盲ろう者の田畑さんとなにかの本を作ろうと思っている件 その16
更新、あいだがあいてすみません。
予告したように五月から手話講座がスタートしたのですが、初心者向けでない経験者だらけのところだったので、ぽかーんとしています。ベテラン受講者さんから、初心者向けから始めた方がいいとアドバイスをいただきました。ですよね。でも今年はコロナの影響で、昨年受講予定で延期のために一年待っていた方のみが対象で、今年は新規募集をしてなかったんですよ。一年なにもしないで待つより、はやく手話を始めたかったので、別の曜日で開催されていた手話経験5年以内人向けの講座に入ってみたわけです。ぽかーん。
さて。
以前、田畑さんがヨガをやってみたいといっていた(正確にはLINEに書いていた)ので、ネットで探してみたのです。
盲ろう者の方にヨガを教えてくださる方っているの?
そうしたら、いらしたんですよ!! デフ (Deaf)ヨガの先生が。
ボディーボーダーでもある、登坂由美恵先生。↓
わたしはスポーツ嫌いなので、田畑さんと知り合わなかったら、こういうかたがいらっしゃることを知ることもなかった。
田畑さんがヨガをしてみたいと思っていることは少し前から聞いていたのです。わたしはヨガ経験ないですが、ピラティスのスタジオに二年間通ったことがあったので、やるなら通いやすさが大事だなと思ったんです。
それで、話を聞いたときに、ヨガスタジオはあちこちにあるので、近所で探してみるといいですよ。でも女性向けのところが多いですよ。ぐらいの返事をしていました。やりたいなら、じぶんで探したら、的な。
でもそれって、盲ろう者の方にとって、情報を取得することがどれだけ大変なことかわかってなかったんです。
ネットをやってたり、学生に授業をしていたりすると、それくらいググれよとか、人に聞く前に自分で調べなさいよと思うことはある。自分で探せる人は探さないことを怠慢と決めつけてしまいがち。
探すスキルって、ちがう。スキルだけじゃない。
もし探し方を知らないのだったら、探し方を教える必要がある。(障害関係なく、検索が下手な人っているよね)
けど。
探し方を知っていたとしても、探すこと自体がとても大変だったり、困難な人がいるのだった……。
見つけたとしても、それを読むことにも盲ろうの人は時間がかかるわけで……。
というわけで、少し反省しました。
少しですみません。
なんで「少し」なのかというと、「情報の保障」を、だれがやるのかということがあるからです。
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