占いオタク×歴女のArisaが『STAR INNOVATION』を読んだ感想
どうも。Arisaです。
強烈に気になって読んだ本が、ちょうどプレゼント企画もやっていたので、感想シェアします!
ただの自分語りになってしまった感が否めないですが…。
何気にアイキャッチも初めてCanvaで作成して、気合入れまくりです。
(アイコンの変な生き物は、やぎ座です。Arisaは太陽星座も月星座もやぎ座なのです)
★なぜ読んだのか?
私は占いオタクなので(笑)、占い系Youtubeをよくウォッチしています。最近は西洋占星術にドはまりして、自分のホロスコープを作って眺めて解釈をググったりしています。Youtube眺めていたら、著者のやなかえつこ先生を知り、『STAR INNOVATION』を知りました。
「STAR INNOVATIONって何!?」と反射的にピンと来て、書店で見つからなかったのでAmazonで電子書籍を購入。お風呂で一気読み。
これは家宝になる!孫にも読ませたい!!(まだ子供すらもいないのに…)と思って書店再度探して購入。購入してからプレゼント企画がある事を知りました。(本当ですw)
ちなみに、電子書籍・紙の本両方購入したのはこの本が初めてです。
★本書のおすすめポイント
おススメポイントがありすぎるのですが、特に特徴的なのは、著者のやなかえつこ先生が、四柱推命も西洋占星術もメインで取り入れ、両方の良さを知っている方ということです。
西洋占星術に対して四柱推命は東洋の占術と言われており、両方とも生年月日から占うものです。両方の占術の見方を知っているからこそ、西洋占星術の土台にある考え方で、大事なのにどの本にも載っていないようなことがわかりやすく書かれ、なおかつ論理性が伴っているというか、なんだか頭にスッと入ってきました。
私は四柱推命もかじったことがあるので、今度は是非やなかえつこ先生の四柱推命本を読んでみたい…。
「風の時代」に入ったのだから、「風の時代」っぽいことをしなきゃ…。
みんなこう思っていると思います。私もそうでした。
はやる気持ちに、あわてないでくださいとストップをかけてくれます。まさしく私も、風の時代疲れを起こしていた張本人で、太陽も月もやぎ座(地星座で、「地」は前の時代)で、時代遅れってこと?と不安になっていた所でした。
みんなが不安に思い、そわそわしている事を丁寧に解説し、落ち着きを取り戻してくれる感じがしました。
物事の本質を突きながらも、堅苦しくなく、西洋占星術に普段触れていない方でも理解しやすい内容で、サクサク読み進められると思います。
もちろん、西洋占星術を勉強したい・勉強中の方にもおススメです。
後、本のデザイン・装丁も好みでした。
水の力強さと、夜空の群青の中の煌めきの感じが美しかったです(青が大好き&元印刷営業の血が疼く…)
★歴史考察の魅力
約200年ごとに、火→地→風→水の時代へと移り変わっているそうです。
そして、本書でも解説がありますが、キリスト教の広がり方や、日本仏教の広がり方、はたまた、近代史の起こり、産業の発展等々、火→地→風→水の順番で見事に発展しており、この流れに沿って説明できるのです。
この法則は、「風の時代」がもてはやされた昨年2020年半ばに知り、解釈のブログも沢山読んだのですが、本書の解説が一番わかりやすい思いました。
「火」で発展し、「地」で定着し、「風」で拡散し、「水」で破壊と創造が起きる。これを読み込むと次の時代を先読みできそうです。なんだか怖くもあります。。
この理論を元に歴史の勉強をし直したら最強なんじゃないかと思っています…!
★無理に「風の時代」の人になろうとしなくていい
「風の時代病」に警鐘を鳴らしています。今まで築いた地の時代を無視して、風の時代にいきなり移行しようとしたり、フリーランスや起業など、風の時代っぽい働き方に憧れを持ちすぎてしまったり、個性を出そうと無理をしたり、他人と必死につながろうとしたり…。
「自分らしさ」を殺した時点で、風の時代は私たちに逆風をもたらしてしまいそうです。ぴゅーっと吹き飛ばされそうです。
フリーランスの時代と言われつつ、私は安定志向なので(やぎ座なのでw)、正社員×週末副業の道でしばらく行こうかなと思っています。平日は正社員しつつ、Twitterやったり、note書いたり、週末で何かできることはないかと模索しています。
数か月前に、副業一生懸命やろうとしましたが、辞めました。忙しかったのもありますが、本当に好きなジャンルでないと自分のためにならないので…。月〇円稼ぐという目標を立てましたが、何するのかを完全に見失い、風の時代に焦っているだけの人になってしまっていました。
数字で燃える人はそれでいいと思うのですが、営業やっていた時も、数字に追われるのは嫌だったはず…。嫌いなことだったのについやってしまった。
縁あって占いのセールスレターを書いた時は本当に楽しかったです(また占い…w)。毎月何文字、何円、というより、本業で得られない充実感を求めてゆるく頑張る感じで行きたいと思っています。これがやぎ座的風の時代なのかなあ…。
★前回の地→風の時代から、現代の風の時代を読み解く(本書を読んだ上でダラダラ考察)
2020年年末に、200年続いた地の時代から、風の時代へ移り変わりました。
