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感謝 ランタン谷再奥のゲストハウス

標高3800mにあるキャンジゴンパのゲストハウスに泊まった。ランタン谷に長年通い詰めている日本人と彼のクライミングパートナー他ゲストハウスオーナー家族と夕食を共にし、初日を終えた。翌日は周辺の高峰を臨むピークに登る。標高差1200m、高度4985mあり、酸素が薄く呼吸がつらく登るのに時間が掛かりすぎた。沢山の人々が登っていたが、自分が最後に下山。日没過ぎの下山を想定して、ランプ、防寒着、食料は持っていたが、想定以上に寒くグローブをした指は感覚が無くなりかけていた。日本の山で何度か似たような経験をしているので、大事には至らないと思いながら順調に下る。日没が過ぎてヘッドランプで最後の難所を超えた時に、街の方向からランプが見えて僕の名前を呼ぶ声が聞こえた。帰りが遅いのを心配して、昨晩、飲食を共にしたガイドが探しに来てくれていたのだ。自力で帰還できると思っていたが、大いに励まされ純粋に感謝の気持ちが湧いてきた。

ゲストハウスに無事に帰還し、冷えた体を温めながら談笑の時を過ごす。あくまで謙虚な姿勢の彼、ガイドに感謝の念を覚えながら、人生の意味に思いを巡らす時をすごしました。
*写真左端の毛皮の帽子の人が山岳ガイド氏

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