M型ライカでナゾに中望遠にハマる
レンジファインダー機といえば「寄れない」カメラなわけですが、レンジファインダーが好きなくせに、どうしても被写体にグッと寄りたくなってしまうので、最近中望遠レンズにハマってしまっております。
新しく出たばかりのフォクトレンダー Ultron 75mm f1.9というのが、写りも使い心地もレンズの見た目もバッチリ好み。現代的でコクのある写真が撮れるけれど、「電子補正やっときました!」みたいなカリカリすぎる写真にならないところが素晴らしい。ライカだな〜と思います。
そんなこんなで75mmで味をしめた私が、次に手を出しましたのは、90mmのレンズです。今度は1930年代の古〜いレンズです。
エルマーの90mm F4。
付けた時の、ヘンテコなバランスにむしろワクワクしてしまう!
F4はじまりというのが、やや気にはなったのですが、90mmはどうせお外用なので、日中使うなら問題ないかなと。最近私は他のレンズでも、けっこうF4とかF8に絞って使ってることも多いのです。
現代のUltronに比べると、やっぱりオールドっぽく柔らかな雰囲気で撮れますね。ピント合わせは難しいかと思ったけれど、そうでもなかった。外すことも多いけれど、ま、そこは所詮M型なんで。
さすがに最短撮影距離は多分1メートルくらいなんだけれども、こんな風に撮れれればやっぱり嬉しい。
いや〜なんでこんなに中望遠が楽しく感じるのか、自分でもよくわからない。少し前までは「40mmこそすべて!」くらいに思っていたのに。50mmでさえ狭く感じていたのに。
でもこれで、35、40、50、75、90mmとレンズは揃ったので、ホクホクしております。