2020年始めにパンデミックが起き、未だ続いているのが記憶に新しいと思います。
この地→風の時代の移り変わり、前回は平安→鎌倉時代に切り替わった時に当たるのだとか…。
超個人的な話ですが、実は私、大学で日本文学を専攻していました。なんと平安後期→鎌倉・室町時代をやっていました。(日本文学の時代区分で言うと中世になります)
この時代到来のために、わざわざ大学の専攻で中世を選んだのかしら…。(勉強熱心ではなかったけど 笑)
中世の魅力って、平安時代の栄華を懐かしんで引きずりながら、個が確立するところかなあと思います。そして、中世を学ぶだけで、幅広い時代にアクセスできる所が魅力だと思っています。
武士の時代になっても貴族は相変わらずいたし(ただし平安時代に比べて貧乏…泣)、武士も地位が高くなればお坊ちゃまのような英才教育を受けていたわけだし。
かと思えば、『方丈記』を書いた鴨長明がいて、元々京都の超絶お坊ちゃまで何不自由なく暮らしていたけど、お父さんが死んでからみんながちやほやしなくなって、へそが曲がり、隠遁し、こんな狭い家でも自分は十分だもん!足るを知る…境地にたどり着いちゃったり…。
方丈記は当時の都の天災について取材しているエッセイでもあるので、2011年の時に再評価され、「今の時代とオーバーラップする」などとキャッチコピーされたこともあった。内容は、都で続く天災・飢饉を取材しつつ、富を築いていても亡くなれば同じと結論付け、無常を感じ悟る、私はミニマリストだから幸せ。そんな感じ。
方丈記が書かれたのは風の時代に入ったばかりのころみたいだから、方丈記の内容が本当にみんなの心の中に染みわたって、社会で理解されるまでもう少しかかるって感じなのかな。
となると、前回の風の時代では、地の時代の主役だった貴族(公家と名前が変わるけど)の肩身が狭くなるから、今回の地の時代に幅を利かせていた大企業や、高度経済成長期に恩恵を受けた人、その子孫(政治家もそうなのかなあ)、とかの力が弱まって、新しいヒーローが誕生するのかなあ。
(Youtuberがそれにあたるとも書いてある)
そういえば、日本の中心が京都から鎌倉(関東)に変わったけど、そんなことが今回も起こるのかなあ…。国ではなく、知事の底力みたいのも見えてきたような。
歴史考察、もっとやってみたい!
◆水の時代を先取りして生きるということ(本書を読んだ上でダラダラ考察)
地の時代の成功者の例として、スティーブジョブズが紹介されています。
彼は地の時代を生きながら風の時代を先取りして成功したといわれています。
彼の発明品のipodが、音楽をカセットなど形あるものから外で聞ける形のないものに変え、「音楽は家で聞くもの」から解放した。
となると、風の時代も、その次の時代の水の時代の特徴を取り入れ、先取りしておくといいのだとか。
水の時代って、去年大河ドラマでやっていた光秀の時代だよね。家康も出てたから水の時代でもかなり末期だと思うけど。(江戸時代から火の時代!)
かなり不安定な時代だったけど、大名たちは私利私欲だけではなく、世を平らかにしたいという集合意識があったんじゃないかな~と思う。描かれ方とか、敵同士でみんな遠くにいるけど、どこかがつながっているような、神秘的な感じがした。その一つになった思いが、ある意味で狂信的で、破壊と再生を生み出し、江戸の火の時代に至ると…。
また歴史の考察になってしまった…。
風の時代は個の時代でどんどん拡散していくけど、水の時代は個と全体が一体となる時代で、雨降って次固まる的に、風の時代に広まりきったものがストップしてまぜこぜになって、破壊と再生つまり、対立と収束を繰り返していくそうな(デザイン思考のプロセスに似てると思ったのは私だけ?)。そして新しいものが出来上がる。
本書にも書かれていた、吉田兼好のように水の時代を先取りして、人々の内面を言語化した人がいたように、全体を見渡しながら人々の思いを動かしていけるリーダーが生まれるのではとも思った。
一つの事だけができる職人たち、一人一人の個性を理解しながら、全体をオーケストレーションしていけるのが真のリーダーなのかも…。
そう考えると今の社会のままではダメなような気がする…。
専門生が細分化されすぎて、学問の世界でも文理横断で広く理解している人でさえ、探すのも難しいと思う。
池上彰さんのような、難しい事をわかりやすく伝える専門家が沢山でてくるといいなあ。そういえば彼のスタンスは風の時代的。
報道というとっつきにくい世界を庶民に広め、届ける役割を持っている。
もっとみんなが世に起こっているいいこと悪いことの議論が深まると水の時代的になっていくのかもとも思いました。
★まとめ
地の時代から風の時代に移ったばかりの今、なぜ水の時代の力を借りるといいのかを書き忘れましたが(是非本で読んでください 笑)、時代が変わっても私たちは地続きで生きているのだから変に自分を変えようとせず、というのも真理だし、時代が変わったのだから、今まで通用しなかった方法に再チャレンジするのも良しだし、まずは自分を知ろう! というのが正しいのかもと思いました。
とっちらかってしまいましたが、歴史の考察はまた勉強しなおして書いてみたいなあと思いました。。
ではでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?