
同じことの繰り返しって感じてしまう仕事かもしれないけど。
こんにちは!
8月からワーキングホリデーでオーストラリアに来ています。
最近の頭の中はワーホリが終わった後の仕事の事で大部分を占めています。
前職のIT業界に戻るのか、それとも今のホスピタリティ業界にとどまるのか、はたまた学生時代専攻していた教育に従事するのか。
自分の適性とにらめっこしながらどこでどういった仕事をしたいのかを考えています。
私は根っからの飽き性です。しかし好奇心が旺盛というわけでもない、中途半端な興味の持ち主です。学生時代は音楽の中高の教員免許に加え、英語の免許、社会教育主事に必要な授業も取りました。司書や小学校免許、副専攻で心理学も取りたかったのですが、時間割があわず断念しました。さまざまな授業を取っていく中で自分の興味がどんどん変わっていくことを感じました。音楽の授業を受ければ音楽に従事したいと思うし、幼児教育の授業を受ければ幼児教育もいいなと思う。どの分野にもどこか引っかかるものがあるのです。
しかし、興味を持つことと、それが継続できることは異なります。
卒業後の進路を定めていく中で、私は教育の道に進むことはせず就職活動をし、散々たる結果の中1社だけ内定を出してくださったIT企業に入社しました。新しい分野が学べることにわくわくした反面、数年続けていると自分のやっていることに飽きが来てしまいました。毎日同じ業務の繰り返しをしているうちに、だんだんと適当にこなしてしまっている自分がいるのです。何もできなかった入社当初からすると、適当にこなせるようになるまでになったというのは大きな成長ですが、会社、ビジネス、そして自分自信にとっては不都合です。
「なぜ料理人は料理が上手いのか」という質問に対し、「毎日同じ料理を作るから」という回答がありました。もしかしたらここに本質があるのかもしれません。仕事を通して毎日同じことを繰り返し、自分をブラッシュアップしていく。それがプロフェッショナルになるための方法だと。
そうなると、案外仕事は毎日同じことの繰り返しであるべきものなのかもと思えてきます。もちろん毎日変化球はやってきますが、それでもやることの軸は変わりません。変化球はさらにプロフェッショナルに近づくための試練です。
今はウェイトレスとして勤務をしています。毎日の接客は同じことの繰り返しですが、お客様から自分が知らないことを聞かれたり、背景がつかめない要求がくることもあります。そういった小さな変化球にしっかり対応することで、さらにプロフェッショナルに近づくことができる、と考えています。
これらを考えると、自分が飽き性と言っているうちはプロフェッショナルになれないなと感じました。飽きやすい人こそ変化球を大切にしないと、自分も成長しないし、仕事が同じことの繰り返しと思ってしまうのでしょう。
実際、私もその一人なので、もっともっと「いつもの仕事」の中にある小さな変化に目を向けるように心がけようと思います。