アルバム『The Loop』をリリースしました。

「希望」がコンセプトの今作は、自身の私生活における変化(父親になること)が反映された内容となっている。『The Loop』は、妻に捧げたラブソング「Flowers」を含む全13曲を収録。これまでのミニマルな演奏とは違った大胆なオーケストラアレンジやいつも以上に感情がこもったヴォーカルがとても印象的!生ドラムからストリングスが重なったりととにかく今回壮大なサウンドです◎

これまでの人生に対する一つの集大成みたいなものと次のチャプターが開かれた感じがした新たな魅力いっぱいの作品だと感じました!

「今回は、僕がなぜ音楽を好きになったかについて立ち返りたいと思ったんだ。そして好きなミュージシャン達の音楽を聴き返していることに気づいて、自分のヴォーカルを真ん中に据えたレコードが作りたいと思った。アルバムのタイトルは、子どもでいること、子どもを持つこと、自身のインナーチャイルドを認識すること、といった人生のサイクルを意味している。僕らは終わりのない人生のサイクルを生きているし、その脆さを自分の歌詞の中で探求してみたかったんだ」と作品について語る。

11月には来日決定を果たし、大阪公演に行きましたが今後デジタルで聴くには物足りない程別体験に良い生音を聴いて更に好きになりました◎


・Samm Henshaw ー For Someone Somewhere Who Isn’t Us

ここ4年ほどしつこくおすすめしているアーティスト!

イギリス出身でロンドンを拠点に活動する歌手、ソングライター、レコーディングプロデューサーです。
父親が牧師を務めていた教会で楽器演奏とゴスペルを学んだ背景を持ちます。

私は'18年”Broke”という楽曲で彼に出会い、
ソウルフルな歌声と強めのビートにキャッチーな音で鮮烈な印象を受けてから今日までずっと大好きなアーティストです。

”Church”ではトヨタ自動車のCMに起用され、
'22年9月の初来日公演は大好評に幕を閉じ、今年の11月に今作で2度目の来日公演を果たし国内外問わずファンを獲得し活躍の場を広げています。

今作は2年ぶりとなる待望のミニアルバム!!

このプロジェクトは去年の始めにLAに移り混乱し疲弊していた闘争の中、ある日読んだディボーショナルに書いてあった一言に動かされて始まった。

期待のないこの新しい時代を受け入れた彼は
『起きる全てに感謝し、楽しみ、まだ自分は出来ると自分自身に証す為に必要な経験だと考えている。このプロジェクトは僕にとってレッスンの様なものだ』と言葉をのこし"他でもなくあなたの物語や人生が重要であり、視点が重要"だと伝える。

今までにあった弾んだ強めのビートは控えめで、いつもより暗くてメローで彼のボーカルが前に出て活かされたアルバムに感じました!

11月の来日の際は大阪公演を観に行ったけど、グルーヴのあるソウルフルな声を生で聴けて心底幸せでした。
デジタルだと音の厚みが足りないから、やっぱり生で観れて良かったアーティストの1人です!!

まだ知らない方もぜひこの機会に彼の作品を聴いてみて下さい!

もうどの曲も甲乙つけ難いほど好きです♡


・MONONEON ー QUILTED STEREO

1990年生まれテネシー州メンフィスを拠点に活動するベーシスト。
4歳の時にベーシストとして有名な父から、bassを貰った事を機に独学で弾き始める。名門バークリー音楽大学を経てLAのMusicians Instituteに編入。

2013年頃にはMONONEONを名乗りYouTubeで演奏動画のアップを開始し、'15年にPrinceのハウスバンド"4 Paisley Park After Dark Jam Sessions"に参加。Princeが生前最期に仕事を共にしたミュージシャンの1人として有名な話です。'20年にはNasのグラミー受賞作『King’s Disease』に参加し、その他Ne-Yo、Mac Miller、Jacob Collier、Bootsy Collins、JD Beckなど多くの名だたるアーティストとコラボや共同制作を果たし、Marcus Miller・Bootsy Collins・Red Hot Chili PeppersのFreeなど著名なベーシストからの絶賛も多く注目を集めています。

カラフルで個性溢れるファッションのアイコニックなキャラクターだけでなく、高度な独自の演奏技術で人々を魅了!

上下逆で高音をサム、低音をプルで奏でる高速スラップやピッキング・微分音を操る彼の音には個性や弾力とグルーブ感があって一度聴くと耳が虜になって他では物足りなくなってしまいますw

今作は豪華ゲストにGeorge ClintonやMavis Staplesを迎え、先行シングル"Church of Your Heart"や"Quilted! "を含む全9曲を収録。
ファンクからソウルなど幅広い音楽が楽しめる、2024年至上1番踊れるグルービーな内容です。

どうしても熱が入っておりますが、日本の卸を手伝いたいくらい自分も欲しくて良い作品だと解釈していただければ◎決して商業的ではなく純粋なおすすめです。

デジタル音源より絶対に厚みが感じられるレコードや生演奏を体感して欲しいアーティストです!


