やるなぁ、Summar。
L39スクリューマウントのエルマー5cm f3.5のレンズを求めて、銀座と新宿のお店を巡りました。銀座も新宿も、そこそこお店が近くにかたまって存在してくれていて嬉しい。とはいえ、結構な運動にはなりましたが。
L39マウントにしたかったのは、バルナックライカIIIaにもM型ライカM10-Pにも使用したかったからです。マウントアダプターを使えば、L39でも問題ないから。…と思っていた最初は。
それで、カメラ屋さんで試し撮りがしやすいように、L39マウントのSummar 50mm F2を、アダプターを噛ませてM10-Pに装着して出かけていきました。
Summarは前玉が柔らかいから、拭き傷多めのものが多いらしく、ふわっと煙ったような作例写真をよく見かけるけれど、私のは運良くかなりピカピカ。Summarも、絞ればけっこうシャキッとした写りにもなって良いのだ。銀座と新宿で何枚かスナップしたから載せておこうと思います。
どうです。なかなかシャキッといい感じに写りますでしょ。
色味はちょこっと、RAW現像でいじってますけれど。でもちょっとです。
交差点の先のカブみたいに、ぼやっと写る感じもまた良くて、というか、こういう古いレンズはぼやっとピントが失敗しても、あまり「失敗した!」「やっちまった!」っていう気分にならず気楽にいられるのも良いです。
結局、7店もお店を巡ったけれど、品揃え的にも価格帯的にも状態的にも、そして何より神対応の接客的にも、新宿の北村写真機店さんが圧倒的でござんした。
北村さんでお迎えしたのは、L39マウントのエルマーではなく、Mマウントのエルマーになりました!
というのは、Lエルマーは、無限遠固定のレバーが、マウントアダプターに干渉してしまい、ピント合わせをしているつもりが、ぐるぐるとレンズ自体のスクリューを回してしまい、下手するとレンズ落下、という恐怖の事態に陥ることがわかったのです!それと、そのレバー干渉により、取り付けも結構難儀でした…
というわけで、無事、Mエルマー50mm F3.5の状態がとてもいいものを入手できたので、ライカの基本のキと言ってもよいこのレンズでスナップするのも楽しみです♪