本棚:『コンビニ兄弟3』
九州だけに展開するコンビニチェーン「テンダネス」。テンダネス門司港こがね村店の店長は魔性のフェロモンの持ち主で、彼の兄妹もまた人を惹きつける力が強く…。
前作の終りで気になっていた魔性の女の正体が分かって、すっきりしました。でも、今度は、その彼女と彼の行く末が気になります。
裏表紙に「大人だって、悩んでいい。」と書いてあるのですけど、もういい歳した大人ですけど、悩みはつきません。子どもの頃は、大人になったら迷うことなんてなくて、なんでも一人でできると思っていましたけど、現実は違いました。20代や30代初めぐらいまでは、できることが増えてきて嬉しい感じがありましたが、今はできなくなることが増えていくのが怖い…。
そういえば、30代半ばぐらいの頃、自分の記憶力があてにならないと実感したときは、そこそこショックでした。その後は、忘れる前提で、適切なタイミングで思い出させる仕組みづくりが大事だなと考え方を変えました。そこからは少し落ち着いたと思っていたのですが、最近、うっかりすることが増えたなと。だいたい家事に関することなので、それほど支障はないのですが、笑い飛ばすほど楽天的には考えられなくて。
でも、できないことを数えるよりも、できることを数えるようにしよう。きっと、新たにできるようになったこともあるはずだし!