・Tyler,The Creator ー CHROMAKOPIA

急にNoidのシングルが公開されたな〜て思ったら、しれっとアルバムも公開して。
レコード購入しようとしたら、時すでに遅し…。

さて、今作はこれまでの挑発的な感じとは違い今年33歳になって自分自身を告白している曲が多いように思います!!
子供の頃に母親に言われたたくさんの戯言を詰め込んだアルバムになっているんだとか。アルバムコンセプトは、大きなカリフォルニアで育った経験・子供の頃に母から学んだ人生の教訓に触発され成長するにつれて理解し感謝するようになった事だと明かす。

このコンセプトが関係するのかは分からないけど、それあってか全体を通して母親の存在が感じられる。しかもアルバムのナレーションは母親のボニータが担当しているそう!!

ヒップホップやジャズ・ソウルを融合したサウンドと、毎回どこかで聞いたことがある音をサンプリングしているから答え合わせが楽しい◎

毎度ジャケットインパクトあるし、彼の作品は世界観がしっかりあるからステージもすごいんだろうな〜ツアースケジュール公開されたけど生憎日本はリスト外。

また来てくれると嬉しいな〜


・Tems ー Born in the Wild

彼女はnoteで初めて紹介するアーティスト!

彼女は1995年に生まれた、ナイジェリアのシンガー・ソングライター・プロデューサー。

‘22年にはマーベル映画のブラックパンサーのサントラとして、ボブマーリーの“No Women No Cry”をカバー。また同映画のサントラとしてRihannaの“Lift Me Up“で共同作詞しバックコーラスも務めている。

他にはBeyoncéやDrakeの楽曲に起用されたり、今年の4月にはCoachellaにも出演を果たしました。

そして、今作がそんな彼女のデビューアルバム。急速に駆け上がるスターダムとその苦労やプレッシャー・どう乗り越えてきたか・母からの激励の言葉が詰まったイントロから始まるところが個人的にとても好きです◎

R&B/ヒップホップをベースにアフロビーツやアフロポップを融合した音と彼女の強くてしなやかな歌声が合わさってすごく良いです♡

内省や葛藤・野心など彼女の感情の機微がアルバムを通してよく描かれているので、ただ作品を受け取るよりそういったバックグラウンドも知るとより作品が身近に感じられると思います!!

個人的には、特にBurning・Love Me Jejeは良く聞いてるよ♩


・Clairo ー Charm

アトランタ出身のSSW、Clairoの通算3作目となるアルバム。

10代の頃にYouTubeがきっかけで急激に注目を浴び精神的に不安定になり、ニューヨーク郊外に移住し古いレコードや愛犬に囲まれ落ち着きを取り戻したそう。

60〜70年代のソウル・ジャズを彷彿とさせるどこか懐かしさのあるヴィンテージなサウンドと、より肩の力が抜けたヴォーカルが体温を感じるような暖かみがあってよりオーガニックなサウンドに仕上がっています。

これまでの自身の内省的な歌詞とは違って、今作では人との繋がり・そこから生まれる様々な感情を繊細に詩にした彼女の大人な変化も見どころかな♩

このアルバムは私の中で流行に左右されない、クラシックな一枚になったと思います。
秋や冬・夜などの霞んだ景色がよく似合う作品です。リラックスしたい時にもぜひ!!こわばった身体を内側からじんわりと解きほぐしてくれるような、体感温度の上がる音楽ですよ〜◎


・Sekoya ー Shuna

2021年後半にグラスゴーで結成されたトリオ。
メンバーはルーク(ピアノ)・ギャビン(ドラム)・サイモン(コントラバス)で彼らは
エディンバラ・ネーピア大学で一緒に音楽を学んでいる時に知り合い10年来の友人。‘21年後半のコロナ明け、彼らはプロ音楽家として仕事がなく困難な時期であった。 ミュージシャンとしてのキャリアを築く中で、自己表現と自分への正直さに対する考えが再び彼らを呼び戻した。ただ一緒に演奏することが好きだった彼らは何の期待もせずセッションすることで意図せずこのデビューアルバムが完成した。‘22年11月にはテネシー州のCourt Square Recordingsと契約し、グラスゴーの通りにちなんで名付けられたデビュー・アルバム「Shuna」が完成した。

アルバムアートワークは、メンフィスにあるミシシッピ川のほとりで撮ったバンド写真に山と月を模した禅アート風の書を組み合わせたもの。 メンバーのルーク(ピアノ)は禅僧であり、シンプルさ、正直さ、今この瞬間というコンセプトは彼らにとってとても重要である。 これらの価値観は、他のバンドメンバーやビデオグラファー・サウンドエンジニアの価値観とも全員一致して制作された。

