爪がないと出来ない、幼稚園準備辛かった 爪と孤独とわたし
爪が剥がれ出したのは3月。ちょうど娘の幼稚園入園準備の時で苦手な手芸をする機会が多かったのです。
今こんなに毎日刺繍をしてるけど(こぎん刺しに夢中)、実は、一番苦手なことは?と聞かれたら迷わず「手芸」!!と答えていたほど苦手なものでした。
幼稚園で使う袋などは、ミシンが上手な母のお友達にお願いして。
タオルにループをつけたり、仕上がった袋に名前のワッペンをつけたり、細々としたお裁縫はわたしがやりました。結構たくさん準備するものがあって、大変だったなぁ。
爪がないと針を持つだけで指が痛い
親指の爪はわりと早いうちに剥がれてしまっていました。実はお裁縫の時って特に親指の指先に力が入らないと難しいのです。ループタオルを3枚、他に袋類に名前付けなど、今思えばちょちょっと出来てしまう量でしたが、ループタオル1枚作るだけで指が痛い痛い…。
ひと針ひと針、渾身の力を込めて泣きながら作りました。
その時は、「お裁縫ってこんなに力いる?!めっちゃ大変だよー」って感じていたけど、爪がないから力が入らないからだってまだ氣付いていなかったんですよね。
爪が剥がれていると、指先にしっかり力を入れて細かい作業をすることが難しいんです。本当に!さらに指先が凄まじく乾燥します…
(爪って偉大!!!!!)
その時のことがすごく印象に残っていて、わたしは一生針仕事はしたくない!!!!!!と思っていたのですが(笑)
今、毎日指してます。まさかこんなことになるなんて本当に不思議。
「あー爪が普通にあるって最高。こうやってこぎん刺しも出来る!!うふふ^ ^」
指が痛い…と密かに泣きながら縫ったあの日があったからこそ、今の幸せがあるなぁと感じずにはいられない毎日です。
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