本棚:『55歳からのハローライフ』
もし、タイトルが「25歳からのハローライフ」とか「35歳からのハローライフ」だったら、手に取らなかったかもしれません。絶妙なお年頃といいますか、私にとってはまだ少し先だけれど、きっとこの頃にも、なんだかんだと迷っているんだろうなと思います。
20代のように、人生やり直せるぐらいの時間、気力、体力の余裕はないわけで。それでも、この先このままでいいんだろうか…と思っていそうな気がします。じゃあ、今はどうかというと、中身は違うかもしれませんが、同じようにモヤモヤはあるわけで。
でも、10年後の自分から見たら、今の私は十分若くて、もっといろいろチャレンジしてみればいいのに、と思いそうな気もします。人生をやり直したいかというと、正直、もう一度やり直すのはしんどいなと思うわけで、何か大きな出来事がなくとも、ちょっと目線を変えるだけで、いつもの景色が違って見えてくるかもしれないな、とも思います。
早期退職後、わけあって再就職しようとする男性が出てきますが、なかなかうまくいきません。
「会社行きたくない~!」と思う日もありますが、会社の看板があるからこそ今の仕事ができているわけで、会社の一歩外へ出たら、私は何ができるだろう?というのは、よく考えます。「一緒に仕事がしたい」と思ってもらえるような人になりたいですが、会社の外で、そもそも私はどんな仕事ができるんだ?と。