またシカゴ出身のプロのビデオグラファー兼写真家である友人のデイヴィッド・ヘイゲンが10日間バンドと一緒に過ごし、作曲とレコーディングの全過程を記録した長編ドキュメンタリー映画『Imperfect Suits Us Better』が11月にYoutubeにて公開された。

3人のメンバー全員が作曲に平等に貢献し、個人のソロよりも力強いグループ・ダイナミックの創造を好みます。

このアルバムは禅僧の考え方からくるコンセプトに加え、書のアートやタイトルにも日本語があったりとなんだか親近感が湧くアルバムで、、それに音が優しくて温もりがあってでもしなやかな強さを感じる!!

季節も時間も問わずどんなタイミングでも聴きたくなります。
私の中では、頭の中のノイズを消して自分自身に集中できる音楽◎

一つの映画を見たような気分になるアルバムで、聴き終わる頃には呼吸が深く整って身体が軽くなるの!嘘じゃないよ笑←

まだ全然知られていないアーティストだけどすごく良いのでぜひ聴いてみてね♩
気になる方は今後Bandcampにてレコードの販売も始まるとアーティスト自らの情報なので要チェックです!!


・Loop Diary ー Music for Joshua Tree

NYのジャズ/ダブ・トリオChimp Beamsのメンバーとしても活躍してきたブルックリン拠点のビートメイカー/プロデューサー/DJのMarihito Ayabeによるソロ・プロジェクト。

‘22年2月に訪れたジョシュアツリー国立公園(米カリフォルニア)をテーマに制作されたこの作品は、この公園の1日を音で表現した一つの映画を見たような作品になっている。

神秘的でスペイシーでとても浮遊感のあるメランコリックでアンビエントな作品です。電子音やアコースティック音にダブがミックスされた心地よく奥行きのある繊細なサウンドは、自然と情景が浮かび上がってくるような不思議な体験に引き込まれます。

より精神世界に直結する様な音で、アルバムを聞いた後には瞑想したような感覚に落ちます!!なんだろう、、呼吸が整って身体が軽くなって、自分自身に集中できて、頭がスッキリした感じ!!

嘘でしょ!て思う方ぜひ騙された感覚で聞いてみてください。
きっとこの手の音楽は、好きで自ら探す人以外は紹介されないと手に取ることがまず無いと思うので◎


・Olivia Dean ー Live At Eventim Apollo

これまでしつこいくらいにお勧めしてきた女性ソウルシンガーのOlivia Dean。
彼女はデビュー当時から聴いていて、なんなら正式なデビュー前にルディメンタルとコラボした時から聴いていました。

その彼女が今年8月にデビューアルバムの“Messy”を引っ提げて初来日しサマソニと単独公演を成功させた。

最初はフェス参加かと落ち込んでいた私に飛び込んだ単独公演の朗報は、昨日の事のように鮮明な記憶で焼きついています。

ここまで大きくなった彼女の成長や、会場の予想だにしない歓迎ムードと盛り上がり、今までの私の人生でいろんな感情と共にしてきた音楽を生で聴ける喜びといろんな感情が合わさってめちゃくちゃ泣いたライブでした。

それに、彼女の伝えようとするエネルギーとバンドメンバーをいっぱい連れてきてその場でしか味わえないアレンジやミュージシャンの見せ場がちゃんと構築されたショーとして完成度の高い良いものを見せて貰いました♡

皆で一緒に作り上げている感じがすごくあったな〰︎◎

音源は海外公演のものだけど、あの臨場感と感動をなん度も味わえるこのアルバムは私にとって特別です!!(思い出してまたうるうるしています…)

こちらのレコードも買えるので気になる方は以下からぜひご購入ください!私も予約注文したので、届くのが楽しみ^ ^✌︎


いかがでしたか?皆さんと同じアルバムがあったかな〜?
本当に辛い厳選をして絞りました、、まだまだ良い作品はもちろんたくさんたくさんありました◎シングルも含めてもっと紹介したい曲やアーティストは尽きないけどキリがないのでこの辺で。

日々のおすすめはインスタグラムのストーリーやThreadsでアーカイブしてるのでぜひそちらをチェックしてね♩

さて、今年も本当に良い作品にたくさん出逢った幸せな一年でした⭐︎
2025年もリリースが予定されている楽しみな作品が今からたくさんです◎
またもし余裕があれば共有しますね✌︎

今年一年noteを読んでくださった方々本当にありがとうございました。
プレイリストやSpotifyアカウントのフォロワーも公開するごとに少しづつ増えていっててすごく励みになっています。

皆さんの生活に素敵な音楽が溢れて、豊かな生活が送れますように!!
素敵な年末年始をお過ごしください(^ ^)有難うございました♡

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