涸沢カールを滑る
槍沢から下り涸沢キャンプ場を目指したが、時間的に横尾キャンプ場にてテント泊。橋下流側は結構な賑わいで30張り程度。5/1朝5時にキャンプ場を出発。涸沢キャンプ場まで3時間半掛かる。キャンプ場は華やかな雰囲気とともに大勢の人で賑わい。また、涸沢ヒュッテ売店では生ビール、おでん、カレーなど居酒屋的に飲食可能。正面には涸沢カールと奥穂高岳、右手に北穂沢から北穂高岳。
さて、涸沢カールを登り始める。時間は9時近くで今から登り始める人は少なく、多くはすでに上部のザイテングラード付近から白出コル付近に見えている。3時間くらいで登れると踏んだが、上部の急斜面で足が止まり4時間半掛かってコルにある奥穂山荘前着。時間はすでに13時となっている。疲れた足で壁のように見える奥穂への登りはまずいと判断し、反対側の涸沢岳を往復する。涸沢岳も3110mの高さがあり立派な山で、頂上から北穂、滝谷方面を眺めて満足。
奥穂山荘前に戻り、15時滑降スタート。カール上部は傾斜キツく、日射で腐った雪も深い。更に登下降の足跡で凸凹ひどく難渋してターンできず。中盤の斜面までなんとか下り、やっと快適なターンを描くことができた。涸沢キャンプ場まで下り30分。
日暮れ前にキャンプ場に戻りたいので、休憩なしでとにかく下る。17時半に横尾キャンプ場到着。山荘まで登り8時間、下り2時間半。登りのしんどさを今日も感じてしまった。