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オーストラリアの健康に対する意識② サワードウブレッド

こんにちは!
この8月からワーキングホリデーでオーストラリアに来ています。

最近はオーストラリアの食や健康に対する意識に興味があり、様々な角度から情報収集をしています。

今朝は勤務先の同僚が勧めてくれた、街で一番おいしいというパン屋さんに行きました。このお店ではサワードウブレッドを中心に扱っています。
このお店に限らず、オーストラリアではサワードウブレッドを扱うベーカリーやカフェが多くあります。

サワードウブレッドでは、通常のパン作りで使用されるイーストを使わず、代わりにサワー種というものを使用します。サワードウブレッドは少し酸味があることが特徴です。また、食感はパンの外側がカリカリ(噛むのも大変なほどに!)な反面、内側はとてももちもちしています。

サワードウブレッドは健康に良いパンと言われています。
たとえば、パンをつくる過程で必ずと言って良いほど必要なプロセス「発酵」はブドウ糖をエネルギーに行われます。サワードウブレッドは発酵の過程でブドウ糖を多く必要とするため、パンが焼き上がった頃にはブドウ糖があまり残らず、他のパンと比べて糖質が低いです。

また、サワードウブレッドはグルテンフリー食材ではないですが、サワー種が作られる過程でグルテンが分解されるため、グルテンが比較的少ない食品です。そのため消化にも良いです。

オーストラリアでは、以前からサワードウブレッドが定着していますが、コロナ禍で人気に拍車がかかったとのことです。日本でもStay homeが呼びかけられたことにより、お菓子作り、パン作りがブームとなり小麦粉が一時品薄になったのと同じく、オーストラリアでもパン作りの材料が品薄になりました。中でもイーストが手に入らなかったため、イーストではなくサワー種を使用するサワーブレッドに注目が集まったということです。サワー種はライ麦と水だけで時間をかけて作ります。だんだんと成長するサワー種に対し愛着が湧き、名前をつける人もいるのだとか。

健康に関する意識が高まっているオーストラリアでは、食事に関して糖質やグルテンの制限をしている人もいます。コロナとともに生きる選択をしたことにより巣ごもり生活を終え、以前の生活が戻っていますが、健康に良いサワードウブレッドへの注目度は引き続き高く、多くのお店で作られています。こういったところからもオーストラリアでの食への姿勢が垣間見れたような気がします。

オーストラリアの食シリーズ、まだまだ興味深いことがたくさんあります。もっともっと多くの情報を集めていけたらなと思います。

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