本来の良さを大切にした器
祖父母が伝統工芸の窯元という環境に生まれ育ち
陶器が生活に当たり前に溢れていた幼少期。
納品のたびに倉庫に終われる使える食器たち。
「もったいない。」
最初はここで止まっていた。
物心がついた頃から納品に廃棄は付き物だと考えが根付いていたけど、大人になってから気づいた。
なぜ使えるものを廃棄する?
面白い釉薬の色なのに。
すごく変わった色なのに。
ほくろ?人間と同じでは?
陶器の楽しみ、本当の良さを文化が消してしまっている。
大量生産、薄利多売、、、安くて便利。
だけど陶器の性質は真逆であるはず。
オンリーワン、芸術でもある作品。
いつの間にこのジレンマに陥っているのだろう。
全く同じものなんて作れないのに。
陶器の根本の良さをもっと色んな方たちに知ってもらいたい。
倉庫に終われている行き場の無くした作品を使ってもらいたい。
もうおじいちゃんとおばあちゃんが嘆く姿は見たくない。
陶器の本当の楽しみを知ってもらう、
窯元のジレンマから抜け出す、
生産者も消費者も、
みんなが喜ぶioriプロジェクト
やっとはじまります。
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